はんだ付けを学べるVRChatワールド「NiceHANDA!!」が公開 安全教育が「教科書」から「VR体験」へアップデート

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ナギサコネクトは12日、はんだ付け安全教育ワールド「NiceHANDA!!」をVRChatにて公開(ワールドページ)。本ワールドでは、ゲーム感覚で正しいはんだごての持ち方や手順を体験できるほか、スコアやランキング機能により、友達と競い合うことが可能となっている。
現実世界のはんだごては金属部分が非常に高温になり、持ち方を誤るとやけどの危険ある。「NiceHANDA!!」では、加熱された金属部分に触れるとプレイヤーの視界が一気に赤く染まり、「ここは危険」という感覚を強烈に印象づけ、「触ってはいけない場所」を体で覚えられるため、リアルの体験実習に入る前の予習として有効であるとしている。

内装は学校の工作技術室をイメージして作られており、教室のような空間に2つの作業机が並ぶ。各机の上には、はんだごてと電子基板がセットされ、現実の実習風景をそのままメタバースに持ち込んだような空間となっている。

はんだごてにはプラグがついており、グリップして電源タップに近づけると起動。起動すると先端が赤く光り、机の上にゲーム開始用のパネルが表示される。

「どれだけ上手にはんだ付けを出来たか」といった要素をもとにスコアが算出され、その結果がワールド後方にあるホワイトボードにランキング形式で表示。同じインスタンスにいるフレンドとスコアを競い合うことも可能となっている。

さらに、教室内の壁面パネルには、村田製作所が公開している「電子工作のコツ/はんだ付け」をもとにした「はんだ付けのやり方」や「良い例・悪い例」の図解が掲載されている。

本ワールドは、2025年12月20日に行われる「第2回 未来の科学技術者フェスティバル」の静岡県工業高校校長会ブースにて活用される予定。また、VRChat内にも一般公開されており、通常のゲームワールドと同じように、誰でも訪れて遊ぶことが可能となっている。

●関連リンク
はんだづけ安全教育ワールド「NiceHANDAǃǃ」
ナギサコネクト