VR向け小型軽量トラッカー「Tundra Tracker」、CFサイトKickstarterにて開始15分で25万USD達成

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Tundra Labsは30日、同社の開発する小型軽量のVR向けトラッカー「Tundra Tracker」の量産版開発に向けたクラウドファンディングを日本時間本日6時よりKickstarterにて実施。開始後15分にて、目標金額となる25万USDを達成したことを発表した。同クラウドファンディングは、日本時間5月29日6時までの実施となる。

Tundra Trackerは、「より小さく、より流線型で、より高スペックに」をスローガンに開発を進めているVR向けトラッカー。これまで、プロトタイプの作成、テストを行っており、今回のクラウドファンディングにて量産化に向けた資金を調達する。

同プロジェクトは以前より、フルボディー・トラッキングを実践する日本人ユーザーより注目を集めており、Tundra Labsも今月5日には日本語Twitterアカウントを開設、TwitterとVRChatを中心に日本人ユーザーとコミュニケーションをとってきた。

今回のクラウドファンディングにおいても、Tundra LabsのTwitterによると、一時国別の支援者数にて日本が第2位となっていたとのことだ。

量産版では、重さは46~50g、サイズは幅50.2×奥行き50.2×高さ38.5mmとなる予定だ。流線型のデザインで、ケーブルが引っかかるような角をなるべくなくし、重心を可能な限り低く設計することで、着用した際の震えを軽減している。

また、850mAhのバッテリーを搭載し平均7時間の連続使用を可能に。「スーパー無線ドングル」と称した無線USBアダプターでは、1つUSBポートに挿すだけで、複数のSteamVRデバイスとの接続できる。こちらのドングルは、それぞれデバイスが3個まで同時接続可能な「SW3」、5個までの「SW5」、7個までの「SW7」3種類を支援者向けに用意している。

なお、こちらのドングルは、Valveの提供する標準ファームウェアを使用しているため、Tundra Trackerのみならず、Valve IndexコントローラーやHTC VIVE、VIVE PROのコントローラー、歴代のVIVE Tracker、eteeコントローラー、Logitech VR-Inkなど、ほかSteamVR対応のデバイスにも接続可能だ。

同トラッカーは、すでに「VRChat」「バーチャルモーションキャプチャー」「Neos VR」での動作確認を行っており、各アプリでのデモ動画をKickstarterのプロジェクトページおよび、Tundra LabsのTwitterにて確認できる。

クラウドファンディングのリターンなど詳細に関しては、こちらのプロジェクトページもしくは日本語訳ページより確認してほしい。

(TEXT BY アシュトン)

●関連リンク
Kickstarterプロジェクトページ
クラウドファンディング概要(日本語)
Tundra Labs日本語Twitter
Tundra Labs公式サイト