日本初の「情報系」専門職大学として開学した〈東京国際工科専門職大学〉が〈株式会社NHKアート〉との産学共同研究で開発した“バーチャルギャラリー”が、5月27日より、三井不動産創立80周年記念事業「未来特区プロジェクト」の特設WEBサイトに開設されます。
“バーチャルギャラリー”は、東京国際工科専門職大学の2年生が様々な企業や自治体の課題解決に取り組む実習授業「地域共創デザイン実習」のひとつのプロジェクトとして、株式会社NHKアートから依頼を受けて開発がスタート。
学生たちは、ゲーム会社等でビジュアルデザインを行っていた「実務家教員」のデジタルエンタテインメント学科・山本浩司准教授の指導のもと、自由な発想でCGを駆使した新しい芸術空間の実現を株式会社NHKアートと共同して目指しました。
今回の“バーチャルギャラリー”は、これまでにないアート体験を得られる機会。ぜひご覧ください。
゛UN/BUILT“ バーチャルギャラリー
■開催概要 ・期間 : 2022年5月27日~6月19日 ・アクセス方法 :三井不動産創立80周年記念事業 「未来特区プロジェクト」WEBサイト ( miraitokku.com ) から5月27日以降アクセス可 |
※”UN/BUILT”というコンセプトのもとリアル、デジタル、さらに双方を組み合わせたデジタルオンリアル(ARを用いた拡張現実空間)の3つの「場」にギャラリーを展開。・「リアル」:日本橋においてアーティストの妄想を描いたデジタルアートを展示する“UN/BUILT”ギャラリーを開設。
・「デジタル」:オンライン空間上に空想の世界観を表現した“UN/BUILT”バーチャルギャラリーを開設。上国料勇氏が描くメインビジュアル「UN/BUILT NIHONBASHI」の中に描かれた、浮かぶ不思議な球体に足を踏み入れると“UN/BUILT”バーチャルギャラリーという異世界に入り込む体験を提供。
・「デジタルオンリアル(AR)」:日本橋「福徳の森」、「仲通り」の2か所に公募アイデアを含むAR作品を展示し、“UN/BUILT”AR日本橋を開設。
- 東京国際工科専門職大学「地域共創デザイン実習」とは
各企業・自治体から地域共創におけるテーマが与えられ、資料収集や調査分析・現地調査をふまえ、問題が発生する仕組みや原因について考察を行い、その上で具体的な課題解決の方法検討。中間発表を挟み、企画提案とプロトタイプを含む最終発表を行う、9ヵ月間の長期プロジェクトになります。
- 「地域共創デザイン実習」が生み出す未来
・CSRにとどまらない、CSV(企業の社会的責任追求)も視野に
本学が行う実習は、CSR(Corporate Social Responsibility:企業の社会的責任)にとどまらず、社会貢献と企業側の利益を両立できるCSV(Creating Shared Value:共通価値の創造)の観点に大きく貢献することを目的としています。本実習での提携を契機に、研究・開発・調査等の互恵関係を醸成し、単年のみならず継続的な産学連携を行うことで、将来的にはより実践的な研究プロジェクトへ結びつけることを目指しています。
・学科を超えたチーム編成で、広がる提案力
AI、IoT、ロボット、ビッグデータ等の新たな技術を学ぶ「情報工学科」と、最新ITを応用したインタラクティブなゲームやデジタル映像を学ぶ「デジタルエンタテインメント学科」の学生が合同で参加し、チームが編成されるため、より幅広い発想や提案を実現します。
- 東京国際工科専門職大学
55年ぶりに国の大学教育改革によって誕生した「専門職大学」として、2020年4月に開学。世界のICT・デジタルコンテンツ業界と連携した先進的な実践教育で、グローバルに活躍できる「デジタル人材」を輩出します。新宿駅前の校舎には、AIやVR、モーションキャプチャーをはじめとした最先端のソフト・ハードを導入。元東京大学総長の吉川弘之学長が牽引する指導陣には、各専門分野で高い実績をあげる研究者教員に加え、IBM、パナソニック、NTT、バンダイナムコスタジオ、NHKなど名だたる企業出身の実務家教員がそろい、これからの産業界や社会のニーズに応える高度な実践力や応用力が身につきます。
*オープンキャンパスは毎月実施。見学・相談は毎日実施しています(日曜・祝日除く)。
*2023年入学用の大学案内書は5月に、入試要項は6月に完成予定です。
*詳細は本学WEBサイトにてご確認ください。 https://www.iput.ac.jp/tokyo