大使・がんばるぅ子に聞く「SHOWROOMバーチャルギルド」の魅力 メンバー同士で助けて成長できるコミュニティー【PR】

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1月、SHOWROOMが開催したバーチャルタレント向けのイベント「第一回公式ギルド大使決定戦」において、がんばるぅ子さんがグランプリを獲得した(関連ニュース)。

大使とは、SHOWROOMのバーチャルタレント専用のコミュニティー「SHOWROOMバーチャルギルド」(SRVギルド)を盛り上げる役割で、るぅ子さんは今後、SRVギルドの顔としてオンライン/オフラインで紹介されていく。

所属が100人を超えたというSRVギルドは何が魅力なのか。その大使に就任するまで、るぅ子さんはどんな「がんばり」を続けてきたのか。インタビューを敢行すると、「ファン」「仲間」「コミュニティ」といったキーワードが浮かんできた。

*本インタビューは「第一回公式ギルド大使決定戦」のグランプリ副賞として実施したものです。


東雲めぐという憧れ、めっちゃばぶ美という相棒

──今回、グランプリおめでとうございます! そもそもどんな動機でイベントに参加したのでしょうか?

るぅ子 東雲めぐちゃんの等身大パネルの隣に並びたかったんです。今回、グランプリの特典のひとつに等身大パネル化がありましたが、それがSHOWROOMオフィスの入り口にある東雲めぐちゃんのパネルの隣と、秋葉原のパソコン専門店「TSUKUMO eX.」さんに3月15日から4月16日まで展示されるんです。

東雲めぐちゃんは、この業界に入るきっかけになった憧れの存在です。そして等身大パネルは、SHOWROOMに何度かうかがうたびに目にしていて、昔、サインを入れさせていただいたこともあった。その隣に自分がどうしても立ちたいという気持ちが強かった。

 
──熱い想いです。

るぅ子 過去に東雲めぐちゃんの隣に立てるチャンスを逃したこともありました。「DIVE XR FESTIVAL」というフェスへの出演権をかけたSHOWROOMのイベントで、決勝で最終審査までいかせていただいたけどダメで……。実力不足でなかなか同じところに立てなかったので、せめて等身大パネルだけでもという思いで参加したんです。だから本当にデビューして以来の夢が叶った形です。

 
──そんなに憧れの存在だったんですね。

るぅ子 るぅ子のデビューは、めぐちゃんが活動を始めた2018年3月頃、「グラニュー党」のエージェントとして過去に遡行する任務につかないかという話としていただきました。「未来平和党」のめっちゃばぶ美さんも一緒にという話が上がり、先発で与党であるるぅ子が行きましょうとなってSHOWROOMでデビューしたのが2018年の7月27日でした。

当時は配信自体が初めてだったので、うまくいくかどうかもわからず、そのとき未来からのデータ送信に協力していただいていたエクシヴィの「AniCast」というツールの使い方も全然わからなくて……。大丈夫かな、みんなに受けて入れてもらえるかなって不安でしたが、そのときもめぐちゃんが「私の後輩なんです」って紹介してくれた上で、初配信にも応援に来てくれた。いろいろと助けてもらって救われました。

るぅ子が初めて投稿した「踊ってみた」動画もめぐちゃんの「ぐみのうた」でした。DIVE XRの最終審査で落ちたときも、「がんばってる姿見てたよ。本当に応援してるから。絶対別の機会があるはずだから、そのときに一緒にがんばろうね」っていってくれて救われました。やっぱりキラキラしていてずっと応援している女の子なので、ずっと憧れですね。

 
──スポ根ものみたいでいいですね! 仲間というと、「OGYA-ROOM」として一緒に活動することも多いばぶ美さんについても聞きたいです。

るぅ子 ばぶちゃんは、何ていうか自由奔放さが一番ですよね。

 
──間違いない(笑)

るぅ子 デビュー時、ばぶちゃんから「あんた真面目ねぇ」っていわれてました。当時は石橋をめちゃくちゃ叩いて渡るみたいな感じで、何をやるにも安全確認して完全に大丈夫なことしかやらなかった。そこでばぶちゃんの「怒られたら辞めればいいのよ」という配信スタイルを見て、場合によってははじけていいんだということを教わりました。

Twitterも自由でしたね。るぅ子達は政府のエージェントなので、政府のアカウント以外はしばらくフォローしないようにしていたのですが、速攻でばぶちゃんがめぐちゃんのことをフォローしにいってて「ばぶちゃ~ん?」ってなって。

 
──(笑)

るぅ子 だから好きな気持ちは伝えたいし、伝えるのって悪くないんだなって。そこで上司達も「もうフォロー解禁しちゃおうか」って感じになって、文明開化配信を行った。ばぶちゃんがチャレンジしてくれて、結果いい方向にいっている。そんな周囲を巻き込んでいい空気をつくってくれるのがばぶちゃんのよさで、るぅ子は大好きです。

企画も面白いです。ばぶちゃんにアイデアを出してもらい、当日るぅ子がMCをまわして、そこにばぶちゃんがツッコんでどんどん話を広げて配信が楽しくなる。そういうところが最高の相棒で、一緒に活動できて良かったなって思います。


心の成長があったから勝てたギルド大使のイベント

──実際、デビューしてSHOWROOMで配信してみてどう感じました?

るぅ子 SHOWROOMは、視聴者さんとの近さがいいです。視聴者さんもアバターがあって、名前がわかるところが大きい。デビュー当初、何をしゃべればいいかがわからなくて困っていたときに、みなさんがこの距離の近さでコメントをくれて助かったこともありました。

るぅ子は視聴者のみなさんのことを「○○くん」って呼ばせてもらってますが、中には「ひざかっくん」や「とむやむくん」といった感じで名前で遊んでくれる方もいるんです。「何その名前」みたいな感じで視聴者さんの名前でも話題になって、しゃべりが上手くなかったときに盛り上がることができました。

ギフトも面白いです。当時、投げていただいたギフトは、配信者の頭の上から落ちてくる感じだったので、例えば、みんなが少しずつギフトを投げてくれることで「みなさんの命の息吹を感じます」と話したり、そこに便乗してたくさん投げてくれることでさらに場が盛り上がったりしたことを覚えています。

 
──過去の配信で思い出深いものはありますか?

るぅ子 本当に色々あったのでどれが一番とは言い切れないですが、最初に参加したSHOWROOMのガチイベントは覚えています。2018年10月、「賢者の孫」というアニメの主題歌と声優としての出演権をかけた「TVアニメ『賢者の孫』エンディング曲&声優デビューオーディション」です(関連記事)。当時、デビューしてまだ3ヵ月で、大好きなめぐちゃんも参加してました。

その直前に「『声優グランプリ』誌面出演権オーディション」のイベントに参加してみたのですが、全然ダメで勝てなかった。配信のタイムテーブルの組み方とか、みなさんに無料ポイントを効率よく投げていただける方法とか、仕組みを全然理解してなかったんです。「SHOWROOMのガチイベってこんなに難しいんだ」って挫折して、でもやっぱり挑戦してみたいという気持ちが強く出たのがこの「賢者の孫」オーディションだった。

そこで1週間でトータル300万ポイントほどを投げていただいて、特別審査員賞に押し上げてもらったんです。自分の中で100万ポイントを超えたのが初めてで、これからもSHOWROOMで戦っていけるかもしれないと自信をもらえたのが大きかったなと思います。

 
──いい話! その自信が今回のSRVギルドの大使につながっていると思います。

るぅ子 でも、まったくイベントに勝てない期間もあったんです。何に出ても2位とか3位だったり、最終審査には進めるんだけどそこで選ばれないみたいな時期が1年以上あって苦しかった。勝てないことでどんどん自分にも自信がなくなっていく。泣いちゃうことも多くなったりして、「イベントお休みしたら」といった感じで心配していただくこともありました。

そんな時期を経て去年7月、LAMくんママ(編註:イラストレーターのLAMさん)に新しいLive2Dの体をつくっていただき、未来から現代に映像を送る形ではなくて、未来から現代に移住して、同じ時空に生きてがんばることを選びました。

 
──「お色直し」もバーチャルタレントならではで驚きました。

るぅ子 その時期から「勝っても負けてもいいからがんばってみよう」という気持ちでSHOWROOMのイベントに臨めるようになったんです。そうしたら状況がよくなって、直近では声優オーディションやボイスドラマになどで1位になれました。

今回のギルド大使は、3ヵ月連続でのガチイベになってしまうため、「こんなに続いても大丈夫かな?」という気持ちもありました。一方でファンのみなさんと信頼関係がつくれていたところもあって、今ならいけると挑戦して、心が折れることなく最後まで戦えたんです。

 
──見た目の変化だけでなく、るぅ子さんの中でも成長があったんですね。

るぅ子 そうですね。成長できたのかなって思います。以前の私はたくさんの応援より否定的なコメントに意識が向いてしまっていて、だんだん自分の活動に自信が持てなくなってしまっていったんです。一時期、「今回のイベントはリスナーに頼りすぎてたんじゃないですか」みたいな言葉に強く影響されてしまい、もしかしたらみんなにものすごく無理を強要していたのでは、独りよがりになってるんじゃないかと、イベント自体が怖くなってしまった。

でも本当はたくさんの方が応援コメントを書いてくださっていたんです。そんな人達に向き合えばいいんだと思えるようになってから心も強くなれて、みんなを強く信じられるようになった。当時がすごく辛くて一度ヘコんだからこそ、そう考えられるようになったんだと思います。

今回のギルド大使も、すごく楽しく駆け抜けられました。他のギルドメンバーの方が強くて、最終枠まで2位でずっと背中を追いかけるかたちだったんです。最後の最後までわからないのはすごく怖い。でも、今までの悔しさやヘコんでしまった時期を思い出して、ガチイベランナーズハイじゃないですが「大丈夫、みんなが絶対投げてくれる」って笑顔で駆け抜けました。だからみなさんには感謝しかないです。


メンバー同士で助け合って成長できるSRVギルド

──大使ということで、SRVギルドについても聞いておきたいです。ギルドに参加してよかったと感じたことは何でしょうか?

るぅ子 SHOWROOMで配信をしているバーチャルタンレトさんが参加できるコミュニティーで、タレント同士のつながりが生まれたり、技術的にわからないことを気軽に相談できたりするのがいいところです。

自分が一番よかったのは、コラボのときに声がかけやすいところですね。今年は大型コラボをいくつか主催していきたいのですが、失敗したくなくてまずコラボの練習がしたかった。そんなときにSRVギルドを中心に声をかけさせていただいて、すぐに沢山の方集まってくれた。

 
──優しい世界ですね。

るぅ子 そうなんです。詳しくいうと「深まる宇宙人狼」のためにテストした「gdgd宇宙人狼」で、Discordの音声に合わせてしゃべっている人が光るというのをやりたかった。そのときにずっと解決できないDiscordのバグが発生して、配信2時間前にコラボサーバーで準備を始めたのですが結局解決できず。もうダメだと思っていたら、早めに集まってくれた仲間がやり方を全部教えてくれてきれいさっぱり解決して、きちんと話している人を光らせることもできました。裏側を含めての知識や技術を共有してくれて、助け合いできるコミュニティーに参加できてよかったなと思います。

 
──かつてあったupd8のようなMCN(マルチチャンネルネットワーク)ではなく、コミュニティーなんですね。SHOWROOMは単独での配信が多いので、そうした横のつながりができる場は貴重だと思います。

るぅ子 そうですね。2月には、ばぶちゃんとSRVギルドメンバー限定の凸待ち配信もやりました。スタートの1時間前まで配信予定のサーバーに参加できていなくて。

 
──(笑)

るぅ子 凸待ちは本来アーカイブを見たり概要欄から凸してくれた人のページに飛べるのでYoutubeと親和性の高い企画ですが、あえてアーカイブの残らないSHOWROOMでやったらどうなるんだろうばぶちゃんと話になって挑戦してみました。それでSRVギルドの所属メンバー限定で凸待ちをやってみたら、ものすごく盛り上がって、深夜だったのに最終的に1500人も見に来てくださった。普段は100とか200ぐらいの参加者の方々を1500人に紹介できたというのが嬉しかったです。

 
──早速、大使としての仕事をはたしてますね!

るぅ子 るぅ子が今まで知らなかった方も凸してきてくれて、そうした方々を視聴者に紹介できるのが嬉しいです。だから面白いのにまだ発見されてなかったり、最近配信を始めたけどどういった風に自分を知ってもらうかがわからないっていう方に向けて、凸待ちのような面白い企画を提供していけたらと思っています。

 
──それはとても重要なことです。めぐちゃんが紹介したことで、るぅ子さんとの「両推し」になったファンもいると思います。そのるぅ子さんが、また別のタレントに知るきっかけをつくっているというストーリーがいいです。

るぅ子 ありがとうございます。やっぱり恩返しをしたい。るぅ子も一人での配信が多かったので、コラボなどで知ってもらう機会はとても大切だと感じてます。自分のMCを回す力は今までの活動を通じて自信をつけてきたところなので、コラボなどを多く企画していきたい。

 
──偉い。最後に今後、挑戦していきたいことをお聞かせください。

るぅ子 今まで自分の事に精一杯で、るぅ子を応援してくれている方々は「活動自体が恩返しだよ」って言ってくださるのですが、やっぱりファンのみなさんにもしっかり恩返しもしていきたい。例えば記念日に合わせてオリジナル曲を出すとか、新規イラストのオリジナルグッズを出すとか。あとはライブの実施とか。

るぅ子がもっと有名になることで、応援してくれていた方々が「これが自分の推しだ!」と誇らしくなれるように、もっと成長していく年にしていきたいです。7月に配信3周年を迎えるので、ぜひSHOWROOMさん「SHOWSTAGE」でのライブをお願いします!

 
(TEXT by Minoru Hirota

 
 
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