Japan XR Hackathon 2017、4万ドルのICRC大賞は紛争地域の子供を助ける「Happy Children」に
NOITOM、Silicon Valley Virtual Reality(SVVR)、PANORAの主催で開催された「Japan XR Hackathon 2017」。6月24、25日の予選や30日のシンポジウムを経て、7月2日には11チームのファイナリストによる最終選考が行われた。受賞チームは下記の通り(以下、チーム名「作品名」*副賞)。
●ICRC大賞
Happy Children「Happy Children」
*4万米ドルの投資*NoitomVRLabの120日間利用権
●ICRC賞
RealityBender「Sexual Violence Meter(Violence Awareness)」
*1万米ドルの投資
*スイス・ジュネーブのICRC本部への往復航空券+宿泊費(投資を受けて完成した成果物の完成度による)
*NoitomVRLabの120日間利用権
●Noitom大賞
ザバイオーネ「DE miner Training」
*バックパックPC「Tong Feng Vest PC II」
*Perception Neuron
*NoitomVRLabの120日間利用権
●SVVR Community賞
TEKUKEN「PHASE」
・Perception Neuron 32
・SVVR Conference 無料出展権
*NoitomVRLabの120日間利用権
●PANORA賞
afjk「HoloLogger」
・PANORAにて単独記事化権
・Perception Neuron
●Mixed Reality賞
FirstAid対策委員会「First Aid Illminator」
*Microsoftギフトバック
*NoitomVRLabの120日間利用権
●VIVE/Aiuto賞
つくるラボ with B「COZMO MINE DETECTOR」
*HTC VIVE(コンシューマーエディション)
●Unity賞
関チーム「リハビリマスター」
*Unity Asset Storeバウチャー
*Perception Neuron
ICRC大賞を受賞したHappy Childrenは、写真左より柳井成博さん、箕谷章さん、鈴木佑奈さんという3人からなるチーム。チームと同名のコンテンツ「Happy Children」は、VRで紛争地域に住む子供たちの苦痛を取り除くプロジェクトになる。
具体的には、バーチャル空間で鶴を追って歩いていくことで、地雷や武力衝突などで足を失った子供の歩行リハビリを楽しくしたり、子供向けの360度映像をスマホ向けゴーグルで見せることで注射や予防接種の際の気をそらす──といった内容だ。
*のちほど簡単なレポートを追記します。
●関連リンク
・Japan XR Hackathon
・赤十字国際委員会
・SVVR
・Noitom