次々と話題作を発表しているホロライブプロダクションの二次創作ゲームブランド「holo Indle」が、ホロライブタレントの配信をテーマにした新作を発表。ゲームスタジオ「Kindred Interactive」開発の「Holoidle」がSteamで6月5日にリリースされる。基本的に放置しておくだけでゲームが進行し、時々、簡単な操作をするだけで楽しめる「放置系ゲーム」や「クリッカーゲーム」と呼ばれるタイプの作品だ。先行プレーの機会を得られたので、その所感をレポートする。
配信をサポートしてホロメンの「影響力」を増やせ!
ホロライブタレントの配信をサポートして、視聴者に与える「影響力」を増やし人気配信者へと育てていくのが「Holoidle」の目的。最初にゲームを起動すると、言語設定は、英語になっているためタイトル画面でまずは「Setting」をクリックし、「Language」を「日本語」に変更。変更後も一番上にある「英語」が表示されるため一瞬、戸惑ったが、すでに日本語表示に変わっている。
「新しいゲーム」を選び、自分がサポートするホロライブタレントを選択。候補は、ホロライブEnglishの森カリオペさん、がうる・ぐらさん(2025年5月1日に活動終了)と、ホロライブ3期生の宝鐘マリンさんの3人。作成できるセーブデータは一つだけのようなので迷ってしまうが、筆者は宝鐘マリンさんを選びゲームをスタートした。
画面は、「ライブ配信」「Collab」「ショップ」「HoloSim」「設定」の5つのページに分かれており、画面上部のタブで切り替えながらゲームを進めていく。メインとなるのは「ライブ配信」ページ。配信を始めたばかりのマリンさんの影響力は0。画面を1クリックする度に影響力が1増えるのだが、手動で影響力を増やすのは最初だけ。増やした影響力を使って、画面左に並ぶさまざまな「アセット」を購入することで「毎秒影響力(IpS)」が増加。以降は何もしなくても毎秒、影響力が増加していく。この「IpS」をどうやって増やすのかが本作の攻略の肝になっている。
高価なアセットほどIpSの増加量は多いが、IpSが低いと購入に必要な影響力を貯めるまでに時間がかかってしまう。重要になるのが、アセットの購入以外の方法でも効率良くIpSを向上させること。方法の一つは、各アセットの「アップグレード」を購入すること。アップグレードのレベルを一つ上げる度に、IpSの増加量が2倍になるため、複数所有するアセットのアップグレードを購入すると、IpSが一気に増加する。しかし、アップグレード自体も高価で、同じアセットのアップグレードは、レベルが上がるごとに価格は跳ね上がるため、すぐに限界が来てしまう。そこで、効果的なもう一つの方法が「コラボカード」を上手に活用することだ。
影響力大幅アップのカギはコラボ!
コラボカードとは、「ショップ」ページで「ホロコイン」と交換して入手できる強化カードのこと。「Collab」ページを開いて、6つあるスロットにセットすることで、その効果が発揮されるようになる。カードの中には、特定のアセットの性能を強化するものや、特定のスロットにセットされたカードの効果を強化するものなどがある。「ショップ」ページは、いわゆるガチャになっており、入手できるカードはランダムなのだが、筆者は、運良く相性が完璧な2枚のカードを入手できたことで、「IpS」が一気に増加した。ただし、スタート時点で解放されているスロットは一つだけ。アセット一覧の上にある「ロック解除」をクリックして、影響力と交換にスロットを解放する必要がある。
コラボカードを手に入れるための「ホロコイン」は、40分経過するごとに1枚もらえるのだが、その効率を上げるために重要なのが、「HoloSim(ホロシム)」ページで、小さなマリンさんの世話をすること。妖精のように可愛いマリンさんが幸せであれば、ホロコインを生成する速度がアップ。幸せを保つには、「空腹」「睡眠」「注意」「衛生」の各メーターが常に50%を越えていなくてはならない。食事を作ったり、お風呂に入れたり、掃除をしたりといったお世話の操作自体は非常に簡単。「HoloSim」ページの定期的なチェックを忘れないことが大切だ。
複雑な操作や、瞬時の対応を求められることはなく、別のことをしながらのんびり楽しむことができる本作。いや、放置系ゲームなので、「楽しむことができる」というよりは、そうやって楽しむことを前提に作られている作品のはずだ。ホロリス(ホロライブのリスナー)ならば、「設定」ページで解像度を下げてウインドウを小さくして、ホロライブメンバーの配信との二窓をしながらプレーするのも楽しいだろう。
ちなみに、多くのホロリスが欲しくなるだろう最も高価なアセット「夢追い人の像」の初期価格は、10octillion。octillionとは、「十の二十七乗」のことで、購入には膨大な影響力が必要となるため、すぐに目的が無くなることはなさそう。気楽に末永く遊び続けられるゲームとなっている。一定の影響力を獲得した後に実行可能になる「アンコール」など、まだ紹介できていない機能もあるので、どうすれば 、10octillionもの影響力を手にできるのかは、ぜひ実際にプレーして確かめて欲しい。
●作品情報
・タイトル:Holoidle
・ジャンル:クリッカー
・配信日:2025年6月7日
・価格:580円
・Steamストアページ:https://store.steampowered.com/app/3543350/
・対応プラットフォーム:Steam(WindowsPC)
・対応言語:日本語/英語/ポルトガル語-ブラジル
・開発元:Kindred Interactive
© COVER © CCMC Corp.
(TEXT by Daisuke Marumoto)
●関連リンク
・Steamストアページ
・holo Indie公式(X)