シャープ、VRグラス「Xrostella VR1」発表 15万円前後で11月下旬にクラウドファンディング開始

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シャープは31日、PCやスマートフォンに有線接続して利用するVRグラス「Xrostella VR1」(クロステラ ブイアールワン)の開発を発表した。約198gという本体重量と、着脱しやすいメガネ型デザインなどが特徴。

11月下旬よりクラウドファンディングサービス「GREEN FUNDING」にて支援者を募る。価格はリターンの種類によって異なるが、左右の手用のコントローラーを同梱して15万円前後とのこと。クラウドファンディングのフィードバックを元に、2026年中の商用化を目指す。

250gぐらいの体操着よりも軽い

PCの接続時は、SteamVR対応機器として動作し、VRChatなどのアプリが利用可能だ。2つの内蔵カメラで周囲の空間を認識するインサイドアウト方式で、6DoFトラッキングを実現し、顔を近づけたり回り込んだりして目の前の物を見たり、空間を歩いたりといった体での操作が可能だ。動作PCは、OSがWindows11以降、CPUがIntel Core i5-12600K以上、グラフィックボードがNVIDIA GeForce GTX970以上、メモリが8GB以上が必要になる。

スマートフォンとの接続は、基本的には同社のAQUOSシリーズのみの対応となるが、順次対応機種を拡大予定だ。大画面で映像コンテンツを見るなどの利用方法を想定している。

ディスプレイの解像度は片目あたり2160×2160ドットで、リフレッシュレートは最大90Hzの可変。レンズはパンケーキレンズを採用。瞳孔間距離は58~71mm、視度は0D〜9.0Dの間で調節可能だ。電力はUSBで接続したPCやスマートフォンから給電する。スピーカー、マイクを備えており、声でのコミュニケーションも可能となっている。

視度調節が可能なので、メガネユーザーも裸眼でVRを体験できる(斜視などで対応できないケースもありそうだが)
いったんできたプロダクトをクラウドファンディングでリリースし、一緒にコンテンツやソリューションをつくってくれるパートナーを募るとのこと

 
 
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