27日に京都でVRイベント「HISTORICA×VR 2018」開催 新 清士氏やGOROman氏の特別講演も
KYOTO V-REX実行委員会は、10月27日に京都文化博物館にて、VRイベント「HISTORICA×VR 2018」を開催することを発表した。
HISTORICA×VR は、歴史をテーマにした映画祭「京都ヒストリカ国際映画祭」との連動企画として、京都のVRイベントを開催するKYOTO V-REX実行委員会が参画し、共同で昨年から開催している。
2回目となる今回は、PANORAで試遊レポートも掲載しているVR剣戟アクションRPG「ソード・オブ・ガルガンチュア」を制作するよむネコの代表取締役・新 清士氏や、VRアニメ制作ツールAniCastなどを手掛けるエクシヴィの代表取締役・「GOROman」こと近藤 義仁氏らによるセミナーを予定。
また、グランディングの開発する「スペースチャンネル5 VRあらかた★ダンシングショー」や上記の「ソード・オブ・ガルガンチュア」などをプレイできるVR体験展示ブースも設置予定である。
参加費は無料。なお、セミナー参加のみは事前申込が必要となる。セミナー参加の申し込みは、イベント公式HPから行える。セミナー内容及びVR体験展示ブースの設置コンテンツは以下の通り。詳細については、イベント公式HPを参照してほしい。
セミナー内容
特別講演①「VRによる剣劇とそこから生まれるニュー・エキスペリエンス」~VR専用新作RPG「ガルガンチュア」制作秘話~
▲新 清士氏
VRの最前線で開発が進む代表的な作品のひとつ、よむネコによるVR専用新作RPG「ソード・オブ・ガルガンチュア」。東京、北米でブースが出展されるなか関西での初講演となる。歴史創作物の要となる「剣劇」のVR化について、本講演で明かされる。
時間:13:00~14:15
登壇者:新 清士 氏(株式会社よむねこ代表取締役・株式会社Tokyo VR Startup 取締役)
特別講演②「VR技術で興すアニメ制作革命-Vチューバーに留まらない「AniCast」の制作フローとその具体例」
▲左から近藤氏、室橋氏、荒木氏
「VRの伝道師」と言われるGOROmanこと近藤 義仁氏が率いるXVI Incは2018年、バーチャルYouTuberをリアルタイムに動かすためのコア技術となるAniCastで、VR界隈に大きく注目された。しかしこの技術はVTuberのリアルタイムアクティングのためのものではなく、アニメ制作に新たな革命を起こすべく生み出された技術。
VRデバイスなどを用いて一体、如何にアニメ制作を行うのか? 本講演はこれらに対する疑問について答えるべく、荒木 ゆい氏がモデレーターとなり、近藤氏とAnicast開発のビジュアルディレクター「MuRo」こと、室橋 雅人氏が解説する。
時間:14:30〜16:00
登壇者:
・近藤 義仁 氏(株式会社エクシヴィ 代表取締役)
・室橋 雅人 氏(株式会社エクシヴィ ビジュアルディレクター)
・荒木 ゆい 氏(株式会社エクシヴィ グローバルビジネスディベロップメントマネージャー)
クロージング
細井 浩一 氏(立命館大学映像学部教授・立命館大学アート・リサーチセンター長・ITコンソーシアムクロスメディア部会長)
時間:16:00~16:10
VR体験展示ブース 出展コンテンツ
時間:11:00〜17:30(各企業ブースにてVR体験が可能。)
・クラウドクリエイティブスタジオ
※準備中
・グランディング
「スペースチャンネル 5 VR あらかた★ダンシングショー」
「スペースチャンネル 5」は、セガ(現・セガゲームス)より、あらかた18年前に米国をはじめ欧州などでも発売され、現地でもGame Developers Choice Awards – Original Game Character of the Year 2000など複数の受賞歴もある、ダンスと音楽を題材にした名作ゲーム。
今回のHISTORICA×VRでは、先日TGSで公開されたPSVRバージョンを体験可能。
(C)SEGA ©Grounding Inc.
・Skeleton Crew Studio
VR宇宙体験「スペースミュージアムDIONE」
ロケット発射場を有する町「肝付町」が中心となった「VRスペースミュージアム」プロジェクト・VR空間で通常では体験することのできない「光の速さ」「宇宙の広さ」「宇宙遊泳」といったコンテンツを体験できる。かわいいガイドロボット「VIVI(ビビ)」にも注目。
・よむネコ
「ソード・オブ・ガルガンチュア(SWORDS OF GARGANTUA)」
剣戟をテーマにした、VR専用の4人協力プレイのアクションRPG。現実の戦いを感じさせるような剣戟、協力プレイで実現するマルチプレイならではの面白さ、巨大な敵のガルガンチュアとの対決など、これまでのゲーム機では体験できなかった「VRならではの体験」にこだわって開発を進めている。
・立命館大学
立命館大学映像学部09ゼミx中村ゼミx松竹京都撮影所アクションホラーVR「Invisible』」
松竹京都撮影所の歴史劇用セットや大小様々なプロップをフル実装したVRコンテンツが誕生。退魔師として、悪霊となった忍者の蔓延る屋敷を解放せよ!
開催概要
開催名称:HISTORICA×VR 2018
開催日時:10月27日(土)11:00〜17:30
セミナー定員:80人(先着順・定員に達し次第受付終了)
参加費:無料(セミナーのみ事前申込要)
場所:京都文化博物館(別館〒604-8183 京都市中京区三条高倉 京都府京都文化博物館)
・地下鉄 烏丸御池駅下車【5】番出口から徒歩3分
・阪急 烏丸駅下車【16】番出口から徒歩7分
・京阪 三条駅下車【6】番出口から徒歩15分
・市バス 堺町御池下車 徒歩2分
主催:
ITコンソーシアム京都(クロスメディア部会)
KYOTO V-REX実行委員会
京都ヒストリカ国際映画祭実行委員会
立命館大学ゲーム研究センター(RCGS)
京都クロスメディア推進戦略拠点
京都府
公益財団法人京都産業21
京都次世代ものづくり産業雇用創出プロジェクト推進評議会
共催:
IGDA関西
協賛:
TSUKUMO
(TEXT by 高橋佑司)
●関連リンク
・HISTORICA×VR 2018 イベントページ