ゲームエイジ総研、「今後ゲーム配信する場合の配信スタイル」VTuberが8.5%に

LINEで送る
Pocket

株式会社ゲームエイジ総研

昨今、ゲームの楽しみ方が多様化しています。一人で遊ぶだけでなく、友達とマルチプレイを楽しむ方法もあります。そして、YouTubeやTwitchなどの動画配信サイトで自分のゲームプレイの配信をしたり、他の人がプレイするゲーム配信を観て、配信者と交流する方法もあります。そこで、今回はゲーマーにゲーム配信ついて聞いてみました。株式会社ゲームエイジ総研(代表取締役社長:光井誠一)は、「ゲームビジネスに特化したマーケティングリサーチ&コンサルティングファーム」として様々な分析を行って参りました。昨今、世界中で話題となっているVRやeスポーツといった、いわゆるゲームの枠にとどまらない新たな“エンタテイメント”の隆盛により、旧来のゲーム市場は過渡期を迎えています。そのため、改めて現在の“ゲーマーとは?”をテーマに、ゲーマーのライフスタイルを掘り下げる分析を、継続して実施していきます。

昨今、ゲームの楽しみ方が多様化しています。一人で遊ぶだけでなく、友達とマルチプレイを楽しむ方法もあります。そして、YouTubeやTwitchなどの動画配信サイトで自分のゲームプレイの配信をしたり、他の人がプレイするゲーム配信を観て、配信者と交流する方法もあります。そこで、今回はゲーマーにゲーム配信ついて聞いてみました。

■   約14%のゲーマーはゲーム配信経験があるか、してみたいと考えている
まずゲーム配信経験について調査しました。

現在ゲーム配信をしているゲーマーが全体の1.6%で、過去に配信をしたことがあると答えたゲーマーは4.0%でした。配信をしたことはないがしてみたいと答えたのは8.3%で、合計するとゲーム配信にポジティブな回答をしたゲーマーは13.9%となりました。【グラフ①】

ゲーム配信に対してポジティブな回答をしたゲーマーを年代別に見ていくと、もっとも多かったのが20代で20.4%、次いで10代の18.3%、30代の15.2%と続きます。40~50代は10%未満に過ぎず、20代を中心とした若年層でゲーム配信への興味が高いことがわかります。【グラフ②】

ゲーム配信に対してポジティブな回答をしたゲーマーに、今後ゲーム配信をする場合の配信スタイルについて聞いたところ、最も多かったのは、「顔出しなし」での85.7%。次いで「VTuber」が8.5%、「顔出しあり」が5.9%と続きます。昨今、顔出しありでゲーム配信をしているゲーム配信者も少なくはありませんが、まだハードルが高いということでしょう。【グラフ③】

「顔出しなし」と答えたゲーマーの理由を見てみると、「顔を晒すことに抵抗があるから」(女性/20代)、「顔出しは恥ずかしいから」(女性/40代)など顔を出して配信をするということ自体に抵抗があるという意見が多く見られました。また「仕事をしているため、特定されるようなことをしたくないため。」(女性/20代)や「身バレが怖いから」(男性/10代)など、プライバシー面の理由で抵抗があると答えたゲーマーも少なくありませんでした。

また自分の顔は出さないものの、アバターを通して自分の表情や感情を表現する「VTuber」と答えた理由を見てみても、「顔出しは嫌だから。最近VTuberが流行っているから。」(女性/20代)、「顔を出すのは恥ずかしく、VTuberなら外見を可愛くできるし恥ずかしくないと思うから。」(女性/20代)といったように、顔は出したくないが、表情などを表現する手段としてVTuberというアバターを通して配信したいと回答するゲーマーが見られました。

一方で「顔出しあり」と答えたゲーマーからは「隠す必要がないから」(男性/30代)、「今だと逆に、顔出しで配信する人間の方が少ないと思うので」(女性/20代)のような意見が見られました。

■約半数のゲーマーがゲーム配信を見たことがあると回答。頻繁に観ているのは10.7%
続いて、ゲーム配信を鑑賞しているのかをゲーマーに聞いてみました。

「観たことがある程度」と回答したのが21.8%、「たまに観る程度」が17.1%、「頻繁に観ている」と回答したのは10.7%で、合計すると約半数のゲーマーがゲーム配信を鑑賞した経験があるという結果になりました。【グラフ④】

年代別に見ると、最も鑑賞経験があるのは20代の66.3%。続いて10代の55.2%、30代の55.1%と続きます。40代は45.3%、50代は30.4%という結果になりました。【グラフ⑤】

よく見るゲーム配信者を聞くと、「キヨ」、「ガッチマン」、「牛沢」、「レトルト」といった日本の配信者TOP4や、「兄者弟者」、「加藤純一」など、長く活動している配信者を挙げるゲーマーが多く見られました。また「サンシャイン池崎」や「狩野英孝」、「すゑひろがりず」など、最近流行しているお笑い芸人のゲーム配信を見ているという声も見られました。

遊ぶだけではなくゲームを観るという、どちらかというと受動的とも思われる「ゲーム配信」ですが、この新しい楽しみ方が広がり一般化することは間違いなく、今後ますますゲーム配信が注目されることが予想されます。

ゲーム配信をする側と配信を観る側の関係は、ある意味プロスポーツの世界と類似しているのかもしれません。華麗な技とそれを目にする感動。新しいゲームエンターテインメントの変化や多様性に、これからも引き続き注目していきたいと思います。

企業プレスリリース詳細へ

PR TIMESトップへ