株式会社バーチャルキャストが、2026年7月21日に2026年3月期(第9期)の決算を発表し、純利益が前期比220.8%増となる2億3521万8000円となったことを明らかにした。
官報決算データベースによれば、2024年3月期から3期つづけての純利益は黒字となっており、利益剰余金も黒字に転換、これまでの赤字蓄積を取り返したと発表している。

株式会社バーチャルキャストは、VR/メタバース関連サービス「バーチャルキャスト」を展開する企業。ドワンゴとインフィニットループが2018年に立ち上げた企業で、アバター姿で交流したり配信できるアプリケーション「バーチャルキャスト」のほか、学校法人角川ドワンゴ学園が運営する「N高」グループへのVR教育ソリューション、リアルタイムAR合成を活用したバーチャルキャラクターの音楽ライブ制作支援などを提供してきた。
2023年10月には、現社長である太田豊紀氏が就任。太田氏はドワンゴ設立時の取締役で、現在は2019年にドワンゴから分社化したLOGIC&MAGICの代表取締役社長、バーチャルアーティストユニット・HIMEHINAが所属するLaRaの代表取締役社長などを務める人物。
2025年10月には太田氏が代表取締役社長を務めていたLOGIC&MAGICとバーチャルキャストが吸収合併し、バーチャルキャストを存続会社とすることを発表した。
LOGIC&MAGICは、カメラ54台を備えるモーションキャプチャースタジオ「LOGIC&MAGIC STUDIO(旧名TUNEDiD)」を有し、モーションキャプチャー技術を強みに映像制作・ライブ演出を手がけていた。両社の技術力とノウハウを融合させ、バーチャルキャラクターを取り巻く市場での競争力を強めようという狙いがあった。
両社の吸収合併は今回発表された2026年3月期決算の時期内で行われており、業績に影響を与えたと予想される。
関連リンク
・バーチャルキャスト
・ドワンゴ
・LOGIC&MAGIC
・LaRa
