2025年6月14日(土)にXとYouTubeで初めての動画を投稿すると、懐かしいその声に多くのVTuberファンが反応。大きな注目が集まる中、7月4日(土)に初配信を行い、個人勢VTuberとしての活動をスタートした悠針れいさん。現在は、喫茶「喫茶Laid-Back」の雇われマスターをしながら、二つの大きな夢の実現を目指してYouTube配信と動画投稿を中心に活動しています。
非常に多忙だったVTuber事務所スタッフからVTuberへ転身しても、変わらず大忙しな日々を過ごしている悠針さんに、PANORAが初めてのインタビューを敢行。配信でも語っていたVTuberデビューを決めるまでの思いやエピソード、今後の活動について、さらに深く細かく語っていただきました。
全然、見つけてもらえない状況も想像していた
──7月4日(金)の初配信から約10日が過ぎて、生配信も何度か経験された今、どのような心境ですか?
悠針(敬称略・以下同) 初配信前は、やっぱりデビューへの緊張とか不安がとても大きかったです。だから、まずは無事に初配信を終えられたことが本当に嬉しかったし、すごくたくさんの方から注目して応援して頂いていることも本当にありがたく感じています。ただ、初配信が終わったら、もう少し落ち着くこともできるのかなと思っていたんです。でも、いざ活動を始めてみると、新人の個人勢VTuberとして、今も毎日、本当に必死で、まだ落ち着く余裕はありません(笑)。みなさんの期待に応えられるように、楽しみつつも必死に前に向かって頑張っています。
──今も配信の時は、緊張しているのですか?
悠針 緊急感ゼロみたいなことには、なかなかならないですね。寝起きですぐに配信できるようなタレントさんもいらっしゃるので、早くその領域にまで行きたいです(笑)。
──初配信はリスナーに伝える情報も多いので、かなり準備して配信の構成も固めていたと思います。通常の配信は、よりライブ感もあると思うのですが、初配信とは別の新たな難しさを感じたりしていますか?
悠針 それに関しては、難しさというよりも楽しさを感じています。今日はこんなことをやろうって色々と用意してはいくものの、コメントのみなさんとの思わぬやりとりが生まれて自分の予想を超える展開になったり、笑いが生まれたりするんです。これがVTuberの面白いところだと思うし、みなさんに助けられてるとすごく感じています。
──まだデビュー間もないのに、程良く悪乗りするリスナーも多くて、すごく楽しい配信の雰囲気がもうできているなと感じました。
悠針 そうなんですよ。みなさん、悪ノリもして気のおけない友達みたいな距離感で接してくださるんです。そういうところで、すごくライブ感を感じています。
──初配信前にYouTubeチャンネルの登録者数が20万人を越えて(7月17日現在、33万6000人)、初配信の同時接続数は5万人以上。少し変な質問ですが、さすがに、ここまで多くの人にいきなり注目されることは、想定してなかったですよね?
悠針 完全に想定外でした(笑)。全然、見つけてもらえない状況も想像していたので、すごくありがたい想定外でした。
──悠針さんは、前職がVTuber事務所のスタッフということで、VTuberの活動についても詳しいと思うのですが、ご自身がVTuberになったことで改めて感じたVTuberの凄さなどがあれば教えて下さい。
悠針 1日が24時間では足りないと思うぐらいタイトなスケジュールの中、本当に多岐にわたる色々なことを決定しなきゃいけない。多くの方から応援していただいているVTuberさんたちは、それを当たり前のようにこなしながら、配信ではリスナーさんに元気で楽しい姿を見せていたので、本当にプロだったんだなと、すごさをより深く実感しています。配信で軽やかな姿を見せるために、裏でどれだけの努力をしていたのかは、自分がVTuberという形で活動を始めたことでより理解できたし、ますます強い尊敬の気持ちを持つようになりました。
──元々、ファンや我々メディアの人間以上に、大人気VTuberの凄さや活動の大変さはご存じだったと思いますが、思っていた以上でしたか?
悠針 そうですね。知っていたつもりだったけど、本当には分かっていなかったところもあったのかもしれません。例えば、どういうプレッシャーがあるのかも、当事者としてより感じられるようになったと思います。あと、タレントのみなさんが休憩時間などにエゴサしている姿もよく見ていたんですけれど、それって、休憩の時間を使ってでも、なるべく多くのファンの声や気持ちを拾おうと、活動として向き合っていたんだなって。そして、その声を自分の活動に活かしていくみたいなことを自然にやっていたんですよね。実際に、自分についてリスナーの方が何かの投稿や反応をしてくれるようになったことで、そのことが分かった気がします。
──逆に、VTuberになったことで実感できた、VTuberの楽しさがあれば、教えてください。
悠針 例えば、放送後、すぐに放送の感想をいただけたり、動画の感想をいただけたり、直接、自分に声を届けてくれる方が、実際にこんなにもたくさんいることは、すごく嬉しいです。それに先ほど少しお話ししたみたいに、配信がみなさんとのやりとりを経て思わぬ展開に転ぶこともすごく新鮮。日々新しい楽しさをみなさんに経験させて頂いているという感覚が強いです。
自分の過去は大事にしていきたい
──初配信では、前職のVTuber事務所時代のお話についても「大事な思い出」として、しっかりと話をされていて、個人的にはとても驚きました。何も触れないまま活動を始めることも可能だったと思うのですが、あそこまで話すことは、VTuberになると決めたときから考えていたことですか? それとも、Xでの活動を始めてから周囲の反応などを見て決めたことなのですか?
悠針 自分が活動をするとしたら、今までの経験や、どうしてVTuber業界が好きなのかといった話は隠したくないなと思っていました。仰る通り、まったく触れずに活動することもできたんですけれど、自分としては、過去について忘れたふりをしたくないというか、忘れてしまったと思われたくなかったんです。もちろん、その行動や言動によって、いろいろな憶測や反応があるかもしれないとは考えました。ただ、自分のスタンスとして、自分の過去は大事にしていきたいし、これから新しく活動していきたい。この二つのことは、どうしても伝えたかったんです。だから、反応を見て調整したとかではなく、活動をするなら、こういう方針で行こうと決めていたことでした。
──初配信前に投稿していたリスト名に突っ込むショート動画も少し驚きましたが、楽しかったです。活動を始めてから、リスナーからたくさんのコメントやマシュマロが届いたと思うのですが、その中で特に印象的だったものや、多かった内容などがあれば教えて下さい。
悠針 自分の予想以上にみなさんの反応がとても温かくて。すごく嬉しかったので、どれもとても記憶に残っています。「声が聞けて嬉しい」とか「泣いた」という感想を見つけて、自分もジーンと胸が熱くなったこともありました。今も毎日、Xで「おはよう」と声をかけていただいたりとか、投稿したショート動画へのツッコミやボケからコミュニケーションが生まれたり、気のおけない友達みたいな関係が築けていると思うので、これからも大事にしていきたいと思っています。
──一日中、パソコン前に座っていたりする仕事なので、悠針さんのショート動画が上がった時もすぐに気づくのですが、あっと言う間にコメントがつきますよね。
悠針 はい、本当にありがたいです。すごく面白いコメントで、私の方が笑わせていただいたり、「コメントを配信で晒すぞ」と言ってネタにさせていただいたりとかもしていて(笑)。みなさんと一緒に作ってるという感じが強くて、自分もとても楽しめています。
──前職を退職後、VTuber活動の準備を始めるまで、配信でニート期間と仰っていた時期は、いち視聴者としてVTuberの配信を観ていたり、業界の状況を追っていたりしたのでしょうか? それとも、あえて少し離れていたりもしたのでしょうか?
悠針 前職の退職理由の一つに家族の体調の問題があったので、2024年に関しては、VTuberの配信などは、あまり観ることができていませんでした。加えて、自分の気持ち的にもなんとなく見ることができなかったというのはあります。節目の配信や大きい企画などを拝見することはありましたが、多くの期間は、わりとVTuberやYouTubeなどからは、少し離れていた期間ではありました。
──では、2025年に入ってからは、少し状況に変化があったのですね。
悠針 家族の事情に少し落ち着く兆しがあったので、次に何をしようか少しずつ考え始めることができました。ただ、少しVTuber業界から離れたことで、一つ自分の中での気づきがあって。
──どのようなことですか?
悠針 日頃からYouTubeなどを観る習慣があると、VTuberってすごく身近なものですけれど、ふと、そういうところから離れると、まだまだVTuberって浸透してないところも多くて。日常の中でもいろいろなコラボなどを目にすると思っていたのですが、ちょっと界隈から離れると、急に「VTuber? 何それ?」みたいな反応を聞くことがあるんです。それは、少し離れたから気づけたことですし、実は、VTuberって、まだまだ伸びしろがある。もっと広めていくチャンスはあるんだと、前向きに捉えることができました
──すごく分かります。私も田舎に住む高齢の母親に「最近、VTuberの記事を書いてる」と言ってもまったく伝わりません(笑)。「アニメの記事を書いてる」と説明していた頃は、すぐに理解してもらえたのですが。
悠針 前職の時、私の両親や親戚も「何かアニメっぽいことをやってるんでしょ?」という認識しかなかったです(笑)。そこの層にまで伝えることができたらいいなと思いました。
──個人勢VTuberとして活動するというアイデアが最初に頭に浮かんだ後、実際に準備を始めるまでは悩んだ期間もあるのですか? それとも、即断即決に近い感じでしたか?
悠針 正直、ものすごく悩みました。元々、あまり表に出て注目されたいタイプではなかったのと、前職でVTuberがいかに大変かということも、もちろん伺っていたので。VTuberという道もあるかなと思った後も、どう生きていくのかについてはかなり迷いました。数週間とかではなく、数か月くらいは悩んでいたと思います。
──悩んでいた時期、誰かに相談はしましたか?
悠針 基本的に自分と向き合う感じで考えていて、ChatGPTに相談したくらいです(笑)。家族にも相談していません。家族は、今、私がVTuberやってることも知らないんですよ。
──そうなんですね! では、最終的に、どのような思いで決断したのか教えてください。
悠針 VTuberとして活動してみようと思ったのは、「全国・全世界に『ちょっと良い時間』を過ごせる悠針れいセンターを作る!」「VTuber全体をサポートする!」という二つの目標を達成するためには、このやり方が理にかなっているというか、筋が通るんじゃないかなと思えたからです。いろいろと自問自答した結果、腑に落ちたので、そこから少しずつ動き始めた感じでした。
──悩んでる期間は、「よしやるぞ」「やっぱりやめよう」みたいに気持ちが何度も切り替わるような感じだったのですか?
悠針 VTuberをやるかやらないの二択だけではなくて、例えば、資格を取って鍼灸師になることも本気で考えて、専門学校の資料を取り寄せたりしました。そういう、全然違う選択肢も含めていろいろと考えた中、最終的には、やっぱり大好きなVTuber業界で頑張っていこうと決めました。
──鍼灸師という選択肢も含めて、誰かをサポートしたり、癒したりしたいという気持ちは、やりたいことの中心にあったのですね。
悠針 自分自身がどうというよりも、誰かの役に立っていると感じられるのが嬉しいというのは、性格的にあるので、そういう選択肢が多かったかもしれません。
個人のVTuberが活動するハードルは高い
──個人勢VTuberとしての準備期間で、特に大変だったことを教えてください。
悠針 これは、個人勢の方は、みんな通っている道かもしれませんが、完全に新人の個人勢として色々なクリエイター様にコンタクトを取ったので、返信を頂けなかったり、お断りされてしまったりもしました。それに、そもそも個人の方からの依頼は受け付けていませんという方もかなり多くて。そこは、最初の挫折ではないですけど、本当に大変で、個人のVTuberの方が活動するハードルってすごく高いんだなと思いました。
──クリエイターなど仕事を発注する相手との関係性は、企業勢と個人勢の大きな違いの一つですよね。
悠針 企業に所属していることでの大変さもあるとはいえ、企業の一員として、ある意味信頼ができている状態は、すごく恵まれた環境だったんだなということを実感しました。だから、ご協力いただけた方々には、感謝してもしきれません。
──その苦労を始め、悠針さん自身の体験したことが、「VTuber全体をサポートする!」という目標で何をすれば良いのかということのヒントになったのでは?
悠針 それは、本当に実感しました。例えば、VTuberのみなさんって、みんな当たり前のように配信していますけど、配信用の機材は何がいいのかとか、コロコロ変わるYouTubeやSNSの仕様とか、知っておくべき情報がたくさんあるんです。会社にいると、誰かの気づいた情報を共有するフローがあったりするんですけど、個人だと自分で気づいていくしかない。そういう情報にまで常にアンテナを張っていくのはすごく大変だと思います。
あと、先ほどもクリエイターさんとのお話をしたのですが、自分はクリエイティブに関する知識が豊富にあるわけではないけれど、会社だと専門の人がたくさんいらっしゃるんですよね。個人だと、時間もない中、専門の人には頼れず、自分で地道に調べていくしない。そういった面でのサポートがあったらいいのに、ということは実感しました。
──私も編集者として、デザイナーやイラストレーターの方にオーダーを伝える時、自分のセンスや知識の無さで、すごく遠回りしてしまった経験があります。
悠針 分かります。こういう印象を持たせたいけれど、具体的には、どう変えればいいのかみたいなところって、プロの方がいらっしゃれば、いろいろな伝え方もできると思うんです。でも、ほとんど素人の自分が決めて、言語化して伝えなくてはいけない。そこがすごく大変だし、同じように思う方は、けっこういるだろうと思いました。
──将来的にVTuber全体をサポートするためのサービスや組織を立ち上げたりすることも想定されているのですか? もし具体的なアイデアがあれば、教えてください。
悠針 私が(デビュー前に)すごく困ったところって、専門家が必要な分野だったので、きっと将来的には、音や法律など、さまざまな専門家の方を集めた組織などを作ることも必要になってくるのかなとは思うんです。そこを、すべてのVTuberが何か困った時に頼れる駆け込み寺みたいな存在にできたらという気持ちはあります。その中で、何かの専門家ではない自分が何をできるのかというと、その組織の必要性や方向性について発信すること。それができるからこそ、自分はVTuberとしての活動を始めました。
とはいえ、組織作りとかの話は、全然具体的でもないずっと先の目標。まずは自分自身が一人のVTuberして足掻いて、どんなことが必要なのかをしっかりと考えたい。その上で、協力してくれる人を増やし、最終的にしっかりとプロモーションができるくらいの影響力を付けたりといった形で、目標に向かっていければと思っています。

リスナーとのコミュニケーションがちょっと良い時間
──悠針さんは、「全国・全世界に『ちょっと良い時間』を過ごせる悠針れいセンターを作る!」という目標を掲げていますが、今、悠針さん自身が「ちょっと良い時間だな」と感じられるのは、どんな時ですか?
悠針 活動に関して言えば、自分のことを応援してくださっている方々と、配信やSNSなどを通じて、友達のような気楽なコミュニケーションを取れている時が、本当にちょっと良い時間だなと感じています。プライベートというか活動以外のことで言うと、今は、ご飯を食べている時間が、日常の中で一番身近なちょっと良い時間になっているかもしれないですね。
──活動中はいわゆる仕事の時間なので、そこでも「ちょっと良い時間」を感じているのは、意外でした。
悠針 元々、人と喋るのが好きなのですが、活動の作業時間や何かを考えていたりする時間は、本当に人と喋らず孤独を感じることが結構あって。配信をやったり、動画を投稿したりして、みなさんがたくさんコメントしてくれたり、感想を投稿してくれたりすると、人を感じてすごく嬉しいんですよね。だから、たしかに、活動中は仕事ではあるんですけれど、ちょっと良い時間を感じられて、いつも「ありがとうございます」と思っています。
──では、最近、ちょっと良い時間を感じたご飯についても教えてください。
悠針 正直、時間もなくて、スーパーのお惣菜とかも多くなっているんですけど。お惣菜のフライとかって、トースターで数分温めるとできたてみたいになるんですよね。たったそれだけの手間でかなり美味しくなるので、それが最近、自分の中で感じたちょっと良い時間です(笑)。あとは、冷凍ご飯を常備しているので、そこに雑穀を混ぜることで、いい栄養が摂れていてヘルシーな食事だぞって気持ちになれたり。そういうのが、時間があまりない中で感じられる、ちょっと良い時間だなと思っています。幸せ度がちょっと上がるんですよ。
──企業勢VTuberと個人勢VTuberは、どちらにも長所と短所があるはずだと思います。先ほど個人勢の大変さを伺ったので、逆に、現時点で感じている個人勢ならではの利点があれば、教えてください。
悠針 それこそ、目標の一つに掲げている「VTuber全体のサポート」って、企業所属のVTuberだと、やっぱり活動にいろいろな制約もあるから、まずできないことだと思うんです。こんなにも壮大な目標を掲げられているのは、個人だからこそ。自分が信じたやり方で自由に動けることは、かなり利点だと思っています。
──相手の所属先などに関係無く、誰とでもフラットに付き合える?
悠針 はい。ある意味、変な忖度がないと言うんでしょうか。事務所を問わず、いろいろなVTuberさんとお付き合いすることもできますし、個人の方が、自分の叶える夢の範囲を広げることはできるのかなと思いました。
──たしかに、最終的な目標が大きい分、最初の一歩から自由に踏み出せるのは、大きな利点ですよね。
悠針 その分、どうすればいいのか迷ったり、なかなか上手くいかないこともあるかもしれないのですが。自由な一歩を踏み出すことができて、夢の範囲に制限がないことは、大きなメリットだと感じています。
年末頃には、少し違う形の取り組みも見せたい
──初配信前で発表した二つの目標は、どれも長い時間のかかる大きな目標だと思うのですが、もう少し短期の目標、例えば、2025年の目標はあったりするのでしょうか?
悠針 まず今は、配信を通して、ちょっと良い時間をみなさんに安定的に提供することが一つの目標ではあります。その上で、例えば、秋くらいからは、徐々に動画投稿を増やしていったり、他の方と対談コラボをしたり。そういった新しい試みも始めて、目標達成に向けて一歩近づいたなと感じられるような土台を作っていければなと思っています。
──まずはご自分が、個人勢VTuberとしてしっかり活動していき、そこから徐々に活動を広げていく期間ということですね。
悠針 はい。自分も当事者(VTuber)ですと言えるように、まずは一人で挑戦していって。年内には、そういうちょっと違う形の取り組みもお見せしたいですね。
──どういった相手と、どういったコラボをしていきたいと思っていますか?
悠針 例えば、すごく面白い話をされているけれども、まだネット上では、そこまでバズってないVTuberさんって、すごくたくさんいらっしゃると思うので。そういう方をお呼びして、対談で人生を聞いていくとかのコラボは、やっていきたいですね。今の自分はVTuberとして発信する側ですけど、本来、聞き役の方が得意だと思っていて。それに、興味のある方にいろいろ聞きたいというか、その方と喋りたいみたいな気持ちも強いんです。
──人への好奇心が強いのですね。
悠針 はい。ただ、いきなり個人勢のまだあまり知られていない方を招いてコラボしたりすると、ファンのみなさんもびっくりしちゃうと思うので。最初は、以前、親交があった方たちとかとコラボしていきたいなと考えています。とはいえ、私自身が自分の活動スタイルを示せるぐらい活動していないと、コラボ相手の人もどんな配信になるのか不安だと思うので。そういうことは、しっかりと自分の活動で示していって、「コラボしてもよさそうだな」と思ってもらえたら、そこから活動の幅やスタイルも広げていきたいという気持ちがあります。
──一般的なVTuberさんがよく目標に掲げるチャンネル登録者数などは、あまり目標として意識してはいないのですか?
悠針 そうですね。たぶん、VTuber全体のサポートを実現するために必要な数字というのもあるとは思うんですけれど、そこの数字を目標に置いてしまうのは、ちょっと違うかなと思うので。あくまでVTuber全体のサポートを目標に、そういう目標を立てる必要が出てきたら、その時にまた考えていきたいです。
──最後に、この記事を最後まで読んでくれたみなさんに、メッセージをいただけますか。
悠針 ここまで読んでくださったみなさん、本当にありがとうございます。まだまだ個人勢VTuberとして活動を始めたばかりの新人ではあるのですが、応援してくださるみなさんがいてくれるからこそ、日々、ちょっと良い時間を届けようと頑張れているところが大きいです。これからも、ホッとできたり、ちょっとクスっと笑えたりする、ちょっと良い時間をみなさんと一緒に過ごしながら、少しずつ自分の夢も叶えていきたいと思っているので、ぜひ、「喫茶Laid-Back」、悠針れいチャンネルに遊びに来てくださると嬉しいです。これからもよろしくお願いいたします。
(TEXT by Daisuke Marumoto)
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