ユニバーサルミュージックジャパンは11日、VTuberの天神子兎音さんがアーティスト名義「Kotone」にてメジャーデビューしたことを発表した。従来も様々なカバー楽曲の投稿のほか、オリジナル楽曲の制作を行ってきた天神子兎音さんが、メジャーレーベルに所属することによりさらに音楽活動に力を入れていくという。
また、12月23日にはデビューシングルのリリースが決定している。収録曲はいずれも書き下ろし楽曲で、CDには天神子兎音さんの「神様」というモチーフに沿った特典を封入する。ジャケットのイラストは「pixiv高校生イラコン2019」で最優秀賞を受賞しており、今までも「Lemon」や「Pretender」、「花に亡霊」など数多くのカバー動画にて天神子兎音さんのイラストを担当したイラストレーター・ろ樹さんによるものとなる。
天神子兎音さんは、京都に住む500歳の神様として2018年4月より活動を開始しており、主にゲーム実況配信と、その歌唱力を活かした現在オリジナル楽曲やボーカロイドからJ-Popまでの幅広いカバー楽曲をあわせ総計90曲を超える多くの歌動画を披露し、ファンを集めた。
同年7月に発表した初のオリジナル楽曲「フーアーユーなんて言わないで」は、現在170万回再生を超えており、JOYSOUNDにてカラオケ配信もされている。
オリジナル楽曲第2弾の「アンダーワールドウタウタイ」より、Kotone名義にてアーティスト活動をより本格化し、現在まで計6曲のオリジナル楽曲を発表している。
今回のメジャーデビューは、11日の天神子兎音さんの誕生日配信にて発表された。配信の中で、天神子兎音さんは今回移籍したことでコラボ配信やゲーム実況など今までの活動方針が変わることはないと説明し、より多くのオリジナル楽曲が出せるようになること、ファンとより近い距離での活動ができるようになることなどを伝えた。
（TEXT by Shuto Uchimura）