リコーおよびリコーイメージングは25日、同社の展開するワンショットで静止画や動画を撮影できる360°カメラ「RICOH THETA」(リコー・シータ)の最上位機種として「RICOH THETA Z1 51GB」を4月下旬に発売すると発表した。価格はオープンとなる。
本モデルは、2019年5月に発売した最上位機種「RICOH THETA Z1」の内蔵ストレージを拡張したモデルだ。基本性能はそのままに、ストレージ容量を気にせずに利用したいという市場のニーズに応え、保存可能な容量を従来機種の19GBから51GBへと大幅に増強した。RAW+で約900枚、JPEGで約6350枚の撮影データを本体ストレージに保存できる。
コンパクトなボディに1.0型の裏面照射型CMOSイメージセンサーを搭載し、約2300万画素相当(6720×3360ピクセル)の360°の高品質な静止画を撮影できるほか、絞り優先など多彩な撮影モードにも対応し、屋外や暗所など撮影シーンを選ばずに高品質な映像が撮れる。動画撮影時には回転3軸補正による強力な手ぶれ補正機能により、4K(3840×1920ピクセル)、30fps(フレーム/秒)相当の360°動画撮影を実現するという。
本体に0.93型有機EL情報パネルとFn(ファンクション)ボタンを搭載しており、撮影残り枚数や露出設定などの各種情報が一目で確認でき、カメラ単体としても、高い操作性を実現している。JPEGに加えて、RAW(Adobe DNG形式)での保存に対応し、一般的なデジタル一眼レフカメラなどと同様に、本格的な画像編集ができる。
また、Androidベースのシステムを採用し、アップデートによる基本性能の向上だけではなく、プラグインの追加インストールによる多様な機能拡張を実現する。
(TEXT by アシュトン)
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