4人のホロメンを乗せてトロッコが客席の中を移動! 「hololive 7th fes.STAGE1」レポート

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ホロライブ、通算7度目の全体フェス「hololive 7th fes. Ridin’ on Dreams」(以下、「7th fes」)3月6日(金)~8日(日)に、幕張メッセ国際展示場1~3ホールで開催。「hololive STAGE 1」「hololive STAGE 4」の全4公演に、総勢61人のホロライブのタレント(ホロメン)が出演した。PANORAではその全公演を現地取材。

まずは、白上フブキさん、百鬼あやめさん、癒月ちょこさん、猫又おかゆさん、兎田ぺこらさん、不知火フレアさん、角巻わためさん、雪花ラミィさん、尾丸ポルカさん、鷹嶺ルイさん、博衣こよりさん、ベスティア・ゼータさん、こぼ・かなえるさん、一伊那尓栖さん、フワワ・アビスガードさん、モココ・アビスガードさんが全24曲を披露した、6日(金)の「hololive STAGE 1」をダイジェストでレポートする。なお、「7th fes」の各STAGEのアーカイブを視聴できる配信チケットは、2026年4月8日(水)の20時まで販売中だ。

【チラ見せ】hololive 7th fes. Ridin’ on Dreams STAGE1【#hololivefesEXPO26_DAY1】


全員曲「Color Rise Harmony」 で開幕

昨年の「hololive 6th fes. Color Rise Harmony」で使用した9~11ホールから、一昨年の「hololive 5th fes. Capture the Moment」と同じ1~3ホールに会場を戻して開催された7thフェス。1ホール西側の壁際と3ホール東側の壁際には、ステージとなる横長の大きなメインモニターが設置され、中央の客席からは、前と後ろの両方にステージが見える配置だ。整然と並べられた椅子は、2ホール中央の列を境に逆向きなっている。どちらのステージも左右にサブのモニターが設置。記者席があるのは南側のサイド席で、首を左右に振れば、両方のステージが観られる位置でありがたい。

開演までの時間は、いつの頃からかフェスの恒例行事となっているファンによる推しへの愛のアピールの時間。サブモニターには、会場を埋めつくすファンの中から特に目立つ衣装やグッズ、手作りのアイテムなどを身に着けた人たちが映し出されている。今年の客席も非常に国際色豊かだ。

サブモニターの客席映像が消えて、会場に流れていた音楽のボリュームも大きくなると、ファンも始まりの気配を感じて立ち上がり、思い思いの色に光らせたペンライトを振り始める。ステージの周囲を飾るLEDが輝き出し、レーザー光による演出も会場中を照らす中、お揃いの「カラーライズ衣装」を身に着けた「hololive STAGE 1」出演者のビジュアルを紹介していくオープニング映像が始まる。映像は、前後のステージともに同じ内容だ。平等に、どちらもメインステージとして扱うということだろう。

最後に「7th fes」のロゴが大きく映った後、エフェクトと共にファンが待ちに待っていた16人のホロメンが登場。1ホール側のステージには、上段にルイさん、ラミィさん、あやめさん、伊那尓栖さん、下段にフワモコの2人、ぺこらさん、フレアさんが並ぶ。3ホール側は、上段がこよりさん、ポルカさん、おかゆさん、こぼさん、下段にゼータさん、ちょこさん、フブキさん、わためさんの順番だ。16人は、大きく手を振りスタートからハイテンション。「6th fes」の全体曲「Color Rise Harmony」のイントロが流れる中、下段のメンバーはステージの端に移動、エフェクトと共に消えると、ステージ横に待機していたトロッコへと瞬間移動した。


ステージとトロッコ間でホロメンが瞬間移動

2月に開催された星街すいせいさんのソロライブ「SuperNova: REBOOT」でも話題を集めたトロッコでのパフォーマンス。「SuperNova: REBOOT」のトロッコは、馬車のようなデザインだったが、今回は横長の長方形で4人乗りのフェス仕様となっている。横長の箱の中で歌い踊る可愛いアイドルたちを観た瞬間、「デカい『ハコビジョン』だ!」と思った筆者に共感してくれるホロライブファンは、どれくらいいるだろう。

ホロメンを4人ずつ乗せた2台のトロッコは、1ホール側ステージの南端と3ホール側ステージの北端を結ぶルートを通って、客席エリアをゆっくりと斜めに横切っていく。トロッコの中は奥行きもあり、2列に並んだホロメンがトロッコの左右を向いて歌い踊りながら、時にはすぐ近くにいるファンに手を振りアピール。トロッコが近づいたファンの嬉しそうな様子は、観ているこちらも嬉しくなるほどだ。曲の終盤、ルートの中間地点、2ホールの真ん中へ同時に到着した2台のトロッコは並んで停止。トロッコ組の8人が横並びになったまま、両ステージ立つ8人と一緒に「Color Rise Harmony」を歌い切った。

16人のホロメン全員がエフェクトと共に退場し、会場が暗転した後、ステージとトロッコのメンバーが入れ替わって再登場。会場中央のトロッコとステージの出演者が瞬間移動するというリアルのアイドルやアーティストには実現できないバーチャルタレントならではの演出だ。そして、「hololive 4th fes. Our Bright Parade」の全体曲「Our Bright Parade」のメロディーが流れ出し、歌い上げるようなAメロの後、「イエーイ!」という掛け声と共に曲調が変わると、2台のトロッコはそれぞれのステージに戻って行く。

移動ルートが斜めになっているためか、トロッコの奥行きがはっきりと見えて、ホロメンのポジションチェンジも分かりやすい。トロッコがステージ横に到着すると、アウトロの流れる中、トロッコ組のホロメンはステージ下段に瞬間移動。再び、両方のステージに8人ずつが並ぶと、フブキさんが「『7th fes STAGE1』、盛り上がって行きましょう!」と満面の笑顔で叫び、仲間たちと超満員のファンが「イエーイ!」と応えた。

ステージとトロッコのメンバー入れ替えや、客席を斜めに横切る移動ルートなどで、より多くのファンがたくさんのホロメンをもっと近くに感じられたフェス仕様のトロッコは、ライブスタッフたちの高い技術、アイデア、ファンへの思いが高次元で結びつき実現したギミックだった。


FUWAMOCOがオリジナル曲を熱唱

全員曲での開幕以降は、MCを挟みながら、各ホロメンがソロとユニットでそれぞれ1曲ずつ披露。まずは、ソロのトップバッターを務めたルイさんがオリジナル曲「get lucky」の大人な色香漂うパフォーマンスで会場をさらに盛り上げる。

続いて、可愛さ全振りで会場中を魅了したのが、3曲目に登場した双子の姉妹VTuber「FUWAMOCO(フワモコ)」。大人気VTuberの周防パトラさんが作詞・作曲・編曲を担当したオリジナル曲(作詞はFUWAMOCOと共同)「Lifetime Showtime」で、歌もダンスも可愛い仕草もさすが双子と言いたくなる相性抜群のステージを披露した。

特に、似ているけれど、たしかに違う二人の歌声が生み出すハーモニーはFUWAMOCOならではの魅力だ。二人が初めてフェスに出演した昨年の「6th fes」では会場に来られなかったため、初めて観る現地でのパフォーマンスを個人的に楽しみにしていたこともあり、ライブが始まってすぐにクライマックスが訪れて終わったような感覚もあった。

ところが、ライブ中盤の13曲目でも、FUWAMOCOこぼさんと3人でトロッコに乗って登場。昨年、海外でも人気を集めたiScReamの「愛♡スクリ〜ム!」を可愛くカバーした。トロッコからの呼びかけに「はーい!」と答えているファンたちは、とても楽しそう。こぼさんをセンターに3人並んだ姿と歌声もバランス抜群。正式にユニットを組んでも良いのでは?

さらに、ライブ終盤の20曲目では、再びFUWAMOCOが2人だけでステージに登場。2月の生誕ライブで発表したオリジナルソング「DEMON’S RESiDENCE」を「Lifetime Showtime」の時とは逆のステージで披露した。先の2曲とは異なり、ダークでロックな楽曲。歌声だけと切れのあるダンスも格好良い。生バンドとの相性も良く、アニメのオープニングテーマになりそうな曲だ。

FUWAMOCOが合計3曲(全体曲を除く)も披露したことに少し驚き、ラッキーな気分になったのだが、少し考えてみれば当たり前のことで、ソロ枠は「FUWAMOCO」で1曲ではなく、姉のフワワさんで1曲、妹のモココさんで1曲というカウントだったわけだ。きっと、ラフィアンズ(FUWAMOCOのファンネーム)も、筆者と同じくお得な気分になったことだろう。  


ラミこよの「スノハレ」カバーにも会場が沸いた!!

「STAGE1」全24曲のパフォーマンスは、それぞれに魅力的で会場のファンは常時ハイテンションだったが、筆者が特に熱い盛り上がりを感じたのは、15曲目でポルカさんが披露したオリジナル曲「無理ぽ to ポジ」のステージ。

「もうむりぽ」な激萎えテンションをポジティブへと持っていく歌詞に合わせた、全身を大きく使うダンスと、感情表現の切り替えが楽しい歌声や表情で、満員の観客をどんどん元気にさせていく。真っ赤な照明とステージ前に上がる火柱の演出も熱い。歌い終えた後の退場の仕方まで、サービス精神いっぱいの楽しいパフォーマンスだった。

「STAGE1」を締めくくった最後の曲は、「7th fes」に向けて作られた最新の全体曲「Ridin’ on Dreams」だが、その2曲前にソロでは最後のパフォーマンスを行ったのは、ホロライブ1期生のフブキさん。YouTubeで公開されているMVを背景に、オリジナル曲「グローエンブレイス」を披露した。MVもホロライブプロダクションの事務所の風景から始まるこの曲は、フブキさん自身が「ホロライブプロダクション、みんなのことを歌った」と語る楽曲。MVの青空をバックに、爽やかで疾走感あふれるメロディーに乗せ、「キミはわたしがみつけた光」と感情いっぱいに歌うフブキさん。ペンライトを振るファンの多くが「お前もな」と思っていそうだ。

昨年の1stソロライブ開催の際、フブキさんが、「グローエンブレイス」ではペンライトの色を「推しホロメンのカラーで自由に」と伝えていたからか、会場のペンライトの色は、フブキさん色の真っ白ではなく色取り取りの光で輝いている。さまざまなホロメンへの愛がこもった光に包まれながら、すべてのホロメンとファンに送る歌を温かな歌声で歌い上げたフブキさん。

「今日も明日も明後日もずっとずっと未来の光に向かって歩んで行こうね。100万回、愛してるよー」

最後に笑顔で叫び光と共に退場。曲のテーマも、「STAGE1」のソロのトリという曲順も、VTuberグループとしてのホロライブを大きく駆動させた立役者であるフブキさんに相応しい。

フブキさんに続いて、ユニットのトリとして23曲目に登場した「ラミこよ」の2人は、μ’sの「Snow halation」をカバー。世代を越えた名曲で会場中を沸かせると、最後のMCも2人で担当。全員でのフィナーレに繋いだ。

年々、参加人数が増え演出もパワーアップしている「hololive fes」。今年の目玉であろうトロッコによる演出だけではなく、出演者全員のパフォーマンスも4公演の幕開けに相応しい内容と盛り上がりだった。

© COVER

(TEXT by Daisuke Marumoto


●関連リンク
ホロライブプロダクション公式X
ホロライブプロダクション公式YouTube
「hololive 7th fes. Ridin’ on Dreams」公式サイト