
横浜駅直結のフリーローム型のXR体験施設「IMMERSIVE JOURNEY」(イマーシブジャーニー)は、新規作品「THE SECRET OF THE PYRAMID BUILDERS ―ピラミッド建造者の秘密―」を6月15日より開始した。
IMMERSIVE JOURNEYは開業1年で12万人の来場者が訪れ、今年1月には名古屋にも新規オープン。5月には名古屋店の入場者数が5万人を記録し、4月には横浜、名古屋合わせての来場者数が20万人を突破した。27年には広島での新規オープンも決まるなど、今後の動向も気になるところ。XR体験を軸にした施設としては、ゲーム好きやガジェットへの感度が高い層といった、従来の顧客層を超えて高い注目を集め続けている(第一弾のレポート記事)。
今回、新規追加される「ピラミッドビルダーズ」は、第一弾作品と同様のキャラクター設定を用いたもので、一度体験した方にとっては「続き」を楽しめるような内容にもなっている。
美術館や博物館に行くように、知的好奇心を刺激するアトラクションとして人気を博すIMMERSIVE JOURNEY。今今回、その新規作品を体験し、代表の大橋氏に話を伺ったのでレポートする。
第三弾「ピラミッドビルダーズ」について

今回追加された「ピラミッドビルダーズ」では、その名の通り、ピラミッドが建てられた時の話を描いている。開業時に公開された「クフ王の秘密」と同じく、探検家のモナと共に、バステト神に導かれて建造時の謎に迫っていく。


本作の舞台はピラミッド建造中の古代エジプト。2013年に発見された「メレルの日誌」とそれに基づく学説をもとに作られたストーリーを楽しむことができる。物陰に隠れてパピルスを盗み見たり、王墓を覗き込んだり、まるで歴史ドキュメンタリーの再現ドラマの中に入り込むように歩いて体験できる。


船に忍び込む場面では、実際にはしゃがむ必要がないにもかかわらず思わず身を低くしたくなるなど、その時代の中に紛れ込んでしまったような感覚があった。
古代エジプトのロマンを感じながら、あっという間の45分だった。現実では行けない場所へ行けるVRならではの魅力で、第一弾は通常の観光では入れない場所に行けた楽しさがあったが、今回はピラミッドの歴史やロマンを体感できてより深掘りしたような内容になっていた。
前述の通り、IMMERSIVE JOURNEYは名古屋店もあるが、現在「ピラミッドビルダーズ」を楽しめるのは横浜店だけとなっている。
IMMERSIVE JOURNEYについて、代表・大橋氏に直撃!

今年1月に名古屋店をオープンしたIMMERSIVE JOURNEYは、横浜店との2店舗合計で累計来場者数が20万人を突破した。IMMERSIVE JOURNEYを運営するCinemaleep代表取締役・大橋氏に話を伺ったところ、昨年発表があった時と同様に、現在でも横浜店の来場者層は40〜60代の女性が中心で、名古屋もそれは同様だという。
リピーターも多いとのことで、VRそのものへの関心というより、美術館や博物館に親しんできた層の知識欲や好奇心に届いていることが、IMMERSIVE JOURNEYの好調を支える要素になっているようだ。
大橋氏によると、「ホライゾン オブ クフ」が第一弾だったこともあり、今回は第二弾という言い方をしているが、体験する順番は必ずしもその通りでなくてもいいとのこと。今回の作品は第一弾の制作から3年後に作られただけあり、演出面がより洗練されているところが見どころとも語っていた。

また、今後ラインアップが広がれば来場者層も変わる可能性があるとしたうえで、「映画館のように、コンテンツごとにお客さん、ターゲットが変わってくることもありうるのでは」と説明する。同じ場で複数の作品を同時に提供できるだけに、今後も体験できる作品が増えていけば、順調に来場者数を伸ばしていきそうだ。
また、IMMERSIVE JOURNEYでは日本発コンテンツの制作も進めている。昨年の発表会で話題に上がった浮世絵や江戸時代に関する作品について、大橋氏によれば、「いつ出せるかは未定だが、制作完了は年内を見込んでいる」とのこと。これまでの作品は全てフランスの制作会社エクスキュリオによるもので、ハイクオリティの海外作品の導入に加え、日本文化を題材にしたXR体験を発信していくであろう、今後のIMMERSIVE JOURNEYの方向性に注目していきたい。
(TEXT by ササニシキ)
●関連記事
・北野武も驚嘆! 新XR施設「IMMERSIVE JOURNEY」で体験するクフ王のピラミッドの世界
●関連リンク
・公式サイト
・公式X
