大日本印刷(以下、DNP)は26日、明日27日にオープンするテレビ東京運営のバーチャル空間「池袋ミラーワールド」への参画を発表した。
「池袋ミラーワールド」は、テレビ東京とDNPを含む企業10社が自治体や施設オーナー公認の仮想の街・施設をバーチャル空間の池袋に構築したもの。VRデバイス、スマートフォン、PCなど様々な端末で参加できる。
DNPは、ジュンク堂書店池袋本店を「バーチャルジュンク堂書店池袋本店」として「池袋ミラーワールド」に構築し、本というコンテンツと書店というメディアの新たな価値を提供する「バーチャル書店」の事業化に取り組む。
「バーチャル書店」へは自宅等からWebブラウザでアクセスすることができ、アバターを通してバーチャル空間に作られたフロアやイベントコーナー等を回ることができる。そして、陳列する書籍などから、紙とデジタルの両方に対応するハイブリット型総合書店「honto」や丸善ジュンク堂書店の実店舗へと誘導を図り、書籍拡販モデルの開発などを行う。
また、キュレーターによる本の魅力の解説、動画や音声の活用、オンラインサロンの開催といった多様な手法で、本の新しい楽しみ方を提供することを目指している。書店員や著名人などが独自のテーマでお薦めの書籍を紹介する「ブックツリー」や「AI書店員」などの機能も開発する予定だ。
さらに、「バーチャル書店」を地域の魅力を発信する拠点とし、自治体をはじめとする多様な業界の企業や団体等とコラボし、リアルな空間と連動したイベントなどを行うという。
(TEXT BY Ondoo)
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