サイバーエージェント、ライブ配信者が休憩中に広告を流せる「PFX LIVE」開発 放送前後のCM機能も予定
サイバーエージェントのアドテクスタジオは12月5日、運営するSSP「CA ProFit-X」において、ライブ配信サービスのマネタイズに特化した「PFX LIVE」を開発したことを発表した。
近年、世界的にライブ配信市場は成長を遂げており、EC(インターネットなどのネットワークを利用した電子的な商取引)の新しい形である、ライブコマースやゲーム実況サービスといったライブ配信機能を利用したサービスメディアが続々と立ち上がっている。
しかし、ライブ配信サービスのマネタイズはライブ視聴者の課金に依存しており、ユーザー体験を損なわない形での安定した収益源となる広告掲載の実現が課題となっていた。
このような背景のもと、同社ではライブ配信サービスを運営している事業者の収益拡大を図る広告配信サービスとして、ライブ配信サービスのマネタイズに特化した「PFX LIVE」を立ち上げたとのこと。
「PFX LIVE」では、リスナーのユーザー体験に配慮した様々な広告配信機能やライブ配信者への広告収益の還元が可能なレポート、サポート機能を提供するとしている。
今回、広告配信機能の第一弾として提供開始する「Pause roll(ポーズロール)」は、ライブ配信者が配信を一時的に中断するタイミングでリスナーに対して広告配信を実施。
広告配信をライバーが意図した任意のタイミングで行うことで、リスナーの高い広告視聴が期待できるほか、ユーザー体験を損なわないような広告配信の実現が可能となるとのこと。
▲Pause roll イメージ
また今後は、ライブ配信の中断タイミングでの広告配信に加え、ライブ配信開始前の広告配信機能「Pre roll(プレロール)」やライブ配信終了後の広告配信機能「Post roll(ポストロール)」の提供を予定している。
「CA ProFit-X」では、ライブ配信サービスのマネタイズに特化した「PFX LIVE」によりライブ配信サービスに寄り添った機能を提供することで、ライブ配信市場の成長に貢献していくとしている。
(TEXT by 高橋佑司)
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