人気VTuberグループ「にじさんじ」に所属する、個性抜群な7人の女性ライバー「Idios」が、初めてのリアルライブ「Idios 1st LIVE “Seize the day”」（以降、「Idios 1st LIVE」）を開催。2023年1月にデビューした同期の7人、小清水透さん、獅子堂あかりさん、鏑木ろこさん、五十嵐梨花さん、石神のぞみさん、ソフィア・ヴァレンタインさん、倉持めるとさんが、11月7日（金）、8日（土）の2日間、豊洲PITのステージに立ちます。
PANORAでは、「Idios 1st LIVE」の開催を記念して、Idios7名全員へのソロインタビュー連載を企画。取材の実施順に公開していきます。本日、公開するトップバッターは、倉持めるとさん。
普段は明るい笑い声と天真爛漫な笑顔がチャームポイントだが、ステージ上では凜として力強い歌声や切れ切れのダンスで観客を魅了する最強ギャルに、7人での初めてのリアルライブに対する思いや、自身の成長や変化などについて語ってもらいました。
楽しみ過ぎて、明日にでもやりたい
──取材日の時点で「Idios 1st LIVE」開催まで、あと1か月を切っています。今の率直な心境を教えてください。
倉持（敬称略・以下同） 楽しみ過ぎて、明日にでもやりたいなって感じです！
──開催日が近付いてドキドキするというよりも、ワクワクするタイプなんですね。
倉持 ライブの準備が始まった頃から、不安でドキドキするみたいな気持ちはあまりなくて……。というか、Idiosを応援してくれているみんなに早く会いたい、自分や（同期の）みんなのダンスや歌を早く観せたいという気持ちの方が全然、勝っています。1ヶ月を切って、その気持ちがさらに高まっているし、すごく待ち遠しいです。
──「時間が足りない……」といった心配もしていない？
倉持 練習や準備のための時間は、自分の時間をどうにかすれば作れるので！
──どんな人も「1日が24時間」という事は変わらないはずですが、倉持さんが言い切ると、どうにかしてしまいそうな雰囲気を感じます。
倉持 自分が24時間以上の何かをすれば良いだけですから（笑）。とにかく、早くみんなに会いたいと思っています！
──同期の仲間の中には、ドキドキしていそうな人もいますか？
倉持 私は、得意なことが歌やダンスなので、それをみんなに観てもらえることがすごく嬉しいし、舞台に立つのも好きだから楽しみでしかないんですけど。少し不安だったりするメンバーもいるとは思います。でも、みんな、歌もダンスもできちゃっているんですけどね。私は後方腕組みで、「うちの同期、こんなにすごいんだけど！ みんな早く観たくない？」みたいな気持ちです。
──では、豊洲PITで2日間、Idiosの初めてのライブが開始されると最初に知った時の心境を教えてください。
倉持 「マジ? 本当の話？」ってなりました。Idiosがオフラインの音楽ライブをさせてもらえることに、あまり現実味が無くて。しかも、2daysいうこともあって「なんでぇ!?」という驚きがありました。でも、それ以上に嬉しかったです。
──Idiosが、リアル会場での音楽ライブをできるとは想像していなかった？
倉持 そうなんです！ Idiosって、ずっとオリジナル曲もなかったですし（笑）。
──初めてのオリジナル曲「相性×優勝ドロップス」が発表されたのは、デビュー2周年を迎えた、今年の1月でした。
倉持 私たちは、一人一人が得意な事ややりたい事を頑張ってきていて。時々、コラボをして一緒に遊ぶとめっちゃ面白いのですが、7人で一緒に具体的な何かを目指すというタイミングが無かったんです。というか、無かったというより、私たちが、こういったオフラインでの音楽ライブのような目標を持ってもいい！ ということ自体、どこか遠い感じがして……思いつきもしなかったというか……（笑）。だから、7人で同じ方向を向いて目指せる目標、しかも、その先にはリスナーくん、リスナーちゃんたちがいてくれる場所を用意してもらえた事が、すごく嬉しかったです。
──何か7人でやれるとしても、音楽ライブではなく、イベントだろうみたいなイメージでしたか？
倉持 そうですね。例えば、（毎年開催される）「にじフェス（にじさんじフェス）」で、もしかしたら、「Idiosステージ」みたいなことができる機会はあったら嬉しいな……とは思ってました！ あと、今年の1月に、2周年の3Dライブ（「Idios 2nd Anniversary 3DLive」）をやらせていただいたのですが、あの時もめちゃくちゃ嬉しくて。ああ、こんな素敵な機会をもらえるなんて……って勝手に最終回ぐらいな感じに思ってた節があります（笑）。
──配信の3Dライブどころか、豊洲PITでの2Daysが実現します。2Daysライブは、にじさんじの女性ライバーでは初めてのことらしいです。
倉持 会社の皆さんが、今までにないチャレンジをIdiosと一緒にしようと思ってくれたことも嬉しいです。
歌やダンスではみんなを支えられる存在になりたい
──どんな組み合わせでも一緒になると仲良しなのもIdiosの魅力だと思うのですが、この数か月は、その仲良しぶりに拍車が掛かっている気がします。最近も含めて、デビューからの約2年9か月の間、特にメンバーの関係性が深まったり、変化があったりした瞬間はありましたか？
倉持 さっきの話に戻ってしまうんですけど、私は、7人で同じものを目指せる機会ってあるのかな……って思っていた節があったので、今回のライブを機に7人で一緒に何かを目指している今、マジでグッと近付いている感じはしています。できないところはできる人が引っ張って、誰かが不安がっていたら寄り添うみたいな形になっていて。7人で本番まで走っていきたいという気持ちがすごく強いからこそ、私も相手のことをより思いやれているというか……。あ、今まで、思ってなかったわけではないんですけどね！（笑）。
──一人一人が得意なことを頑張ってきた同期たちということですが、倉持さんの得意なことといえば、やはりダンスと歌だと思います。ご自身でも、ダンスと歌に対する思いは強いですか？
倉持 ダンスと歌に関しては、みんなもすごく頼ってくれる部分ではあって。「めるとは、歌もダンスも上手いから、ここをやって欲しい」とか「これを聴きたい」みたいに言われると、その期待に応えられるように頑張ろうと思えるし、そういうところで自信を持たせてもらえている感じもあります。私自身も、歌とダンスで困ったら、自分に聞いてもらいたいなと思っていて。というのも、私は、普段の配信などで、みんなをサポートできることが何も無いんです。得意なゲームがあるわけでも、機材などに詳しいわけでもないし、自分の専門分野は、歌やダンスなのかなって。そこに関しては、頭一つ抜け出て、みんなのことを支えたり、引っ張ったりできるくらいの存在になりたいです。
──同期の石神さんから「倉持は自己評価が低すぎる」と怒られるいうエピソードを倉持さんが話していたのを聞いたことがありますし、私もそう感じていたのですが、今のコメントにはすごく自信を感じました。
倉持 あはは（笑）。本当につい最近、5日くらい前に石神と話したことなんですけど。やっと最近、「うち、歌えるじゃん」とか「踊れるじゃん」と思えるようになりました。
──何かのきっかけが？
倉持 私、９月に先輩方と福岡公演（「にじさんじ WORLD TOUR 2025
Singin’ in the Rainbow！ 福岡公演」）に出させて頂いたんです。その時は、6人でのステージの見せ方ももちろん考えましたが、まずは、初めてのステージで自分がみんなにどう見てもらいたいのかをすごく考えました。その経験を経ての「Idios 1st LIVE」では、自分のことはもちろんですけど、7人として、どう見られたいかをすごく意識していて。7人でのステージのために、自分はどう立ち回るのが良いのかをすごく考えるようになったんです。でも、自信がないままの自分でいると、それを実行できないんですよ。
──自分に自信が無いと、周りを引っ張るのは難しいですよね。
倉持 そうなんです。それに、私にとって、同期もリスナーさんもすごく大事な存在なのですが、そんな大事な人たちが自分に言ってくれている言葉は、もっと信じたいと思って。歌やダンスにもっと自信を持っていこうと、本当につい最近になって思えるようになりました。
同期が頼ってくれたことは、心の支えになった
──ちなみに、デビュー当時の倉持さんは、どんな活動を頑張って、どんなライバーになりたいという目標を持っていたのですか？
倉持 デビューした時から、やっぱり歌とダンス、特に歌を頑張りたいとはずっと思っていました。ソロライブをしたいという気持ちも最初からあったのですが、私は本当に自信が無かったので。自分にできるかどうかは分からない、単なる目標という感じでした。でも、最初に「MIRA」という曲のカバー動画を公開させて頂いた時の皆さんからの反響が自分の想像とは全然違っていて。「歌うま！」みたいに、ものすごく褒めていただけたんです。それが嬉しくて少しずつ歌っていたら、本当にありがたい話なのですが、褒めて下さる方も増えていきました。
──ダンスに関しては、後に意識するようになったのですか？
倉持 ダンスがある程度はできることも、みんなに早く見せたいことも最初から言ってはいました。ただ、当時の私は、多少ダンスができることって、（VTuberとして）そこまですごい要素だとは認識していなくて。しかも、ありがたいことに、私のダンスを見たことがある周りの人たちが、「倉持はダンスが踊れる」といろいろな機会で話してくれていたんです。そのおかげもあって、すごく期待して下さっているリスナーさんの反応を見て、「大丈夫かな」と思ったりはしました（笑）。でも、デビューの時から早く見せたいと思っていたのは本心です。そして、デビュー3周年を迎えそうになっている今は、より自分にしか歌えない歌、自分でしか踊れないダンスをみんなに見せられるソロライブをやりたいという思いがより具体的になってきたというか。絶対にやりたいし、実現するためには、具体的にどうしたら良いのかも考えるようになりました。
──倉持さんのダンスは、デビューから1年8か月後の「3Dお披露目配信」（【 #倉持めると3D お披露目 】3Dでどーーーんっ！！これが最強な倉持だぁぁぁ！！！【倉持めると/にじさんじ】）でようやくリスナーに披露されたのですが、それ以前に倉持さんならではの面白い状況が発生していて。
倉持 え、なんですか？
──先に実施された同期のソフィアさんたちの3Dお披露目配信でダンスの振り付けや指導などを行ったことで、「このダンスを考えて教えたなら、倉持はもっと上手いはず」と、さらに期待値が上がっていきました。
倉持 あはは（笑）。
──当時から気になっていたのですが、ご自身の3Dお披露目以前に、同期にダンスを見せる機会があったのですか？ 一番付き合いの長い石神さんは、見たこともありそうな気はするのですが。
倉持 それがソフィーたちには見せたことないんですよ！ 踊っている私を見たことないのに噂だけを信じて、ある意味、私を信用して任せてくれたこともすごく嬉しかったです。
──個人的な謎が解けました。
倉持 私の宣伝隊長みたいな存在がいて。石神って言うんですけど（笑）。みんなに「こいつ、踊れるぞ！」って、すごい言ってくれていたんですよね。当時、少し悩んでいた時期でもあったので、そこで同期が自分を頼ってくれたことは、めちゃくちゃ心の支えになりました。私はまだ自分のダンスを見せられない状態でしたが、ソフィーは、私が振り付けをすることで「めるちが踊れるってことも、みんなに知ってもらえるし」みたいなことを言ってくれて。それが本当に本当に嬉しかったです。他のみんなもそうなのですが、「こんなにも私のことを考えてくれるんだ。同期って、本当にいいな」って思いました。
──今のお話に出てきた「少し悩んでいた時期」についても伺って良いですか？
倉持 私は、同期のみんなよりも、いろいろなことに少し時間がかかっていて。そのこと自体についてネガティブになっていたというよりは、応援してくれているみんなに心配をかけちゃっているのかな、という思いがすごく大きくて。私を信じ応援して待ってくれているのに、それに応えられてないんじゃないかとか、もどかしい気持ちがすごく強かったんです。そんな時だったので、ダンスのことでみんなに頼ってもらえたのが、より嬉しくて。同期の優しさに支えてもらいました。
──今まで伺ってきた以外にも、デビューからの約2年9ヶ月間で大きく成長したり、変化できたりしたことはありますか？
倉持 2個あって。1個は、困った時にちゃんと「無理かもしれないから手伝って」とか「どうしたら良いか分からない」とか、周りに言えるようになりました。
──何かのきっかけがあったのですか？
倉持 具体的な出来事があってという形ではないのですが、この1年くらい、いろいろなことを経験する中で、周りの人に支えてもらう機会がすごく多くて。それは同期だけではなく、先輩もそうですし、後輩の中にも私よりしっかりした人がたくさんいらっしゃるので（笑）。すごく信用できる人たちが側に居てくれたから、自分が困っている時には、それを伝えて良いのかもしれないと思えるようになりました。
──もう1個の変化とは何ですか？
倉持 いろいろなことに対する度胸がついたと思います。ありがたいことに、ステージに立つ機会も増えてきたのですが、以前だったら「どうしよう。私にできるのかな？」とか思ってしまい、その不安が外にも滲み出ていたんですけど。今は、そういうことをまったく感じなくて、「やるしかないでしょ！ やったら絶対に楽しいもん！」みたいな方向に向かっていけるようになりました。
──不安を感じなくなった？
倉持 心配なことは今もあるんですけど、「不安なら自分で練習するなり、準備をするなりすればいいし。楽しむことが一番でしょ！」って、心の底から思えるようになりました。自分のことを、ちゃんと信じられるようになったからかもしれないです。
──自己評価が上がって良かった。ファンの皆さんも、このインタビューを読んで、喜んでいると思います。
倉持 そうなんですよ！ リスナーちゃん、リスナーくんって、こういうことで、本当にすごく喜んでくれるんです。「みんな、なんでそんなにも良い人たちなの？」って、いつもびっくりしちゃう（笑）。本当にありがたいことだし、大事にしなきゃなって思っています。
ただ歌う、ただ踊るだけじゃないライブになっている
──次は「Idios 1st LIVE」について、具体的な話を伺っていきたいのですが。本番も近付いた今、言える範囲での見どころを教えてください。
倉持 見どころはあり過ぎるんですけど、一つ挙げるなら、ただ歌う、ただ踊るだけじゃないライブになっていると思います。それぞれの曲について、この曲はこういう風に聴かせたい、このダンスはこういうことを見せたいとかを私たちだけじゃなく、スタッフさんも含めたみんなで一丸となって考えていて。ステージやセトリも含めて、全部にメッセージ性があるライブになっています。観て下さる皆さんにも、それを感じ取ってもらえるように私たちも頑張りますし、みんながそれを受け取って、いろいろな思いを感じてくれた良いなと思っています。ぜひ、いっぱい感想を教えて欲しいです。
──「Idios 1st LIVE」では、「Idios本気チャレンジ」という特別企画も実施されます。7名それぞれが自分自身に課したチャレンジに「本気」で向き合う企画ですが、倉持さんは、Day1で「Unlimited Dance Challenge！」を披露します。苦手なジャンルのダンスに挑んで、ステージで生披露するということですが、なぜ、このチャレンジに決めたのですか？
倉持 「本気チャレンジ」という企画の話を最初に聞いた時、自分は何ができるか考えたら、やっぱりダンスだろうなって思ったんです。特にIdiosを応援して下さっている皆さんには、私はわりとダンスが得意だと知って頂いていると思うので。でも、今までと同じものを見せるのではつまらないというか、「どこが、本気チャレンジなの？」ってなりそうですよね。自分としても、みんなに新しいことを観てもらいたかったし、どこまでできるチャレンジしたかったので、今、本当に苦手なジャンルのダンスの練習をやっています。
──あえて苦手に挑戦して、その成果を何千人の前で披露するわけですね。
倉持 自分の中で本来は見せたくない部分、隠した方が良い部分を今やっているので、これこそ、本気チャレンジだと思います！
──苦手なジャンルのダンスをする時は、どのようなテンションになるのですか？
倉持 普段、踊っているダンスなら、「この角度だったら、かっこよく見える」みたいなことがある程度は分かるんです。でも、今、踊っているダンスだと、私が踊ると、なぜかカッコ悪くなっちゃうので、鏡を見るのがめちゃくちゃ嫌。「キモいなーこんなにカッコ悪いかー」と思っています（笑）。
──本番では、どんな格好いいダンスになっているのか楽しみにしています。
倉持 ありがとうございます。もう1か月を切っているので、「ヤバい！」って思いながら頑張っています。
──今日初めて「Idios 1st LIVE」本番への不安を聞いたかもしれません。
倉持 あ、そうですね！ 唯一の不安は、これかもしれません（笑）。
──ちなみに、先ほども少しお話に出た「Singin’ in the Rainbow！ 福岡公演」での経験は、「Idios 1st LIVE」でも活かされそうですか？
倉持 それはもちろん、めちゃくちゃ大きいです。個人で歌やダンスのクオリティを上げるだけではなく、誰かと一緒に立つステージだからこその見せ方や、息を合わせてみんなで会場を盛り上げるやり方などは、先輩方からすごく学ばせて頂いていて。福岡公演の練習をしている時から、これはIdiosのライブにも持っていきたいなって、ずっと思っていました。
──次はIdiosの楽曲についての質問です。Idiosは、9月にリリースした「1st Mini Album『By Colors!』」の収録曲など、全6曲のオリジナル曲を持っていますが、その中で今の倉持さんの気持ちに一番フィットしている曲を選ぶなら、どれですか？
倉持 一つ選ぶのは難しいけれど、「参戦」（「参戦決定☆メタモリディオス」）か、「Iキャラ」（「Iキャラライン」）なんですよね……。
──では、その2曲を選んだ理由を教えてください。
倉持 「参戦」は、最初が「さあどんな 夢を見よう？ どこだって 行けるだろう」で始まって、（2番には）「何だって なれるだろう」という歌詞もあるんです。それをみんなと一緒に、Idiosのファーストライブで歌えることは、すごくグッと来ると思っていて。一人一人の自己紹介ソングにもなっているから、個々のパートで盛り上がって楽しんで欲しいのはもちろん、それだけの曲ではないんだよって気持ちもあって。7人として、そういうメッセージがこもっていて、私たちもすごくそう思っているよってことを、日々、練習しながらすごく感じているし、すでに、めっちゃエモくなっています（笑）。
──では、「Iキャラライン」がフィットしている理由は？
倉持 シンプルに私が好きっていう（笑）。あとは、「あんぶれら」（「あんぶれらシンデレラ」）もすごく好きですし……。
──という風にキリがなくなると思ったので、少しひねった質問をさせて頂きました。全部の曲が好きなのは大前提として、「Iキャラライン」の特に好きなポイントを伺えますか？
倉持 ミニアルバムに収録されている曲は、最初に頂いたオリジナル曲「相性×優勝ドロップス」からは、ガラッと変わって、かっこいい曲も多いんです。その中でも特に「Iキャラ」の「大胆に媒体 間違ったまま制したい！」ってところのメロディがカッコ良くて、曲自体もすごくカッコ良いと思っています。ダンスもカッコ良いです。
──オリジナル曲の振り付けに関しては、倉持さんも関わっているのですか？
倉持 いえ、今回、振り付けはまったくしてないです。
Idiosの誰かのことが絶対に好きになるライブ
──倉持さんやIdiosに興味はあって、ここまでインタビューを読んでくれているけれど、まだ「Idios 1st LIVE」を観るかどうか迷っている人たちが、思わず配信チケットを購入してしまうような一言をお願いします。
倉持 なんとなく「にじさんじに、7人の女の子がわちゃわちゃしているIdiosっているな」とか、（にじさんじ）公式の番組などで「誰々は見たことあるぞ」とか思っている方もいらっしゃると思うんです。そういう方々がIdiosのメンバーに対して、ぼんやり感じている「この子は歌やダンスができるのかな」とか、「この子はゲームが上手いのかな」といった輪郭みたいなものが、めちゃくちゃ明確になって、「この7人が好き！」って思えるのが、今回の「Idios 1st LIVE」だと私は思っています。Idios、推してみませんか？
──Idiosを推し始めるなら絶好の機会ということですね。
倉持 このライブを観てもらえたら、Idios、もしくはIdiosの誰かのことが絶対に好きになると私は確信しています。今回のライブって、今までずっとIdiosを観てきてくれた人しか分からないライブというよりは、ここから好きになって、このライブから推してくださる人でも、Idiosのことが分かるライブになっているんです。自己紹介ソングや最初のオリ曲もありますし、それぞれのメンバーや曲の雰囲気に合った、いろいろなものを観られる。誰のことも置いていかない、みんなのことを連れていけるライブになると思っています。
──では、倉持さんやIdiosが大好きで、すでに現地や配信のチケットは購入済み。「Idios 1st LIVE」の開演を楽しみにしている人に向けて、ライブを最大限楽しむためにして欲しい準備や心構えがもしあれば、教えてください。
倉持 楽しむ気持ちを持つ、それだけです！ って言いたいところなんですけど。それを一番に持ってきて頂きつつ、やっぱり「参戦」の掛け声とかは、みんなと一緒にやりたいなって思っているので、練習してきてくれたら嬉しいな。とにかく、せっかくのオフラインライブなので、みんなに私たちを観てもらうだけじゃなく、みんなで一緒にライブをできたら、嬉しいなって思っています。これは、現地の声だからとか、配信のコメントだからとかは、本当にまったく関係無くて。皆さんが応援してくれている気持ちは、絶対に私たちに届いてくるので。それは、福岡公演の時もそうだったし、今までの活動の中でももちろん感じてきたことです。現地のチケットが外れたから応援に意味がないなんてことは、もうマジでないから！ 私たちと一緒に楽しむことを第一に、お家でも会場でも声を出したり、ペンライトを振ってくれたりして、「頑張れ－」って気持ちを伝えてくれたら嬉しいなって思っています。
──最後の質問です。倉持さん自身と観てくれる皆さんにとって、「Idios 1st LIVE」をどんな時間にしたいですか？
倉持 このライブを観終わった頃に好きになってくれている人も含めて、Idiosを好きで良かったと思ってもらえるライブにしたいです。あとは、Idiosと自分が一緒の時間を過ごしていることを体感して欲しいとすごく思っていて。めっちゃ壮大な言葉になっちゃうんですけど、一緒に生きているんだってことを感じてもらえたら嬉しいです。私たちは少し遠い存在とかではないし、観る側と観られる側の違いとかも無くて。いつも一緒にいるんだよってことが、より伝わる時間になったら嬉しいです。そして、ありがとうって思いもしっかり伝えられるライブにしたいと思っています。
（TEXT by Daisuke Marumoto）
●関連リンク
・倉持めると（X）
・倉持めると（YouTube）
・「Idios 1st LIVE “Seize the day”」特設サイト
・ネット配信視聴チケット販売ページ（ドワンゴチケット）