バトロワFPSがVRChatに!? 話題の「VERTEX: VRCBattleRoyale」でさっそく遊んでみた

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メタカル最前線

8月7日、メディアアーティストの坪倉輝明さんがVRChat上にてVRバトロワFPS「VERTEX: VRCBattleRoyale」を公開しました。

坪倉さんは、XR領域を中心に活動するメディアアーティスト。Boothで、VRChat向けの3Dモデル、ギミックなどを制作・販売もしています。

これまでも、「坪倉家|Tsubokura’s Home」や、「Virtual TV Studio 1080p」などギミックを活用したワールドを複数公開してきた坪倉さんですが、今回のワールドは制作に約2年間を費やしたといいます。長い開発期間の末に公開された結果、公開初日の夜には同時接続1724人という記録とTwitterのトレンド入りを果たしました。

VERTEX: VRCBattleRoyaleは1チーム3人、最大6チーム18人で、最後まで生き残った者が勝利となるバトルロイヤルFPS。試合時間が短く観戦機能も充実されておりFPSが得意な人も苦手な人も楽しめる工夫がされています。

今回は、さっそくプレイした感想と生き残るためのコツをお届けします。

目次 [非表示]

簡単に武器を切り替えてお手軽バトロワFPS

VERTEX: VRCBattleRoyaleは、ソロ、あるいはチームを組んで、最後まで生き残った者が勝利するバトルロイヤルFPSのゲームです。参加者は飛行船から好きな場所へ落ちていき、武器のない状態で始まります。

マップの各地に武器が落ちており、2つまで拾うことができます。銃を上にあげると武器を切り替えられ、銃を下に下げるとリロードです。

この武器切り替えとリロードがVRでの操作に最適化されていて、遊びやすいと感じました。

自身の体力はシールドとライフに分かれており、シールドから先に削られ、シールドがなくなるとライフが減ります。回復は、マップ上のアイテムを拾うことでできますが、ライフに関してはしゃがむことでも可能。しゃがんでからしばらく動かずに待機しないと回復が始まらないものも、回復が始まると、ライフ全回復まではそこまで時間はかかりません。

時間経過によって、マップが狭くなっていきプレイヤー同士の戦闘が起きやすくなります。マップはVRChatのメニューボタンを2回押すと開くことができ、マップの縮小の進行が分かるため、どのように移動するか参考になります。

相手をすべて倒して、最後の1人、1チームになったら勝利となり表彰。花吹雪が舞って、次のゲームへと遊ぶような流れです。

もし死んでしまったら、観戦モードで他のプレイヤーの様子を見れます。プレイヤーごとの視点に切り替えられ、マップの位置や相手を倒した数もあるため、戦況がすぐに分かります

やってみて感じたポイント

ここからは、何試合かしてみて感じた生き残るために必要なポイントを話していきます。

ポイント① マップは狭いので戦闘はかなり頻発しやすい

VERTEX: VRCBattleRoyaleは、マップが小さく、相手との接触は頻繁におき、戦闘は起きやすいです。また、戦闘になった際も複数人の乱戦になる場合も多く、周囲の確認が大事になります。

ポイント② 武器は状況ごとに強いのが変わる

ゲーム内の説明では、赤く光っている武器が強いとされていますが、使い手のプレイスタイルや場面によって強さが変わります。また、マップ上に落ちている武器はランダムになるため、どの武器を拾っても使えると有利な状況が増えます。

ポイント③ 当たり判定は頭を基準にしている

VERTEX: VRCBattleRoyaleでは、アバターの頭を基準にして当たり判定があります。そのため、身長の高いアバターだと下半身では当たったことにならない場合もあるので気をつけましょう。

ポイント④ 相手を倒すとシールドが回復するアイテムが落ちる

相手を倒すとシールドを回復するアイテムが落ちます。1対1で戦って、戦闘が終われば無事に拾えますが、乱戦の状況やいいとこ取りをしようとする人がいた場合だと、シールドが奪われる可能性があります。

VERTEX: VRCBattleRoyaleは、マップも狭いので1ゲームがすぐに終わりやすいので、遊びやすいように感じました。また、バトロワFPSという定番ジャンルを好きなアバターで遊べるのは大きな魅力です。

ぜひ、皆さんも生き残りをかけたバトロワに参加してみてはいかがでしょうか。

参考リンク
坪倉輝明(Twitter)
ワールドリンク

投稿者プロフィール

東雲りん2022年1月からVRChatを開始。VRChat内のイベントである私立VRC学園の活動を通じて,VRに魅力を感じるようになる。以降、noteでの執筆やWith VRの立ち上げに関わる。With VRではインタビュー企画のディレクターを務める。