きのこ派必見、「あの家」に住めるぞ!! 明治がCluster上にガチでつくったバーチャル分譲住宅を体験

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きのこの山

クラスター明治は24日、「きのこの山」のパッケージに描かれた「あの家」をバーチャル上に建てて、500邸限定のバーチャル分譲住宅として3月31日より販売することを発表した。

最高価格15万円と、値段だけ見ればかなり高額に感じるこの企画。つい「きのこの山、どうしちゃったんだ……?」と思ってしまうが、これまでも2万9800円のワイヤレスイヤホン販売や、コシノジュンコによるファッションショー実施など、予想外のコラボレーションを行ってきた流れで、今回はバーチャル分譲住宅の販売(NFT付き権利書込)を行うという。

「バーチャル上の分譲住宅販売」「NFT」と聞くと、長くこの領域を取材してきた立場としては、少し身構えてしまう。資産性や投機性を想起させる企画はこれまでも少なくなかったからだ。だが今回の取材で見えたのは、そうした文脈とはやや異なる温度感だった。


発売から50年間ファンに愛されてきた「きのこの山」

今回Clusterでバーチャル分譲住宅を販売するが、「きのこの山」はこれまでもさまざまな取り組みでファンとの関係をつくってきた。

さまざまな企画をおこなってきた「きのこの山」

iモードの時代からいちはやくデジタルマーケティングを行ったり、Makuakeで行ったワイヤレスイヤフォンの販売はゴールに設定した100万円を大幅に超え総額は1億円近くまで集まったり、デザイナーにコシノジュンコを迎えてのファッションショーを行うなど、一言でいえば「ガチ」、大手企業による悪ふざけともとれる企画を本気でつくりこむことで、多くのファンに愛されるお菓子の地位を確立している。

「あの家」

2025年には発売から50周年を迎えた中で、今回の企画の肝となる「あの家」をもとに「きのこの山でファンがコミュニケーションできる場をつくりたい」という意図で生まれたのが「FOREST HILLS KINOKONOYAMA」というわけだ。


クラスターで体験できる「FOREST HILLS KINOKONOYAMA」

エントランス

ワールドに入ると、まず空中に設けられたエントランスエリアに到着する。

ヘリポート
ヘリコプターで向かう

そこから専用ヘリコプターに乗ってレジデンスエリアへ向かうようになっていて、移動の段階から特別感がある。クラスターの方に伺ったところ、エントランス自体を演出するワールドはないらしい。

表札

「FOREST HILLS KINOKONOYAMA」は、パッケージに描かれたかやぶき屋根の素朴な「あの家」をそのまま再現したものではなく、山全体を高級リゾート区画として再解釈した空間になっている。

エリア自体は購入者やゲストなら行く事ができるが、家の一軒一軒には購入者が紐づけられているため、他の方の家に入ることはできないようになっている。写真の「表札未設定」の部分には、購入者のネームが表示されるようになるという。

インフィニティプールが目前に広がるリゾートホテル

一見すると洗練されたリゾート建築だが、よくみると、「あの家」のかやぶき屋根をモチーフとしたリゾート建築になっている。

パーティションをよくみると…!

家のデザインや全体の設計などは、この企画のためにデザイナーに依頼してつくったといい、インテリアの配置や自然と調和するリゾート感はプロの仕事を感じる。正直、このパーティションはちょっとトキメキを感じた。

ヴィラ状に物件が立ち並ぶ

また、撮影のために「FOREST HILLS KINOKONOYAMA」全体を回ってみたが、家同士は同じエリア内に並んでいるものの、高いところから見下ろしても外側から見れないように設計されているところは、実際のヴィラタイプのリゾートホテルのようだと感じた。

スーペリア
エグゼクティブ
エグゼクティブ
スイート
スイート

「あの家」として販売される分譲住宅は3つのグレードに分かれており、スーペリアが1万円/限定350戸、エグゼクティブは5万円/限定120戸、スイートは15万円/限定30戸と、日頃クラスターなどのバーチャルSNSで遊んでいる方からすると驚くような価格設定かもしれない。

インテリアやグッズなどのアセットを購入することはあっても、自分でなんでもつくることができるバーチャル上のプラットフォームとしてはかなり高額に感じてしまった。

購入者への特典

だが、今回の取材を通じて感じた面白い点は、これがバーチャル上の体験だけでは終わっていないということ。購入者は、クラスター内の「あの家」に住めるだけでなく、NFT付き権利書やカードキー、キーホルダーからなる高級感のあるリアルアイテムも用意される。NFTの是非は別として、本気度が伝わる作りだ。

権利書(NFT付き)
キーホルダー

あまりにもよくできているため、どちらかといえばこのノベルティこそ、今回の企画のポイントかもしれないと感じた。

「きのこの山」といえば、長年ネットミームのように「たけのこの里とどっちが好きか論争」が起きたり、実際のコミュニケーションにおいても初対面の相手との会話でその場に商品があると「きのこの山とたけのこの里、どっち派ですか?」という話題作りにつながった経験がある方もいるだろう。

そんな誰もがしるロングセラー商品をきっかけとしたひとつの話題作りとして、きのこの山派であることを表明するアイテムとして、バーチャル分譲住宅「FOREST HILLS KINOKONOYAMA」の販売は3月31日12時より開始される。


(TEXT by ササニシキ

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