DNP、エクシヴィと共同でバーチャルキャラを遠隔操作して接客できるサービスを開発
大日本印刷(DNP)とエクシヴィは共同で、バーチャルキャラクターが小売店舗や商業施設などで、接客やデモンストレーションを行うサービスのプロトタイプを開発したことを発表した。
本サービスは、VR技術でバーチャルキャラクターとそれを操作する人の動きを同期させ、オフィスや自宅などの遠隔地からキャラクターを操作。店舗等のディスプレイに表示し、商品紹介などの接客やデモンストレーションを行うもの。
バーチャルキャラクターによる接客・デモンストレーションを通じて、ECサイトなどよりも商品の特徴や魅力を効果的に伝えることができる。
また、遠隔でバーチャルキャラクターを操作するため、在宅勤務者等を含め、接客を行う販売員を比較的容易に確保でき、複数の施設や店舗で接客サービスを提供することも可能となる。
▲システムのイメージ
店頭のディスプレイには、DNPが開発した透明スクリーンを使用し、明るい場所でも空中に鮮やかな映像が浮かび上がるような演出を行い、より臨場感のあるサービスが体験できるとのこと。
さらにDNPのクリエイター共創サービス「FUN’S PROJECT」と連動することで、今後、クリエイターとバーチャルキャラクターを作りたい企業のニーズをマッチングし、より導入しやすくなるよう、本サービスの付加価値を高めていくとしている。
なお本サービスは、3月5日~8日に東京ビッグサイトで開催している「リテールテックJAPAN2019」のDNPブースにて展示も行っている。
今後DNPでは、小売業界や日用品・食品メーカーなどと共同で店舗での検証、マーケティング調査を行い、2019年春にサービスを開始する予定としている。
(文 高橋佑司/編集 花茂未来)
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