会場中にライバーの痕跡も残り、展示も見どころだらけ「にじさんじフェス2026」レポート

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「にじさんじフェス2026」会場前の巨大看板

にじさんじ最大規模のお祭り「にじさんじフェス2026」が、5月16日(土)、17日(日)幕張メッセ 国際展示場の展示ホール1~8で開催。今年もライバーゆかりの様々なアイテムの展示や、オリジナルのアトラクション、ステージイベントなどが実施され、幕張に結集したにじさんじファンを楽しませている。


今年も大人気の美術室

「にじさんじフェス」で毎回、話題と人気を集めるのがにじさんじライバーの私物や制作物などを展示した「美術室」。今年もバーチャルな存在であるライバーたちの実在感を強く漂わせる様々な物が飾られていた。

「ライバー私物展示」で見つけた瞬間、思わず嬉しくなったのが、 「配信で使用したもの」 コーナーで天宮こころさん「あまみゃんちのもの」と題して愛用のアコースティックギターと一緒に展示していた「デーモンの召喚」のフィギュア。SMC組(葉加瀬冬雪さん、夜見れなさん、加賀美ハヤトさん)が開催した2024年のクリスマスビンゴ大会の時に当たった景品で、可愛い天宮さんと厳ついフィギュアのギャップからか、Xのトレンドになるほど話題を集めたフィギュアだ。ライバー仲間(購入したのは加賀美さん)からのプレゼントということで、部屋にこのフィギュアを飾っている天宮さんを想像すると可哀想で可愛い。

倉持めるとさんの「憧れの手押しポンプ」

「配信で使用したもの」のコーナーでには、該当する配信を観たはずなのに意味が分からない倉持めるとさんの「憧れの手押しポンプ」なども展示。昭和生まれの筆者が特に心動かされたのは、梢桃音さん「メトロイドの手書きマッピング」。方眼ノートにシャープペンシル(or鉛筆)で書かれたマップのアナログ感に感じる温かみには、梢さんの人柄も加わっている気がした。

梢桃音さんの「メトロイドの手書きマッピング」

その他には、司賀りこさん「祖母から貰った大切なキーホルダー」猫屋敷美紅さん「(同期の夜牛)詩乃ちゃんとお揃いの指輪」など展示して大丈夫なのか心配になるほど貴重な私物も展示されていた。家長むぎさんが同期の「夕陽リリからもらった香水」を展示しているのに対して、夕陽さんは、一見、何も入ってさそうな透明のビニール袋を「未来の空気」と題して展示しているのも面白い。さすが、にじさんじが誇る未来人だ。

夕陽リリさんの「未来の空気」

今年の美術室、最大規模の展示物は、112人のライバー+1人のCEOが参加した「にじさんじ絵しりとり」。にじさんじを運営する「ANYCOLOR」のCEOである田角陸さん「とびばこ」から始まった絵しりとりは、鏑木ろこさん「画面」で危うく終わりそうになりながらも(ミスに気づいた本人が「学校」に変更)、100人以上のさまざまなイラストで繋がれて、最後は北小路ヒスイさん「つけひげ」でゴールした。

すべての始まり、田角陸CEOの「とびばこ」
「にじさんじ絵しりとり」の全景

ミン・スウーハさん「るんちょま」の後、「まるまったるんちょま」(星導ショウさん)、「回るちょま」(小柳ロウさん)、「まっちゃアイスを食べるるんちょま」(榊ネスさん)「るんちょま縛り」が続いたものの、栞葉るりさんが「この流れ、俺が断ち切る」という熱いコメントと共に「枕草子」と回答。通常の流れに引き戻した。答えのチョイスと絵柄の両方に各ライバーの個性があふれ出ていて、1枚ずつ眺めていくのが楽しい展示だ。美術室は、毎年、長蛇の列ができるが、今年も16日(土)には90分待ちの看板が出ていた時間帯もあった。17日(日)に参加予定の人は、優先的に見学することをオススメする。

るんちょま縛りの誕生と終焉

「資料展示室」では、にじさんじのライブや公式番組などで製作、使用された様々なものを展示。「月ノ美兎2ndワンマンライブ『Paper Rabbit』」に登場した巨大バルーン洗濯機「にじさんじ WORLD TOUR 2025 Singin’ in the Rainbow!」 の各公演で制作されたものや小道具などが並んでいた。

月ノ美兎さんの巨大バルーンと洗濯機

叶さんの「第40回 ベストジーニスト2023 次世代部門」、加賀美ハヤトさんの「日本メガネベストドレッサー賞VTuber部門」の盾。「ROF-MAO」の「2nd Mini Album『MOMENTUM』ゴールドディスク認定」葛葉さんの「日本ゴールドディスク大賞『ベスト5ニュー・アーティスト』受賞」のトロフィなども間近で見られる。

叶さんと加賀美ハヤトさんの盾


くだらないけど地味に楽しいアトラクション

今年、初めて登場したのが、にじさんじライバーの昼休みを追体験できるという「にじさんじ学院 昼休みのひと時 体験エリア」。学生時代、昼休みや暇つぶしにクラスメートと遊んだような、くだらないけれどちょっと楽しい5種類のアトラクションのブースが並んでいた。

「にじフェス2026出張版 USAMI’s ブートキャンプ」 を楽しむにじさんじファン

宇佐美リトさん、小柳ロウさんと一緒に集団で筋トレを楽しむ「にじフェス2026出張版 USAMI’s ブートキャンプ」社築さん、フレン・E・ルスタリオさんたちの進路調査票を紙飛行機にして飛ばす「~進路調査票出してないのお前だけだぞ~ 紙飛行機を遠くに飛ばすだけのゲーム」。卓球マシンの球をラケットで打ち返し、その速度を計測する「にじさんじ学院最速スマッシャーは君だ!」花畑チャイカさん、加賀美ハヤトさんたちの作った的に向かってボールを投げる「僕たちの自作ピッチングゲーム」。握力測定と垂直跳びに挑戦する「体力測定コーナー」。文字情報でアトラクションの内容を読んだ時にはあまりピンと来ていなかったのだが、会場に来て、にじさんじのライバーの装飾などが見守る中、チャレンジしている人たちを見ていると、自分もやってみたくなるから不思議だ。

筆者も「紙飛行機を遠くに飛ばすだけのゲーム」を体験したが、ライバー(社築さん、フレン・E・ルスタリオさん、渡会雲雀さん、石神のぞみさん)の進路調査票を渡されて、自由な作り方で紙飛行機を折り、飛ばすだけのアトラクションが妙に楽しかった。折った紙飛行機を持ち帰れるのも嬉しい。

フレンさんの進路調査票を紙飛行機にした
久しぶりに作った紙飛行機はまったく飛ばす落下。飛行距離は社さんの記録とほぼ同じだった。

5ブースのうち、2ブース以上に参加すると、「特製ポストカード」をもらえるのだが、できるだけ短い時間でゲットしたい人は、「にじフェス2026出張版 USAMI’s ブートキャンプ」がオススメ。回転率が高く、常に最も短い待ち時間が表示されていた。

待機時間の表示は、各アトラクションの列最後尾の方がより正確


等身大パネルはクラスごとに展示

「にじさんじフェス」の名物といえば、会場に設置された各ライバーの等身大パネル。所属ライバーの数が多いため、定期的にパネルが入れ替わり、毎年、会場で推しのパネルと遭遇できるかは、運とSNSなどでの情報収集力次第なのだが、今年は少しだけ推しを探しやすくなっていた。今年の「にじさんじフェス」も全ライバーが7つのクラスに分かれているのだが、会場にクラスカラーの巨大な柱のようなものがあり、その前に各クラスのライバーのパネルが同時に3体ずつ(2体の時もあり)設置されるのだ。つまり、推しのクラスさえ事前に分かっていれば、SNSで情報を漁らなくてもパネルが設置される場所は事前に判明。とはいえ、パネルは毎時、50分頃に交換されるため、やはり遭遇できるかは、運も必要になるのだが……。

ライバーの等身大パネルは、クラスカラーの柱の前に立っている

また、パネルと同じく「にじさんじフェス」名物になっているライバーたちによる直筆の落書き(メッセージ)は、今年も会場の各所にたっぷりと書かれている。SNSで発見情報を検索して探すのも良いが、何の情報もなく会場で推しのメッセージを見つけた時の喜びも格別。運良く「にじさんじフェス」の入場券を入手できた人は、ぜひ広い会場の隅々まで歩いて、年に一度のお祭りを楽しみ尽くしてほしい。

「Speciale」の5人の直筆メッセージ。会場には、このような落書きが無数に書かれている
「にじさんじ共通衣装展示」は特に男性ライバーの衣装の前に長蛇の列が

©ANYCOLOR, Inc.

(TEXT by Daisuke Marumoto


●関連リンク
・「にじさんじフェス2026」公式サイト