
博報堂DYホールディングスは14日、MESONと進めている共同研究における新たな取り組みとして、180°Immersive Videoにおける「撮影距離」が体験者のプレゼンス(その場にいる感覚)と、コンテンツ内の演者への心理的な近さに与える影響を測る実証実験を実施したことを発表。
本研究ではSTU48 4期研究生撮影協力のもと、楽曲「出航」のライブパフォーマンスを対象として、撮影距離の異なる2種類(高プレゼンス条件:センターポジション演者位置から1,200 mm/低プレゼンス条件:センターポジション演者位置から7,600mm)の180°立体視Immersive Videoを制作。両条件は同一楽曲・同一演者・同一振付・同一会場を用い、違いは撮影カメラの位置のみとなるように設計。実験参加者はSTU48のSNSを通じて募集し、ファンクラブに入会している方をコアファン、未入会のファンをライトファンと定義し、それぞれ12名ずつHMDを介して体験している。

主な研究成果として、演者に近い距離から撮影した映像では、プレゼンスが高まったこと、高プレゼンス映像は、コンテンツ対象を身近に感じさせることで顧客育成を促せることが示唆されたとしている。
本研究の成果は、プレプリント論文「Enhancing Presence, Deepening Fan Intensity: How Presence in Immersive Video Shapes Psychological Closeness to Performers」としてまとめられている。論文では、プレスリリースで紹介された結果に加え、心理的近接性の変化量、ライトファンとコアファンによる差、体験を経ての心理変化の探索的分析などについて、より専門的な観点から詳述されている。

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