呉服屋出身・百貨店の本気を見よ! 大丸松坂屋、アバター向け3D着物4種を12/26より発売

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大丸松坂屋百貨店は24日、着物をモチーフにしたオリジナル3Dアバターの新作衣装4種をBOOTH「大丸・ 松坂屋アバター販売公式」にて発売すると発表した。

12月26日12時より第一弾の「【3D 衣装】はれのひStyle<VRC 対応>」と「【3D 衣装】いなせStyle<VRC 対応>」、1月1日0時より第二弾の「【3D 衣装】Sweet Lolita Style<VRC 対応>」と「【3D 衣装】Hyper Ninja Style<VRC 対応>」をそれぞれ発売する。価格は各3500円(税込)。

第一弾のデザインは、松坂屋が江戸時代から収集し、現在、J.フロント リテイリング史料館が所蔵している「松坂屋コレクション」の衣装をメタバース向けにアレンジしたものとなっている。第二弾は「ロリータ」と「忍者」がコンセプトだ。宮川徳三郎商店・四代目店主の宮川徳三郎氏が監修した。

2024年12月26日19時~2025年1月16日、VRChat内の大丸松坂屋百貨店オリジナルワールド「Future Exhibition Tower – Daimaru Matsuzakaya-」にて試着が可能だ。


●松坂屋コレクション

昭和6(1931)年~昭和14(1939)年までの9年間、高級呉服のデザインの参考にするため、全国から数多く収集した江戸時代以前の染織工芸品(時代衣裳を中心に、染織裂、雛形本、能面など)のコレクションの総称。

これらの収集品は戦中・戦後を通して一般公開されることなく、松坂屋京都仕入店で保管されていたが、平成22(2010)年に京都仕入店の閉鎖に伴い、松坂屋創業の地である名古屋に移管することが決定。平成23(2011)年に一般財団法人 J.フロント リテイリング史料館と名古屋市博物館、徳川美術館に収蔵される際、「松坂屋コレクション」と呼ばれるようになった。

J.フロント リテイリング史料館が所蔵する、国の重要文化財指定の衣裳5点を含む松坂屋コレクションの総点数は約1500点。時代衣裳は、江戸時代以前の小袖、帷子、紅型、能装束など約800点を数え、全国有数といわれているという。
*今回アレンジした衣裳には重要文化財指定の衣装は含まれない


●宮川徳三郎商店

明治36年、初代店主宮川徳三郎氏により京都室町にて呉服商として創業。悉皆業、小売と時代と共に業務形態を変化させ、現在では昭和初期のアンティーク着物を中心に祝い着レンタル・撮影サポート、これまでの経験を活かし伝統工芸に携わる職人サポートをしている。着物を通して、日本の古き良き文化や習慣、そして家族の繋がりを大切にする気持ちを伝えていく。
京都着物 宮川徳三郎商店(京都市西京区桂野里町 32-4)


●一般財団法人 J.フロント リテイリング史料館

大丸松坂屋百貨店が収集した史料等の文化的資産を未来へ継承し、学術文化の振興に寄与することを目的に、日本の文化遺産である松坂屋コレクションの衣裳の所蔵および、慶長 16(1611)年の創業以来400 年以上の歴史を持つ大丸松坂屋百貨店の創業・歴史に関する貴重な史料の維持管理及び公開・貸出・展示運営などの事業を行っている。

 
 
●関連リンク
大丸・ 松坂屋アバター販売公式(BOOTH)
試着ワールド(VRChat)
大丸松坂屋