株式会社エイブル(本社:東京都港区、代表取締役社長:堺 大祐、以下エイブル)は、大学生・専門学生・高専生を対象に、才能ある学生の発掘を目的とした「エイブル空間デザインコンペティション2020」を開催しました。
今回で12回目を迎えたエイブル空間デザインコンペティションでは、映画監督をはじめ幅広い分野で活躍する紀里谷 和明氏監修のもと、グランプリ作品をVR技術により完全再現。VRゴーグルを装着して見ることにより、作品を現実で見ているような体験ができます。この作品は1月25日(月)より特設サイトにて展示いたします。
特設サイト:http://able-partners-creative.jp/compe.html
- エイブル空間デザインコンペティションとは
エイブル空間デザインコンペティションは若手建築家、デザイナー発掘を目的として2006年より実施しています。毎回テーマを設定し、そのテーマに沿った賃貸住宅ワンルーム20㎡(幅4m×奥行5m×高さ2.4m)の空間デザイン作品を募集。多数の応募作品の中から書類選考で選ばれた6組が、スライドや資料、模型を用いてプレゼンテーションを実施し、グランプリを受賞した作品を実物大展示するというコンペティションです。
今年で12回目の開催となるエイブル空間デザインコンペティションのテーマは「MY STAY ROOM」。部屋で過ごすことの意味とその価値が大きく変化した2020年。自分らしい部屋とは?快適な空間とは?という、部屋への新たな価値を見出す課題に対して、過去最高の応募者数となりました。
2020年11月26日に行われた最終審査は、昨今の情勢を踏まえ、Zoomによるオンライン審査に変更。一次(書類)審査を通過した6組の候補者を対象に、審査委員の講評を経てグランプリ作品と準グランプリ作品が決定いたしました。
また今年は、グランプリ作品の実物大展示も避け、映画監督としても知られる紀里谷 和明氏監修によるVR完全再現版として特設サイト上に公開することといたしました。さらに、紀里谷氏がこのグランプリ作品のイメージ動画を制作。本特設サイトにて同時公開しております。
- 作品紹介
■グランプリ作品
・作品名:「洞孔(ほらあな)の家」 / 作者:白石 晃さん 京都府立大学大学院生命環境科学研究科環境科学専攻
【作品の特徴】
各ヒダや高さについては、等間隔なスパンにせず動きが出るようにデザインしました。
水回りのデザインは、曲線に沿った形状にしています。曲線を生かすため、コーナーについては角がでないようにし、ヒダの形状は机などに使用できるように張り出しています。
受賞者(白石 晃さん)コメント
この度はグランプリに選んでいただき、ありがとうございます!
コロナ禍が始まってから、今まで色々な場所でできていた活動の多くを自宅で行うことを余儀なくされました。しかしながら、一方で住宅という人間にとって最も基礎となる空間を改めて考え直す機会となりました。
このコロナ禍に対して、人類全体としていかに取り組むのか・・・僕なりに出した1つの答えを、今回のコンペを通して審査員の方々に高く評価して頂いたことは、とても意義深く思います。さらに、自分の作品をVR完全版として生き生きとした動きを持って再現して頂き、大きな驚きとともに光栄に思います。
本当にありがとうございました!
■準グランプリ作品
・作品名:「3.7mの内開き窓」 /作者:渡辺 崇弘さん・小野 淩央さん 工学院大学大学院建築学専攻
■入選作品
・作品名:「white you」 / 作者:石渡 智彦さん 前橋工科大学大学院工学研究科建築学専攻
・作品名:「雨を待つ家」 / 作者:吉田 美波さん・小瀧 玄太さん
大阪工業大学・ロボティクス&デザイン工学部・空間デザイン
・作品名:「Nearness house」 / 作者:大久保 尚人さん 芝浦工業大学大学院建設工学専攻
・作品名:「LIVE WITH USELESS」 / 作者:成瀬 皓太さん 東京大学大学院工学系研究科建築学専攻
- 審査員