hakuhodo-XR、3Dアバター試着サービスプロトタイプ「じぶんランウェイ」を発表

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博報堂博報堂DYメディアパートナーズの「hakuhodo-XR」は、VRCの高速3Dアバター生成技術および即時オートフィッティング型バーチャル試着技術を活用し、生活者のアバターがバーチャル空間で瞬時に同時複数試着体験が可能となる「3Dアバター試着サービスプロトタイプ『じぶんランウェイ』」(以下、じぶんランウェイ)を開発したと発表した。

「じぶんランウェイ」は、生活者が自身の3Dアバターを専用筐体で生成したのち、試着したいファッションコーディネートを選択すると、ランウェイ形式で複数の自分のスタイルフィッティングを360度見ることができ、後ろ姿や動いている姿を瞬時に確認・比較しながら検討可能なスマホアプリのサービスプロトタイプ。

いくつもの試着をしてみたいなど、実店舗ではためらわれる場面でも、アプリでの試着にすることでハードルを下げ、商品の検討から購入までの時間短縮や購入決定の最後の一押し、買物の納得感の醸成につなげる。

「何人もの自分のアバターが同時にランウェイを並んで歩く」という、現実世界では不可能な試着体験を提供することで、利便性を超えた「楽しい」という買物本来の価値を提供し、店舗と生活者の新しい関係性を生み出すことが可能となる。

専用筐体で自分のフォトリアルな3Dアバターをわずか10秒程度で生成

また、導入する企業にとっては、店舗のオンライン/オフライン融合(OMO)のブリッジとしての役割を果たすだけでなく、選択されたアイテムの人気動向を計測などのプレマーケティングとしての活用も想定している。

hakuhodo-XRは「じぶんランウェイ」のプロトタイプを用いて、今後さまざまな商業施設・アパレルブランド・雑誌メディアなどとの協業を想定しながら、買物本来の「楽しい」という価値を創造する3Dアバター試着体験を世の中に実装し、リアルを超えたワクワクする買物体験の提供を目指し、さまざまな検証をしていくという。プロトタイプの提供は2022年初頭開始予定だ。


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