ホロライブENのカリオペが冥界で怪物を狩る! ローグライクゲーム「ミリアッドデス」本日発売

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「MYRIAD DEATH -ミリアッドデス-」のタイトル画面

ホロライブプロダクションの二次創作ゲームブランド「holo Indle」から、ホロライブ English -Myth-森カリオペさんを題材にした新作「MYRIAD DEATH -ミリアッドデス-」3月25日(火)にリリース。プレーする度に姿を変えるダンジョンで、可愛いドット絵で描かれたカリオペさんで大量のモンスターを撃破していく高難易度ローグライクアクションだ。発売前に先行プレーをできたので、その所感をレポートする。

敵の攻撃をかわしながら、モンスターを狩りまくる

カリオペを操って冥界を取り戻せ!

「神」を名乗る存在が冥界に現れて現実世界とのゲートを封鎖。カリオペさんの師匠である死神の「デス先生」は窮地に陥り、死神業を休業して現実世界でVTuber活動中の弟子を冥界に緊急転移させる。しかし、その代償としてカリオペさんは、自身が死神であるということ以外の記憶を失ってしまった。

冥界のデス先生の部屋で目覚めたカリオペさん

記憶を失ったカリオペさんを操りながら、各フロアのボスモンスターを倒していく、神の勢力に奪われた冥界を取り戻すのが本作の目的。開発元は、大阪のゲームスタジオ「IGNITION M」。同社の人気作「ラズベリーマッシュ」のシステムやモンスターをベースに、死神VTuberのカリオペさんをフィーチャリングする形で生まれた作品だ。

「ラズベリーマッシュ」は、キャラクターデザインはポップだが、攻撃がモンスターに当たると生々しい効果音と共に血しぶきや首が飛び、マップ上には死骸や血だまりも残るというバイオレンス表現も特徴のゲーム。本作でも、その魅力は健在で、次々に現れる異形のモンスターをザクザクと狩っていく爽快感は癖になる。

ゾンビは首を切っても攻撃してくる

モンスターを倒すことで、ゴールドと「エネミーソウル」をゲット。ゴールドは、ショップで武器やアイテムと交換。エネミーソウルは、デス先生と話して、さまざまな能力「ソウルブースト」を解放するために使用する。また、ダンジョン内のほぼすべての設置物は破壊可能でゴールドへと変わるため、ダンジョン内で破壊の限りを尽くすことは楽しいだけでなく攻略のために大切衣でもある。ちなみに、デス先生の部屋の内装も壊すことができて、悲しそうな先生のリアクションも面白い。

武器を手に入れた時は性能を比較しながら装備する武器を選べる

BGMはボーカル付きのカリオペ楽曲

キャラクターが死ぬとスタート地点へと逆戻り。その度にダンジョンの形、モンスターやアイテムの配置などが再生成されるため、プレーの度に新鮮な体験もできる「ローグライクゲーム」だ。レベル、武器、アイテムなども全部ロストしてしまう作品は多いが、本作ではプレーを繰り返すことで成長も可能。すべての武器とアイテム、ゴールドやエネミーソウルのほとんどは失ってしまうが、エネミーソウルを消費して解放したソウルブーストの能力は次のプレーへと引き継がれる。

モンスターのソウルを貯めて解放した能力は、死んでも失われない

そして、攻略を進めていくと特殊な扉などダンジョン内のギミックを利用するための能力も解放。1度、解放された能力は、ソウルブーストの能力と同じように、死んだ後も引き継がれていく。

筆者も最初はフロア(ステージ)1のボスを倒せず何度もスタート地点に戻されたのだが、自分のプレースキルの成長と共に、カリオペさんのアイテム所持枠などが増えて少しずつ強くなり、いつの間にかフロア3までは安定して進めるようになっていった。レポートを執筆するまでに全フロアをクリアーすることはできなかったが、筆者と同様、アクションゲームがあまり得意ではない人でも十分にプレーを楽しむことはできるだろう。

最初のフロアのボス「ビックピッグマン」

また、本作ならではの大きな魅力がBGM。各フロアごとに異なるカリオペさんの楽曲がBGMになっているがインスト版ではなく、ボーカル付きで聴くことができるのだ。熱いカリオペさんのラップや曲により、群がるモンスターを次々に駆逐する爽快感や全能感はさらにアップ。アイテム売り場などに置かれたジュークボックスを使えば、各フロアの曲を変更することもできる。

アイテムショップの右下にあるのがジュークボックス

登場する武器は、200種類以上。ゲームを開始するとすぐに三つの宝箱が置かれた部屋があり、近接武器、遠距離武器、装備アイテムが一つずつ入っているのだが、その中身は完全ランダム。近距離も遠距離も操作に一癖ある武器が多いため、最初に自分の得意な武器が出るか出ないかによって、序盤の攻略難易度は大きく上下する。特に強力な遠距離武器は、ボス攻略の難易度を一気に下げてくれた。

最初の武器が当たりだったパターン

ゲームを進めて行くとエネミーソウルを消費して新たなスキンも解放可能。最初に解放できたのは、カリオペさんと同期の小鳥遊キアラさんのスキン。「フェニクスソード」などキアラさん専用の武器を装備することで、見た目と声がキアラさんに変わるのだ。ちなみに、「フェニクスソード」はクセが少なく使いやすい武器で、筆者が最も先のフロアまで進んだ時は、キアラさんの姿だった。

小鳥遊キアラさんのスキンも可愛い

難易度は決して低くはないが、シンプルな操作とシステムで、やり込みも楽しい「MYRIAD DEATH -ミリアッドデス-」。筆者は、時間切れ(原稿の締切)でクリアーまでは到達できなかったが、これまでに発売されたholo Indieのゲームと同じく、ホロライブメンバーによるゲーム実況にも期待。何時間かかるのかは分からないが、耐久配信も盛り上がりそうだ。


●商品情報
タイトル: MYRIAD DEATH -ミリアッドデス-
ジャンル: アクション, インディー
開発元: IGNITION M
パブリッシャー: holo Indie
リリース日: 2025年3月25日
価格:1200円
Steamストアページ

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(TEXT by Daisuke Marumoto

●関連リンク
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