ソニーは4日、空間再現ディスプレイ「ELF-SR2」の本体ファームウェア1.20.00をリリースした。最新版では、以下の項目をアップデートし、視聴体験の向上やカスタマイズ性を高めたという。
1. 画像処理設定
画像処理を「画質優先」か「処理優先」で選択可能になった。「処理優先」にするとGPUの負荷を低減して、重いデータ量の多いコンテンツでも滑らかに表示できるという。
2. 使用環境設定
視線認識のアルゴリズムを使用環境に合わせて変更できるようになった。
3. 視聴者切換
最大2人の視聴者に対して、視線認識対象を切り替え可能になった。この切り替えは本体の「Fnキー」に設定を割り当てることも可能。
4. クロストーク調整
視聴者に合わせてよりクロストーク（二重映り）の体感が少ない状態に調整可能になった。
5. 視点検出の安定性向上
瞳認識に動き予測を追加し、オブジェクト表示の安定性が向上した。
6. 暗所での安定性向上
暗い環境下で発生しやすい画面のちらつきを低減。
7. 超解像度処理の最適化
超解像度処理が最適化し、精彩感を高めた。
5日には、ELF-SR1/ELF-SR2で利用できるAutodesk社のMayaに対応したプラグインアプリケーション「立体空間ディスプレイ Plugin for Preview」もリリースした。シンプルな操作で様々な角度から裸眼でコンテンツを立体で確認することが可能になる。
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