株式会社エム・ソフト
株式会社エム・ソフトは、株式会社大林組と共同で開発した地形と土量を簡単に測量できるアプリ「スマホdeサーベイ」のAR版を、2019年10月15日から一般向けに販売を開始しました。
株式会社エム・ソフト(本社:東京都台東区、社長:飯田昌宏)は、株式会社大林組(本社:東京都港区、社長:蓮輪賢治)と共同で開発した地形と土量を簡単に測量できるアプリ「スマホdeサーベイ」(1)のAR版を、2019年10月15日から一般向けに販売を開始しました。
「スマホdeサーベイ」は、iPhone(2)6s以降およびiPad(*2)第5世代以降の端末で利用可能であり、アプリストアにてご購入いただけます。
■「スマホdeサーベイ」とは
「スマホdeサーベイ」は、AR(拡張現実)を活用して、盛土等の対象物を認識し、画面上で測量範囲を指定するだけで対象となる地形や土量の測量を可能にします。
従来の測量手法であるトータルステーションや巻き尺に比べ測量時間を短縮できることに加え、1人で測量できるため、測量業務を大幅に省力化します。また、測量後、その場ですぐに測量結果と画像を確認し、メールで関係者に送付するといったことも可能であり、業務効率の向上を実現します。
「スマホdeサーベイ」AR版は、大林組の社内標準アプリとして、土木・建築工事に導入される予定であり、測量業務の省力化が見込まれています。
■開発の背景
エム・ソフトは、ARの黎明期からARToolKitの販売代理店として、多くの方にARの魅力を伝えるべく、様々なアプリケーションの開発に取り組み、現場の生産性向上に寄与するソリューションを提案してきました。
また、建設業界においては、国土交通省の推進するi-Constructionにより急速にIT化が進んでおり、大林組は、早くから土木・建築工事のIT化に取り組んできました。
このような中で、エム・ソフトと大林組は、エム・ソフトの得意分野であるAR・画像技術を活用し、土木・建築工事における生産性の向上を目的に、「スマホdeサーベイ」AR版を共同開発しました。
■主な使い方
スマホdeサーベイAR版の使い方は以下のとおりです。
測量タイプを3タイプから選択
①横断測量 ②盛土 土量 ③掘削 体積
仮想ポールで計測範囲を指定
対象となる計測範囲に、ARで仮想ポールを設置します。
計測結果を表示
その場ですぐに測定結果が確認できます。また、合成写真と合わせてメール送信も可能です。
※注
本アプリは簡易測量アプリです。出来形測量や計測には利用できません。
暗い場所、人などの動体が多い場所、特徴のない地面などでは、仮想ポールを設置する平面を検出できない可能性があります。
■エム・ソフトについて
エム・ソフトは、独自の画像処理領域を始め、組込みソフトウェアからモバイルアプリ、クラウド・Webシステムまで、30年以上に渡り豊富な実績を蓄積してきました。
早い時期からARのビジネス利用を目指して取り組みを進め、「ARでお客様のビジネスを革新すること」を目標に、ARからVR/MRを含めたXRまで領域を広げ、様々な取り組みをBIZ-ARソリューションとして提供しています。
エム・ソフトオフィシャルサイト:https://www.msoft.co.jp/
BIZ-ARソリューションサイト:https://biz-ar.jp/
「スマホdeサーベイ」製品情報:https://www.msoft.co.jp/service/smartphonedesurvey.html
「スマホdeサーベイ」AppStore:https://apps.apple.com/jp/app/id1480348273?mt=8
*1 スマホ de サーベイは、株式会社大林組の登録商標です。
*1 スマホ de サーベイは、株式会社大林組と株式会社エム・ソフトが共同開発したスマートフォンアプリケーションです。
*2 iPhone、iPadは、Apple Inc.の商標です。