スタンミじゃぱん出演回「金曜日のメタバース」(金メタ)が9/13深夜放送! スタジオ現地取材でわかった番組の魅力をレポート

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テレビ朝日が、毎週金曜日深夜0時45分から放送しているバラエティー番組「金曜日のメタバース」(金メタ)。前回の「スタンミじゃぱん」さんインタビューに続き、9月13日のオンエアが近づいてきたということで、実際、スタジオで彼がどんな活躍を見せていたのかレポートしていきたい。

この回のメインは「あのワールドは今!? 金メタ的ビフォーアフター!」というコーナーで、金メタが過去に取り上げてきたVRChatのワールドやユーザーをピックアップして、今どうなっているかを調べるという内容になる。

つまりここ数年の日本のVRChat文化を振り返るという企画に、今、まさに新風を吹き込みまくっているスタンミさんがテレビ初出演で参戦するという激アツなシチュエーションなのだ。


公開収録の際に具体的に取り上げられた話題は、「宇宙博物館コスモリア」「映画制作チーム・カディシュ」「VRCボクシング」「VRダンスバトル」「サキュバス酒場LILITH」という5つだ(編註:放送時に編集の都合上、内容を変更する場合あり)

VTR自体がとてもよくできており、見ているだけでそれぞれの活動の裏側にどんな想いがあるのか、そしてこの1年でどれだけ前に進んだのかといいう話が伝わってきて「来し方行く末」に思いを馳せてしまう。

そんな場において、ここ2ヵ月でVRChatを始めて、最先端を身をもって体験しているスタンミさんが、八面六臂の活躍を見せていたのも興味深かった。

VRCボクシングのパートでは、MCであるモグライダー・芝さんが人生で初めてVRゴーグルを被り、元自衛官でVRボクサーのCapaさんとボクシングで対戦するという場にセコンドとして立ち会い、芝さんに的確なアドバイスやエールを送りまくっていた。

サキュバス酒場では、もう一人のMC、モグライダー・ともしげさんがセクシーな女性アバターを前に戸惑っている際、「ともしげさん、お触りは禁止です」と重要な情報を伝えたり、乾杯のカクテルが裏メニューだということを見抜いたりと、頼もしい先輩の背中を見せていた。いずれもスタンミさんの配信で見かけたヤツだ。

収録現場では笑い声が絶ず、筆者も耐えられず笑ってしまったこの様子は、ぜひオンエアで見てほしい! 長年、VRChatに入り浸っている人ほど、「俺の愛する文化に、多くの人に気づき始めてくれた……」と感慨ひとしおになるかも!?

 
そして取材をしてていて実感したのが、金メタが日本一、人と手間がかかっているメタバースの動画だということだ。

放送されている番組を見る限りはわからないが、スタジオにはタレントだけでなく、プロデューサー、アシスタントプロデューサー、ディレクター、アシスタントディレクター、カメラマン、スイッチャー、音声、照明、大道具・小道具などの美術、デザイン、メイク、メタバースの機材担当……など40〜50人ほどが集まり、30分の「あー、面白かった」を届けるために一丸となってそれぞれの仕事をはたしている。もちろんこのタレントが出演する現場だけでなく、事前の企画準備や関係各所との許可取りや調整、ロケ、VTR編集など事前準備にも膨大なコストが費やされている。

なんとかして今、最先端で一部の人しか面白さがわかっていないメタバースやVTuberについて、まったく知らない一般の人でも共感してもらえるラインを探りつつ、ネットで熱狂している人にも「わかってるねー」と思ってもらえるバランスをとって届けたい──。

ともすると一過性の「こんな変なものがありました!!!」という面白ネタとして消費されがちなネットの話題だが、週何回かの会議に参加して作り手の現場に触れたからこそ、その真摯な姿勢で番組制作に臨んでいるということは知っておいてほしい。

最近でも古くからでも、VRChatユーザーならスタンミさん出演の9月13日0時45分からのオンエアはぜひともチェックすべし。TVerAbemaでの見逃し配信も用意している。

 
 
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