TeamViewerは4月26日、中東欧地域で事業を展開する三菱電機ヨーロッパのポーランド支店が同社のAR リモート接続ソリューションを採用したと発表した。三菱電機ヨーロッパは、産業用制御システム、駆動機器、ロボットなどを含む産業オートメーションのカスタマー・ サポートにTeamViewerのソリューションを導入するという。
TeamViewerのARリモート接続ソリューションは、モバイルデバイスとウェアラブル端末を介して動画を共有したり、ARマーカーでビジュアル的な指示を出したりなど、2D画像やテキストだけでは共有が難しい情報を可視化し、リモートで解決できるようにする技術。航空宇宙、自動車、食品業界など幅広い産業で活用されており、特に細かなテクニカル作業が求められる製造現場に適している。
三菱電機ヨーロッパでは今後、TeamViewerのリモート接続ソリューションを顧客のトレーニングや工場現場サポートに活用する。これにより現場での迅速かつ細やかな対応が可能になり、工場設備のダウンタイムを低減できる。このほか、遠隔プロセスが可能になることで技術者が現場に出張して作業する必要がなくなり、作業の効率化も期待できる。
三菱電機ヨーロッパのマーケティング・テクニカルサポート部門のソリューション・ビジネス・マネジャーであるジャコブ・クフャトコフスキはこのソリューションへの期待を次のように語る。「TeamViewerのテクノロジーを採用することは、三菱電機がスマート・ファクトリー・ソリューションを推進する上で重要なターンニング・ポイントとなります。リモート接続ソリューションの市場をけん引するチームビューワーのテクノロジーは、直感的かつ安全で、顧客とのやり取りの幅を広げるのに最適なソリューションです。この革新的なARソリューションによって、お客様は当社のオートメーションシステムを活用しパフォーマンスを向上させながら、生産プロセスを最適化することが可能となります」。
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