Idios 1stライブ・直前連載第6回、五十嵐梨花インタビュー「にじさんじの歴史にも残るライブにしたい!」

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「にじさんじ」の同期ライバー7人組「Idios」が、11月7日(金)・8日(土)に初めてのリアルライブ「Idios 1st LIVE “Seize the day”」(以降、「Idios 1st LIVE」)を開催。2023年1月にデビューした小清水透さん獅子堂あかりさん鏑木ろこさん五十嵐梨花さん石神のぞみさんソフィア・ヴァレンタインさん倉持めるとさんが、ファーストミニアルバム「By Colors!」を引っ提げて、豊洲PITでの2Days公演を行います。

PANORAでは、「Idios 1st LIVE」を間近に控えた7人に単独インタビューを実施。10月31日(金)から取材が行われた順番に公開してきました。本日の第6回目に登場するのは、ギャルでオタクな五十嵐梨花さん。

ゲーム、トーク、歌に司会と、ライバーデビュー以来、様々な魅力やスキルを披露してきた“りかしぃ”は、国内会場では自身初となる音楽ライブのステージで、どのようなパフォーマンスを見せてくれるのか? ライブに賭ける熱い思いと共に、デビューからの成長や意識の変化についても語って頂きました。

「Idios 1st LIVE “Seize the day”」キービジュアル

ライブのことを考えない日はない

──お話を伺っている今、「Idios 1st LIVE」開催まで、あと1か月を切っています。現在の心境を教えてください。

五十嵐(敬称略・以下同) 「あっという間に、もう1ヶ月を切っちゃった!」というのが正直な印象です。ライブのお話を頂いた時には、まだまだ全然時間があると思っていたのですが、レッスンなどが始まったら、あっと言う間に時間が過ぎていって。気がついたら、もう本当にあとちょっとまで迫ってる。リアル会場がある音楽ライブに出させて頂けることは、すごく貴重な機会なので、どうやったら、お客さんも一緒に盛り上がって、ライブを楽しんでもらえるかなということを、本当に毎日、「どうしようかな、どうしようかな」って考えています(笑)。あとは、やっぱり「失敗せずにできるかな」みたいな気持ちもあって。楽しみかつ、不安や緊張とも戦いながら、1日1日を過ごしている感じです。

──練習や準備をしている時だけではなく、例えば、お家で一人の時とか、移動中にも、ふとライブのことを考えてしまう?

五十嵐 そうですね。それに、ライブに向けて、いろいろな確認物などもあるので、毎日、何かしらの連絡が来るし、ライブのことを考えない日はないです。配信でゲームをやっている時は、ゲームと配信を楽しむことに集中していますが、それ以外の時間は、常に「これ覚えてるかな?」とか、「立ち位置の番号とか、間違わないかな? 動画を見直しといた方が良いんじゃ無いかな」とか思っている感じです。まだ、完璧な自信がないから不安がよぎってしまうんですよね。


──元々、大事な試験や大会などの前は、そのことが常に気になるタイプだったのですか?

五十嵐 わりと、そっちの方だったかもしれないです。でも、自分のテストとかだったら、そこまで気にならないというか、むしろ、現実逃避したくなるんですけど(笑)。やっぱり観に来てくれる人、楽しみにしてくれている人がいるって考えるからこそ、いっぱい考えちゃうのかなって思います。絶対に最高に良いものにしたいので。


──では、Idiosの初めてのライブが、豊洲PITで2日間開催されると最初に知った時の心境を教えてください。

五十嵐 豊洲PITって言わずもがな有名なライブ会場なので、まず、そのことにかなりびっくりしました。しかも、我々は ライブ開催を第一目標に掲げて、そのために一生懸命、頑張ってきたとかではなくて。ふわふわした夢の中の一つに「いつかライブやりたいよね」みたいな話はあったと思うんですけど、個人個人がいろんなところで頑張ってきたら、そんな中で、豊洲PIT、2Daysというお話を頂けたんです。だから、驚くと同時に「本当に大丈夫? そんなにすごい会場でライブなんて、私たちにできるかな?」とは思いました。


──夢にも思ってない規模のライブが実現することになったのですね。

五十嵐 しかも、2Daysは、にじさんじの女性ライバーでは、初めての試みだということも聞いたんです。それを私たちに託してくださることに、大人の方々(運営)からのすごく大きな期待と信頼を感じました。「Idiosならやれる」と思って頂けたからこそのお話だし、「大丈夫かな?」という気持ちもありましたが、ちゃんと期待以上のものを見せられるように頑張りたいとも思いました。


──「Idios 1st LIVE」の開催が発表された時、おそらく多くのIdiosファンは「現地チケット当たるかな?」という心配をしたと思うんです。でも、五十嵐さんは、「私たちで大丈夫?」と思ったのですね。もちろん、その気持ちも理解できるのですが。

五十嵐 実際にメンバーの中でも、大きな豊洲PITを2日も埋められるのかなという話はしました。椅子を並べるのとスタンディングだと、収容できる人数が違うことは知っていたので、最初は、椅子を並べるんだろうなって勝手に思っていたんです。でも、イベント担当の方からオールスタンディングだと聞いて、「え? 大丈夫?」みたいな(笑)。やっぱり、普段、インターネットで配信を観てもらうことと比べても、会場にまで足を運んでもらうことは、かなりハードルが高いことなので。だから、特に最初は、期待と不安が入り混じったような感覚でした。


私の配信でリスナーさんに元気を届けたい

──これも皆さんに伺っている質問なのですが、ここ最近のIdiosの皆さんは、仲良し度合いが一段上がっている気がしています。五十嵐さんも、メンバー間の関係性の変化は感じていますか?

五十嵐 元々、我々7人、付かず離れず、誰かが企画をしたら、行ける人はみんな来たりするような、本当に良い関係性だと前々から思っていたんです。でも、やっぱりライブのレッスンが始まってからは、7人一緒にやるレッスンが、さながら高校生の部活のような感覚で。毎日会って、割と早い時間から夜の遅い時間まで一緒に過ごすことがすごく多かったので。さらに仲良くなった実感はあります。

──一緒に過ごす時間が増えたことで、話すことの種類や深さが変わったりもしたのですか?

五十嵐 そういう感じはありますね。一緒に長い時間を共有して、言ってしまえば苦楽を共にしているわけじゃないですか。ダンスレッスンの時に難しいところがあると、みんなで「ここは、こういう感じで覚えればいいんじゃない?」とか教えあったりだったりとか。あとは、レッスンが終わった後、一緒にご飯へ行く機会もすごく増えて。「今日、疲れたよね~」みたいな何気ない日常的な話から、本当に深い深い話とか、配信じゃ言えないようなはっちゃけすぎた話まで(笑)。いろいろと話すことができたんです。少し通話するとか、配信でコラボするとかだけでは分からなかったような、もっと深いパーソナルの部分を全員と共有できて、さらに分かり合えたりした結果が今なのかなって。だって、私、同期と一緒に温泉に行って、裸を見せるなんて思ってもなかったですから!(笑)


──レッスン帰り、一緒に銭湯へ行ったそうですね。

五十嵐 予定があってこれなかったメンバーもいたんですけど、みんなで岩盤浴で横に並んで、まさに裸の付き合い。終わった後、腰に手を当てて飲み物を飲むみたいな、まるで青春アニメの一コマみたいな体験も共有できて。改めて「この7人で良かったな」って、しみじみと感じました。


──急に話題はガラッと変わるのですが、五十嵐さんは、ライバーデビューした時、どのような活動を頑張って、どのようなライバーになりたいと思っていましたか? 

五十嵐 私にとって、最初から変わらず軸になっているのは、リスナーさんに元気を届けたいということです。もし、日常生活で嫌なことや辛いことがあった時も、私の配信を観て、少しでも元気を出してもらえたら、という思いで活動を始めました。でも、私自身、先輩たちの活動を、昔からすごくたくさん追いかけていたわけではないので、どういった活動をすれば、それが実現できるのかは、よく分からなかったんです。だから、最初の頃は本当に手探り。観に来てくれるリスナーさんと、いろいろな会話をしながら、ゲームをやったり、雑談をしたりしながら、自分なりの活動の仕方を探していきました。

──その方針に変化はありましたか?

五十嵐 今も根本の(配信で)元気付けたいとか、笑顔になって欲しいという思いは変わりません。ただ、それに加えて、配信に限らず、いろいろな活動を通して自分の成長する姿を見せることで、リスナーさんに「五十嵐が頑張っているから、自分も頑張ろう」とも思ってもらえたら嬉しいなと考えるようになりました。


──個人的に五十嵐さんは、多才なオールラウンダーというイメージがあるのですが、歌うことや踊ることについては、どのように捉えていましたか?

五十嵐 歌うこと自体は全然嫌いじゃないというか。カラオケレベルでの話ですけど、学生時代から友達と歌うことはすごく好きでした。だから、歌うことへの抵抗みたいなものはなかったです。でも、踊ることに関しては、高校生の時に体育祭で、ちょっとチアっぽいことをやったくらい。本当にダンスには縁がなくて、3Dお披露目の時に初めて(本格的な)ダンスを体験した感じです。それまでダンスには、どちらかと言えば、少し苦手意識もあったのですが、その時、監督(五十嵐さんのファンネーム)のみんなから「可愛かったよ。ここ、めっちゃ好きだった」とか、「踊り、めっちゃ良いじゃん」みたいな感じで褒めてもらったことをきっかけに、踊ることが楽しくなりました。運が良いことに、その後もダンスを披露する機会がずっと続いているんですよ。「にじフェス」(「にじさんじフェス2025」)とか、ワールドツアーの上海公演(「にじさんじ WORLD TOUR 2025 Singin’ in the Rainbow! 上海公演」)Idiosの2周年3Dライブ(「Idios 2nd Anniversary 3DLive」)もそうですね。

──たしかに、続いていますね。

五十嵐 そのおかけで継続的にダンスと触れ合えてきたからか、自分の中でダンスのコツが少しずつ掴めてきたみたいなんです。ダンスのショート動画を上げるたびに、「りかしー、ダンスが上手くなった」「りかしーのダンス、好きなんだよね」といった感想を頂くことがすごく増えて。しかも、それが、監督だけではなく、にじさんじの先輩や同期からもなんです。とあるライバーさんからは、「りかしー、めちゃくちゃダンス上手いけど、何かやってたの?」みたいなことも言ってもらえて。そこまで評価してもらえるようになったことが、すごく嬉しかったです。そういったことがモチベになって、歌ったり踊ったりする時、五十嵐にしかできない表現方法もあるんじゃないかな、みたいなことも考えるようになって。今は、さらに頑張ろうという気持ちになっています。褒められて伸びるタイプなんだなって、自分ですごく実感しました(笑)。

──元々、身体を動かすことは、得意だったのですか?

五十嵐 ちっちゃい頃から水泳や器械体操とか、本当にいろいろな習い事を習わせてもらっていたので、そういう経験や身体能力はあった方なのかなって。苦手ではなかったです。ただ、ダンスとは、本当に縁が無かったんですよね。名前を出して良いのか分からないので一応、伏せてお話しするんですけど。子供がいろいろな職業を体験できる施設があるじゃないですか。


──たくさんの子供が一緒にいろいろな職業体験をして、保護者はそれを見守るテーマパークがありますね。

五十嵐 あそこで、ショーに出る人の体験みたいなことをさせてもらった時、みんなが右を向いているのに、私だけが左を向いているという恥ずかしい経験をしたことがあって(笑)。ちゃんと、教わっていたはずなのに……。それ以降、私にはダンスは無理なんじゃないかという固定観念が、自分の中ではずっとあったんです。だから、体の使い方や身体能力にはそんなに不安はないけど、また振りが逆になったりするんじゃないかな、みたいな感覚はありました。


──その1回のミスが、軽いトラウマになっていたのですね。

五十嵐 その時に撮ってもらった動画を観たら、一人だけ完全に真逆を向いていて。めちゃくちゃ自信があったから、本当に恥ずかしかったんです(笑)。


私はにじさんじお墨付きのギャルなんです(笑)

──ダンス以外にも、デビューからの約2年9ヶ月間で、大きく成長したり、変化したりしたことはありますか?

五十嵐 何か思いきりバーンって成長できたみたいなことは、特になくて。それに近いことは、やっぱり今、お話しした3Dお披露目でのダンス経験が、最初のターニングポイントになるのですが。にじさんじ内での活動に慣れてきたということも良い変化の一つなのかなと思っています。私、デビューして半年くらいで「にじ甲」(「にじさんじ甲子園2023」)の監督をやらせて頂いたんです。でも、野球は当時もめちゃくちゃ好きだったのですが、「パワプロ」(「実況パワフルプロ野球」)の経験はまったく無くて。観る専(観て楽しむ人)と、ゲームで監督として指示を出すのとでは全然違うし、すごく難しくて。


──本物の野球とゲームの野球という違いも大きいですよね。

五十嵐 さらに、本当に多くの人が配信を観に来てくれることへのプレッシャーへの対処や、先輩との交流の仕方なども最初は分からなくて。最初の「にじさんじ甲子園」は、すごく難しかったなという印象だったんです(結果は、本戦9位)。でも、リベンジの機会を頂けた2年目の「にじさんじ甲子園」(「にじさんじ甲子園2024」)では、優勝まで行けました。その時の経験もすごく大きかったというか。優勝できたことは大きな自信になったし、その頃から、先輩たちと交流させて頂く機会も増えていきました。例えば、「マリオカート」「GTA」とか、にじさんじという箱の大会や企画で、いろいろなライバーさんと、さらに関わるようになってきて。「ただの五十嵐梨花」ではなく、「にじさんじ所属の五十嵐梨花」という立ち位置にも慣れてきたことで、だいぶ自分の見せ方も理解できてきたというか……。あれやろう、これもやりたい、みたいなアイディアがいっぱい湧いてくるようになったのかなと思っています。

──「にじさんじ甲子園」で優勝できたことの裏には、単に「パワプロ」が上手くなる以上の成長や意味があったのですね。

五十嵐 はい。プレッシャーに対しての向き合い方とか、先輩たちとのやり取りとかは、本当にプラスになっていて。ライバーとして、一回り成長できた感じです。


──ここからは、再び「Idios 1st LIVE」について伺っていきたいのですが、練習を重ねて、本番も近付いている今、言える範囲で注目して欲しいポイントなどを教えてください。

五十嵐 ライブの見どころは、やっぱり2Days公演というところですね。どういう形で2日間をみんなに魅せていくのか、まずは注目してほしいから、両方、観られるならば、ぜひ観て欲しいなと思います。そして、「どの曲をやるのかな?」とか、「どういう感じになるのかな?」と想像しながら、本番の日までずっとずっと期待を膨らませていて欲しいです。本当に最高潮、ボルテージをMAXにした状態で会場なり配信なりに来てもらっても、我々は、そのMAXになったボルテージを飛び越えるくらいのパフォーマンスをするつもりでいるので。「この7人はどんなことをやるんだろう」って期待に胸を膨らませた状態で、11月7日(金)と8日(土)を迎えて欲しいです。すいません、見どころとは、ちょっと違う話になっちゃって。


──そのくらい大きな期待をしてもらっても、それを越えるライブにできる自信があるということですよね。

五十嵐 はい。今、かなり自分でハードルを上げている自覚はあるんですけど(笑)。私のみならず、メンバー全員が本当にそのくらい頑張っているので、絶対に観に来て欲しいなって思います。


──「Idios 1st LIVE」独自の企画として、メンバーそれぞれが自分自身に課したチャレンジに「本気」で向き合う「Idios本気チャレンジ」も実施され、五十嵐さんは、Day1で「Rika’s GAL Produce Project」を披露します。ゲストの方をプロデュースする企画ということですが、この企画を選んだ理由を教えてください。

五十嵐 今の私のファーストイメージって、ビールの売り子ということもあって、野球のイメージが強いと思うんです。でも、野球が好きな五十嵐梨花というイメージは、ありがたいことに「にじ甲」でかなり付けさせてもらえたはず。だから次は、私の野球ではない別のベクトルの部分を見せたいという思いがあって。私、自分で名乗るのはちょっとどうなのとも思うのですが、公式プロフィールにも書かれている通りギャルなんです!


──にじさんじがそう言っていると。

五十嵐 はい。にじさんじお墨付きのギャルなんですよ(笑)。でも、根っからのギャルではなく後天的なギャルなんですよね。いろいろな作品などを観て、「ギャルって良いなあ」と憧れ、メイクやコスメを好きになり、見た目はギャル、中身はオタクって自称するようになったんです。それで、今回のチャレンジ内容を考える時、自分の好きなメイクやコスメの方面でできる企画はないかなって、大人(運営スタッフ)といっぱい話しあって。メイクやファッションを勉強していたりするから、「誰かをプロデュースして、その手腕をお披露目するのはどう?」と、ご提案いただいて、「それじゃん! それやりたい!」ってなりました。


──このチャレンジは、当日、動画でお披露目するということで、今まさに、その準備や撮影を進めていると思うのですが、話せる範囲で手応えなどを教えてください。

五十嵐 他の同期のチャレンジ企画と比べると、準備の過程などを見せづらい企画になっているので、「何やってんだろ?」という謎の部分は多いかなと思うんです。でも、配信外でパーソナルカラーや骨格診断といった資格の勉強をして、実際に資格を取ったりもしていて。見えない部分の努力にはなるのですが、その成果をDay1で観て頂けるのかなって思っています。

──野球好きなのは「にじ甲」でアピールできたし、オタクということは、普段の配信からも伝わっているので、今回はこれまで少しアピールできてなかった「ギャル」な一面を推していくということですね。

五十嵐 そのとおりです、オタクはもうだだ漏れなので(笑)。今回、本当に私はギャルなんだぞってことを見せられたら嬉しいです。


ライバーカメラはすごくドキドキします

──五十嵐さんは、7月に開催された「にじさんじ WORLD TOUR 2025 Singin’ in the Rainbow! 上海公演」にも出演されました。その経験は、どのような形で「Idios 1st LIVE」に活かせそうですか?

五十嵐 具体的な言葉にするのは難しいのですが、どういう風にパフォーマンスをすれば、みんなに可愛いとか、かっこいいとか思ってもらえるのかみたいなことは、少し体感で掴めた感じがあるので。そのあたりの経験は、Idiosのライブでもうまく活かせるんじゃないかなと思っています。ただ、今回は、ライバーカメラがあるんですよね。

──特定のライバーを追尾するカメラの映像が視聴できる「ライバーカメラ配信視聴チケット」が7人分、販売されます。

五十嵐 上海は無料配信だったし、ライバーカメラもなかったので、今回が初めての経験なんです。自分だけをずっと観ている人がいるのは、すごくドキドキしますね(笑)。

──ある意味、ステージに立っている時は、常に気が抜けないわけですね。

五十嵐 細かいところまで全部見られちゃうし、もし、ちょっとでも気を抜いたら、それも分かっちゃう。本当に隅の隅まで私だけを観てくれている人たちにも満足してもらえるように、さらに見せ方とかを意識して、「こういう角度で」みたいなところまで詰めていけたらと思っています。


──Idiosの楽曲についてもお話を聞かせてください。Idiosは、全6曲のオリジナル曲を持っていますが、その中で今の五十嵐さんの気持ちに最もフィットしている曲を選ぶなら、どの曲ですか?

五十嵐 たぶん、もっと本番が近づくと、「Hai」「Iキャラライン」とかのクール目な曲を挙げると思うんですけど、今の気持ち的には、どちらかと言えば可愛い系の曲かなと思っていて。可愛い系の中でも「こいのね!」は、女の子の恋愛ソングって感じなので、ちょっと違うし、今は「あんぶれらシンデレラ」なのかなと思っています。歌詞が、雨が降っていたけど、最後は晴れになったかなという内容で、最初は少しマイナス気味だったけど、プラスになったね、みたいな曲だと、私は捉えているので。ライブに向けて最初は不安な気持ちもあったけど、今は同期と一緒にレッスンしたり、ご飯行ったりして仲がさらに深まったし、あとは練習して本番で観せるだけだから頑張ろうね、みたいな今の気持ちと重なるのかなと思っています。


──五十嵐さんやIdiosに興味があって、「Idios 1st LIVE」のことも少し気になっているけれど、まだ観るかどうか迷っている人が、配信チケットの購入したくなるような一言をお願いします。

五十嵐 2日間あるのですが、どちらの日もお値段以上のパフォーマンスがギュッと密に詰まっていて。絶対に最初から最後まで大満足していただける内容になっています。私、結構、自分に対して厳しい側の人間だと思うのですが、そんな自分が自信を持って「みんなで頑張っているからこそ、良いパフォーマンスを観せられる」と言えるライブです。買って頂いた方に絶対、後悔させません!


──では、五十嵐さんやIdiosが大好きで、現地か配信のチケットは購入済み。ライブの開演を今や遅しと楽しみにしている人に向けて、ライブを最大限楽しむためにして欲しい準備や心構えがもしあれば教えてください。

五十嵐 可能だったら持っているグッズや、新しく手に入れたライブグッズを身につけて、会場に行くなり、配信で観るなりして欲しいなって思うんですけど。あとは、みんなの「歌ってみた」や、3Dお披露目配信などを観たり聴いたりして、復習するのも良いのかなって思います。少しでもそういう動画を覗いて、普段、こういう歌い方をするんだなと知っておくことで、今回のライブに向けて、さらに磨きがかかったところにも気付けるというか。今回のパフォーマンスの素晴らしさをより知ることができると思うので。

──会場で、五十嵐さんのグッズを身に着けた人を見つけるのも楽しみにしていますか?

五十嵐 もちろんです! めちゃくちゃ楽しみにしています。


──では、配信で観ている人も、「このグッズと一緒に観ているよ」みたいなXの投稿などがあると嬉しいのでは?

五十嵐 はい! すごく嬉しいし、みんながどんな風に応援してくれているのか、めちゃくちゃ知りたいです。私、普段から、結構エゴサをして、みんながどう思っているのか覗いたりもするので。そういう写真付きのポストとかあったら見に行きたいし、たぶん反応しちゃいますね(笑)


──最後の質問です。五十嵐さん自身と観てくれているファンの皆さんにとって、「Idios 1st LIVE」をどんな時間にしたいですか?

五十嵐 次があるかはまだ分からないですがIdiosの「1st LIVE」、7人での初めての有観客ライブなので、本当に最高の思い出に残るライブにしたいし、ファンの方々に「これマジで本当に好きで、何回も見返しちゃうんだよね」と思ってもらい、語り継がれていくようなライブにできたら良いなと思います。さらに言えば、にじさんじの歴史にも残るライブにしたいです。この豊洲PITの2Daysという大きな舞台でそれができれば、もしかしたら、今後の後輩たちのためにもなるかもしれないので。

(TEXT by Daisuke Marumoto

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