KDDIは10月18日、位置情報を活用したAR/VRコンテンツ作成・配信サービス「KDDI XR Cross Portal」の提供を開始した。
本サービスを利用することで、観光地や商業施設の特定スポットにスマートフォンを向け、解説やキャンペーンの情報などが現れるARコンテンツを作成・提供できるようになる。例えば、商業施設でloTセンサーと連携し、混雑や空室を可視化することが可能だ。また、自宅から現地にいるようなVR体験も作れる。
特徴としては、カメラに写った風景からユーザーの位置を推定するVPS (Visual Positioning System)技術を活用し、ARコンテンツを特定の場所に出現できるという点。従来のように、壁に貼ったコードやマーカーなどを読み取る必要はない。独自アプリを使わず、専用のウェブページを開いて、そのままウェブブラウザ―上でARやVRコンテンツを体験できるというのもメリットだ。
KDDIとしては、観光地や商業施設が、より低い制作費と短い準備期間で価値体験の向上につながるAR/VRコンテンツを提供して、コロナ禍で影響を受けた来客数や売上の回復につなげてもらうことを狙いにしている。
●活用事例
・2021年12月20日
ヱビスブランドとauが協働、XRで恵比寿の過去から未来までの体験プロジェクトを始動
~約130年前のビール工場や鉄道発着所を再現、ヱビスブランドと恵比寿の街をXRで拡張~
・2022年3月22日
二子玉川ライズで都市DXプラットフォームの技術実証に成功
~AR・VRナビによる直感的なリアルタイムの情報取得や、離れた場所から自由視点映像でレッスン参加が可能に~
●関連リンク
・提供開始:2022年10月18日
・お問い合わせ先:えらべるXR
・法人向け窓口:
法人向けXR利用ニーズに応えるサイト「えらべるXR」を提供
~エンタメからビジネスまで幅広いXRサービスで企業のDXを推進~