ゲーム開発会社StarBreezeとPC・スマホ大手のエイサー、「STAR VR」の合弁に同意
15日、「PAYDAY」シリーズで知られるゲーム開発会社のStarBreezeと台湾の大手PC・スマートフォンメーカーのエイサーはStarBreezeが開発するVR HMD「STAR VR」の企画・製造・マーケティング・販売を行う合弁会社を設立することに同意したと発表した。今後、両社の取締役会の承認を経て会社を設立する予定。
「Star VR」はStarBreezeが開発中のVR HMDで、2枚の2560×1440ドットディスプレイを使用、視野角270度を実現した“5K HMD”として売り込んでいる。2015年6月に開催されたE3 2015で発表し、PC向けVRソリューションの一角に食い込んだ(レポート記事)。今後はプロフェッショナルユースや、VR ZONEのようなロケーションエンターテイメントに向けた販売体制を整えていく模様。また、同社はロサンゼルス近郊にStar VRを使用したロケーションエンターテイメント施設の開設をすでに発表している。
Star VR対応ソフトはE3で発表・展示された「Overkill’s The Walking Dead」のほか、カンヌ映画祭においてVR映画「Cockatoo Spitz」をプレミア公開している他、映画会社“LIONSGATE”が製作する「JOHN WICK」のVRゲーム化に着手しており、コンテンツの確保も着実に行っている。今後の展開も期待できそうだ。