XR技術により世界中の人々のあらゆるコミュニケーションをより表現豊かにするソリューションを提供する株式会社 Pocket RD(本社:東京都渋谷区、代表取締役:籾倉宏哉)は、このたび第三者割当増資(シードB)により4.5億円の資金調達をいたしました。これにより当社の資本業務提携先はスクウェア・エニックス、KDDI、講談社、大日本印刷の計4社となりました。今回の第三者割当増資は、「KDDI Open Innovation Fund 3号」(運営者:グローバル・ブレイン株式会社)をリード投資家とし、株式会社講談社(東京都文京区、代表取締役社長・野間省伸)、大日本印刷株式会社(DNP、本社:東京 代表取締役社長:北島義斉)、SMBCベンチャーキャピタル株式会社(代表取締役社長:落合 昭)が運営する「SMBCベンチャーキャピタル6号投資事業有限責任組合」を引受先とさせて頂いております。
資金調達の目的は、自身のアバターの自動生成・編集システム「AVATARIUM」と、ブロックチェーン技術を活用したNFT 3DCGマーケットプレイス「Pocket Collection」の開発強化と、資本提携先であるKDDI、講談社、大日本印刷との業務提携による事業推進強化となります。
既にKDDIとは事業連携を開始。AVATARIUMスキャナーを、GINZA456 powered by KDDIやau Style SHIBUYA MODIなどへ設置、オリジナルアバターと「バーチャル渋谷」が連携。「バーチャル渋谷 au 5G ハロウィーンフェス 2021 ~Fun for Good~」でコラボレーションし、ご自身をデフォルメしたアバターや、有名キャラクターの衣装を提供し、オリジナルアバターでバーチャルハロウィーンをお楽しみいただきました。更に今後は、アバター生成技術やブロックチェーンを活用したマーケットプレイスをau版メタバースで積極的に活用して頂き、リアルとバーチャルが連携した「バーチャルシティ」にお客様だけのオリジナルアバターできる体験や、生活者自身のデジタルデータを両社で協力し生み出していきます。
また講談社、大日本印刷とも様々な企画検討を開始しており、弊社が持つ技術とノウハウを通じ、多くの方々に対し新しい体験を提供し、大きなビジネスへと育てて参りたいと考えております。ご期待ください。
- 業務資本提携各社からのコメント
■株式会社スクウェア・エニックス イメージ・スタジオ部 マネージャー 河合裕文氏
Pocket RD様が展開するAVATARIUMをはじめとしたサービス・テクノロジーは、新型コロナウイルス禍で人々の対面コミュニケーションの機会が減少する中、メタバースをはじめとした新たなコミュニケーションツールのデファクトスタンダードとなる可能性を秘めていると考えています。今回、新たにPocket RD様のパートナーとなられた4社様は、こうしたPocket RD様のケイパビリティを最大化させるリソースをお持ちであり、大変心強い仲間が増えたと認識しています。今後、当社がこれまで蓄積してきた3DCGおよびアバター分野の企画開発における知見・経験を、さらに先進的な形で幅広いお客さまにお届けできる機会を共創して参りたいと考えます。協業関係のプラットフォームとして、世の中の多くの人々に最高のエンタテインメントをお届けし、革新性・創造性に富んだ良質なコンテンツの苗床となる存在として、Pocket RD様の更なる成長を大いに楽しみにしております。
■KDDI株式会社 事業創造本部 ビジネスインキュベーション推進部長 中馬和彦氏
KDDIが提供する都市連動型メタバースにおいて、Pocket RD社が提供するAVATARIUMとPocket Collectionはリアルとバーチャルを繋ぐ欠かせない仕掛けです。メタバース空間をさらに身近な空間にするためには、自分を投影する「アバター」をつくる選択肢が増えていく必要があります。
AVATARIUMはどなたでも簡単に自分をベースとしたアバターを作れるだけではなく、作ったアバターを様々な世界観に合わせて見た目を変換することが可能であり、TPOに合わせてアバターを使い分けるお客様体験を生み出すには、Pocket RD社との連携が必要不可欠でした。
KDDIは今回の出資を契機に、都市連動型メタバースとの連携等を通じて、Pocket RD社の事業成長を支援していきます。
■株式会社講談社 クリエイターズラボ部長 鈴木綾一氏
誰もが気軽に自分のアバターを持ち、仮想空間で楽しく交流する。Pocket RD社の先駆的で確かな技術と、出資会社各社との連携により、弊社が扱うIPやコンテンツが新時代のエンターテインメントフィールドへ羽ばたくチャンスを得ました。
グローバルメッセージとしてInspire Impossible Storiesを掲げる弊社は、漫画や小説はもちろんのこと、絵本や図鑑の分野が世界進出するのにも相応しい試みだと捉えています。自分のアバターがいる仮想空間にリアルな恐竜が出現したり、仮想空間化した絵本の世界で遊んだりと、デジタルネイティブ世代の親子交流や、お子さまの知育の分野でのXRコンテンツを積極的に生み出していきたいと考えています。
小説家や漫画家や絵本作家やゲームクリエイターなど、あらゆるジャンルの個人クリエイターにとって、このPocket RD社との協業がまったく新しい活躍の場となるよう、弊社も全力で取り組んでいきたいと思います。
■大日本印刷株式会社 マーケティング本部 投資企画室長 林卓治氏
誰もがXRを使うことが当たり前となる世界を具現化するため、Pocket RD社は業界での深い経験をもとに、ユーザーやクライアントの楽しさ・使いやすさを追求したサービスと、クリエイターの創作活動に寄り添った3Dプラットフォームを徹底的にこだわって作り上げています。完全自動の3Dアバター生成や3DCGデータの管理・流通プラットフォームに関する技術・ノウハウと、DNPの「高精細な表現技術」と「大量の情報処理能力」を活かした「XRコミュニケーション事業」や、写真プリント等の「モノとコト(体験)」をつくる「イメージングコミュニケーション事業」を掛け合わせて、リアルとバーチャルを融合させた新しい体験価値を社会と生活者に提供していきましょう。
- 株式会社Pocket RDについて
Pocket RD は世界中の人々のあらゆるコミュニケーションをより表現力豊かにするために、産声をあげました。
3D 技術の向上は 5G、6G が整備される中、コンテンツビジネスを充実化するために全世界的に必須と考えます。
ゲーム、スポーツ、フィットネス、ヘルスケア、ファッション、映画、広告…活用の幅は広がり、その中核のすべてのコンテンツは、3D による知を得ることにより、画期的なビジネスが生まれると思います。
私たちは未知のミライへのステップとして、世界中の既存の 3D 技術の粋を集め、より新しく、より面白いを革新的な技術により、不可能を可能にし、ひとつひとつそのミライをカタチにしてまいります。
- 自身のアバターの自動生成・編集システム「AVATARIUM」について -“なりたい自分”を実現しよう-
one ID = N AVATAR。メタバースやゲームをはじめとするデジタル空間において、AVATARの重要性は急速に高まりつつあります。リアルな自分を「代弁」して、「自分の性格や雰囲気」を綺麗に体現するものがAVATAR。AVATARはリアル空間からデジタル空間へ入るときの「入口」と捉えています。「AVATARIUM」は撮影から用途に合わせたアバターを全て同時に自動生成することを可能とし、外部環境へもシームレスなエクスポートを実現。エクスポート時の対応ファイル形式は、OBJ、FBX、PLY、glTF、VRM を実装しています。特殊なアバターを活用するメタバースの対応も完了しており、今後も業界ニーズに合わせて順次機能追加して参ります。
- ブロックチェーン技術を活用したNFT 3DCGマーケットプレイス「Pocket Collection」について
ブロックチェーンを活用し、3D技術を活用したアートワーク等、デジタル創作物全般の大量保存、2次創作、2次流通、販売が可能なサービス。作品の2次創作、2次流通においても権利を管理し、利益分配を行え、多くのクリエイターが創作に関わることによりブラッシュアップし、クリエイティブの価値をさらに高めることが可能なプラットフォームです。
多くのクリエイターの創作活動における中心的なプラットフォームとなれるように大容量ストレージ機能によるポートフォリオ掲載機能、プロジェクトマネジメント機能によるグループによる制作活動、マーケットプレイス機能による購入・販売も可能にし、その創作活動を全面的に支援して参ります。
また、法定通貨NFTの発行ASPとしても利用可能。現在事業提携先を募集しております。
- 会社概要
会社名 : 株式会社PocketRD
代表者 : 代表取締役 籾倉 宏哉
所在地 : 東京都渋谷区東3-14-15 MOビル9F
URL : https://pocket-rd.com/
- AVATARIUM紹介動画