ZOZO NEXTは東京大学大学院情報学環 筧康明研究室および株式会社細尾との共同研究プロジェクト「Project Foil」の研究成果展示「Ambient Weaving──環境と織物」をWeb上で再現したバーチャル展示会サイトを公開した。
●バーチャル展示会サイト https://AmbientWeaving.lab.zozo.jp/
本共同研究では、伝統工芸と先端素材およびインタラクション技術を組み合わせ、機能性と美を両立する新規テキスタイルの開発に関する研究を行っている。2021年4月から9月まで、京都・HOSOO GALLERYにて研究成果展示として「Ambient Weaving──環境と織物」を開催していたが、昨今の感染症の状況を踏まえ、展示空間をそのまま再現したバーチャル展示会サイトを公開するに至った。
バーチャル展示会サイト概要
本展示では、柔らかな紐状の有機ELを織り込み通電させると発光する西陣織や、周囲の温度変化に合わせて変色する西陣織など、日本の伝統技法である西陣織に先端テクノロジーを掛け合わせた5作品を展示。
展示会タイトルである「Ambient Weaving」は、「環境の情報を織り込んだ布」あるいは「環境と相互作用する布」を指す。そのため、展示会場では周囲の空間と展示作品の関係を重視し、光の状況や温度管理、センサーによる環境情報の視覚化などを行うことで、より織物の変化が際立ち、美しく魅せるよう空間全体をデザインしてる。
本バーチャル展示会サイトは、展示空間の様子を全天周360度カメラで撮影し、実際の会場の雰囲気や作品配置をそのままにバーチャルで再現しています。画面を通して、会場内を歩いているような感覚を味わいながら、一つひとつの展示作品を動画や写真で楽しむことが可能だ。
なお、三者による共同研究は現在も継続しており、さらなる発展を目指して研究開発を進めている。また、現在、本バーチャル展示会サイトで公開中の展示作品や本共同研究にて開発したテクノロジーを活用し新たなサービスを共創するパートナー企業を募集中だ。
●関連リンク
・株式会社ZOZO NEXT
・関連リリース1
・関連リリース2