電通と、国内電通グループ4社、電通グループのR&D組織「電通イノベーションイニシアティブ」は24日、企業の事業成長の実現にむけたXRテクノロジーの活用を目指す共創型のグループ横断組織「XRX STUDIO」を発足したと発表した。
同組織では、事業構想からマーケティングソリューション開発、UI/UX開発、運用、PDCAまでをワンストップで提供、企業の事業成長を支援する。
昨今、5G導入の本格化や、コロナ禍におけるデジタル活用の推進を背景に、XRテクノロジーへの企業ニーズは急速に高まっている。ライブエンターテイメント領域をはじめ、B to Cのライフスタイル創出やB to Bの商談活用など、これまでにない領域でのコンテンツ開発へと拡張させたい。距離や時間を超えた顧客との新しい体験の場を創りマーケティングを深化させたい、コマース事業設計など新たなビジネスモデルをつくりたい、といった多種多様な展開が模索されている。
そうした中で同組織は、「独自のマーケティングデータ基盤」と「先進のテクノロジー知見」「コンテンツネットワーク」といった組織力に、広告事業で培った「顧客のインサイト」と「アイデアの力」を掛け合わせた提案が可能。ビジネスやライフスタイルのかたちを作り変えていく「XRトランスフォーメーション」の推進を目指すという。
(TEXT by Shuto Uchimura)
●関連リンク
・XRX STUDIO公式サイト