バーチャルYouTuberのKizuna AIは自身の誕生日である30日、「Cognition」プロジェクトをスタートし、ティザーサイトを公開した。同時に無期限配信「s h e e e e p」をスタートしている。現時点で詳細は何もわかっておらず、HDDのデフラグを思わせるようなドット絵が流れている。
0時に「Me in the dream」の動画をプレミア公開。約3.2万人が見守っていた動画自体は、映像なしの黒い背景で、「ぼくらはみんな生きている」の歌詞が含まれる「手のひらを太陽に」が歌われる中、複数の言語で「私は必ずあなたのそばにいる」とメッセージを伝えて終わったが、その後、ティザーサイトと配信が始まった。執筆時点では、生放送の同時接続数が5.5万人を超えている。
なお、Kizuna AIは2022年2月より自身を形成するプログラムのアップデートのためスリープしており、現在もその状態が続いているとのこと。
この動きを受けて、Xの日本のトレンドに「キズナアイ」が登場。YouTubeのコメント欄には50〜70ヶ月もの間、メンバーシップに加入しているような「歴戦の勇者」なキズナー(ファンネーム)が集い、久しぶりのお祭り状態になっている。にじさんじ元2期生で、VTuber文化に造詣が深いギルザレンIII世さんもツイートするなど、VTuber業界がざわついている。
さらに公式サイトのソースコードに「Murmur… You could think of me as something virtual, kinda. I cognize. Please, could you stop the noise? I’m trying to sleep.」と記載されているなど、まだまだメッセージが仕込まれていそうだ。
(2024年6月30日0時48分追記)Kizuna AIのチャンネル登録者数が300万人を超える。2021年12月7日に一度、300万人超えを達成したが、スリープ後に登録者数が減少。今回の生放送の最中に再度復活した形だ。
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