CyberV、アズマリムのTwitter発言を謝罪　本人も「改めてアズマリムらしく生きていくことができるようになった」

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CyberVは12日、バーチャルYouTuber（VTuber）「アズマリム」（アズリム）ちゃんが8日未明にTwitterに投稿した発言について、同社が彼女の活動を支援していることを初めて明かした上で、「ファンの皆様、協業他社様、関係者様、同業他社様にご心配、ご迷惑をお掛けいたしました事を深くお詫び申し上げます」と謝罪した。また、同時にアズリムちゃんも自身のYouTubeチャンネルに経緯説明と謝罪の動画を投稿している。

 
アズリムちゃんは今年3月からYouTubeへの投稿をスタートし、奇想天外で全力なキャラクター性や、なめらかな全身の動きなどで初期から注目を集めていたVTuberだ。「おつおつおー」の気さくな挨拶や、視聴者を「センパイ」と呼ぶ距離の近さなどに惹かれてファンが集まり、YouTubeのチャンネル登録者数は約16万人、ユーザーローカルが提供する「バーチャルYouTuberランキング」でも15位と上位に食い込む人気を誇る。

6月と9月にはeスポーツイベント「RAGE」に出演していた。同じ9月にはオンラインくじを発売したり、畑亜貴さん、まふまふさん、田中秀和さんという豪華チームによるオリジナル楽曲「人類みなセンパイ！」の制作を発表。11月1日にはその楽曲の配信がiTunes Storeなどで始まり、「ニコニコ超パーティー2018」に出演するなど、今まさに活動の場を広げていた最中だった。

そうした中で8日未明、元となった下記発言がTwitterに投稿されて、ほかのVTuberやファンに波紋が広がり、彼女を心配する声が寄せられていた。

 
この発言をあとにして沈黙していた4日間に話し合いが行われて、本日12日、CyberV・アズリムちゃん双方からの声明発表となった。原因としては、CyberV側は「今後の活動などの話し合いを行うなかで、本人の意向を尊重できていなかったこと」としており、「これまで通りアズマ リムとして活動を継続することで互いに合意をいたしました。他組織への移動や転生は一切行われません」と宣言している。

アズリムちゃん自身も動画にて「今回のことがきっかけで、改めてアズリムが目指していきたい部分をアズリムも、ママ含めたCyberVのセンパイたちも全員が納得いくまで話し合うことができ、改めてアズマリムらしく生きていくことができるようになりました」と経緯を話している。

以下、彼女が動画で語った内容の書き起こしとなる。

 
●全文書き起こし

この度は11月8日午前1時半頃に、アズリムのTwitterから発進した内容についてたくさんのセンパイ方や関係するみなさんをおさわがせしてしまい本当にごめんなさい。

アズリムが想像していたよりもずっとずっとたくさんの反響があり、本当にたくさんの皆様にご心配、ご迷惑をおかけいたしました。なのでちゃんとアズリムの口から正しい情報をお伝えしたくて、ママに相談して動画を撮ることにしました。

株式会社CyberVさんから発表があった通り、アズリムは2018年5月よりCyberVさんに活動支援を行なっていただいております。今回のことがきっかけで、改めてアズリムが目指していきたい部分をアズリムも、ママ含めたCyberVのセンパイたちも全員が納得いくまで話し合うことができ、改めてアズマリムらしく生きていくことができるようになりました。

正直なところ、もうダメなんだと思って行動しました。でも、そういうことをしてしまったアズリムにママを含めたCyberVのセンパイたちがたくさんの時間を割いてくれたり、向き合ってくれたことに本当に感謝しています。

最後にアズリムの発言がきっかけでネットとかで名前が上がってしまっている方々は、この件には全く関係がありません。巻き込んでしまって、本当に、本当に、申し訳ありません。

これからも引き続き、アズリムとしてたくさんのセンパイたちに喜んでもらえるように一生懸命活動していきます。これからもどうかよろしくお願いいたします。

 
 
Twitterで議論や憶測が巻き起こっていたこの件については、いったん決着がついたと言えるだろう。VTuberの存在自体を考えるきっかけとしては、下記の記事が参考になるかもしれない。

 
 
（TEXT by Minoru Hirota）

 
●関連リンク
・アズマリム（Twitter）
・アズマリム（YouTube）
・ニュースリリース
・CyberV

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