765プロ・星井美希、初海外ソロライブ「THE FUTURE SPOTLIGHT」レポート 夜のシカゴで日本のアイドルがダンスで魅せる

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2026年5月15日(日本時間 5月16日)、アメリカのイリノイ州・シカゴにて開催される、シカゴおよびアメリカ中西部最大のアニメ・マンガ・日本ポップカルチャーイベント「Anime Central 2026」にて、765プロダクション* 所属アイドル・星井美希さんのライブ「MIKI HOSHII SOLO SHOWCASE『THE FUTURE SPOTLIGHT』」が行われた。

*ゲームやアニメなどで展開される「アイドルマスター」に登場する芸能事務所 

本ステージは、YouTubeのアイドルマスターチャンネルでも配信された。そんな海外に飛び出た星井さんの、40分超のソロライブをレポートしていこう。

先日のイギリス・ロンドンからの配信では、本公演のアーティスト写真を撮影してきたという星井さん。

日本時間5月16日の9時20分から開始されると発表された本ライブだが、YouTubeの配信ではその時間になってもなかなか現地映像が流れない。そんな中コメント欄には、黄色(金髪)に黄緑と黒の衣装といった星井さんのアーティスト写真と同じ配色のブラジルの国旗の絵文字が流れたり、日本国外からアクセスしているという旨のコメントが流れた。

7分遅れで、観客が星井さんのイメージカラーであるライトグリーンを含む、コンサートライトを振る様子が映し出された。

海外からのステージであることを強調したオープニング映像が流れた後に星井さんが登場。全体的に露出が多い中、左腕は肩まで覆った黒のファーの、右腕はライトグリーンのアームスリーブとアシンメトリーに決めた衣装を着こなしていた。リップやネイルも深紅に染め、艶っぽさを強調している。

首元には、ゴールドに煌めくネックレスと、星井さんが「765PRO ALLSTARS」の一員と示す天使のアクセサリが、彼女を華やかに彩っていた。

最初に歌唱したのは「追憶のサンドグラス」。ヘッドセットマイクを身に着け、前に手を伸ばす振りは、別離する2人の情念を強く引き寄せるようであった。

続く楽曲は、過去を踏まえ前に向けて全速力で走ることを誓う「Nostalgia」。時に振りで観客を煽り、時にステージの左右を駆け巡るパフォーマンスを見せ、その後のMCの入りでは息を切らすという、まさに全力を体現したステージだ。

ハンドマイクを持ち、「C’ mon! HOSHII MIKI SOLO SHOWCASE『THE FUTURE SPOTLIGHT』へ、ようこそなのー」という挨拶から始まったMCパート。「ミキはね、日本の765プロって事務所のアイドルだよ」という説明のあとに「I’m MIKI HOSHII, from 765 pro in Japan」と続けたり、「来てくれてありが……じゃなかった、Thank You !!」ろ感謝を伝えたりと、たどたどしいけれども英語を交えながら(星井さんは中学3年生)、来場者に届くようにアピールした。

「世界で活躍するミキの姿、見逃さないでね」というセリフから始まったのは、彼女のデビュー時にリリースされた「relations」。自分のものにならなくても相手のそばにいるだけでいいという、大人びた女性の恋愛を、今日の星井さんは必死に歌う。

次は765プロのアイドル、如月千早さんの楽曲「目が逢う瞬間」。ハンドマイクを手放し、全身を使ったダンスでこの曲を表現する星井さんのパフォーマンスは、如月さんが日本武道館公演で見せたものと異なり、両者とのアーティスト性の違いが見られた。

「relations」「目が逢う瞬間」の2曲は如月さんが先述の日本武道館公演で歌唱した楽曲だ。「ミキもね、ちゃんと気持ちを込めて歌ったの」と述べる星井さん。如月さんを含め様々な個性のアイドルが所属する765プロを代表して、ここシカゴでパフォーマンスする番だという。

また、あらかじめ星井さんはファンからシカゴのオススメを聞いていたという。ホットドックやピザ、観覧車の情報に並んで、彼女の大好物である「おにぎり」が売っているスーパーの情報まで寄せられていたそうで、現地の“プロデューサー”たちの情報収集能力の高さと愛の深さに、筆者も驚かされるばかりであった。 

*ここでの“プロデューサー”は、アイドルマスターシリーズのファンを指す

「Are you ready?」とつぶやいて始めた「マリオネットの心」では、相手に振り向いてもらえない辛さを糸が切れそうなマリオネットに例えて歌う。

同じ「マリオネット」が付く曲でも、「Marionetteは眠らない」は糸に操られる存在ではなく新しい価値観に夢中になろうと歌う。どちらかという悲恋を描いたこれまでの楽曲から変わり、縦ノリで踊るこの楽曲を、星井さんは笑顔を交えながらパフォーマンスする。

このダンサブルな曲を続けた後に、星井さんはさらにダンサブルなEDM楽曲「ダンス・ダンス・ダンス」を披露。時に手先の表現を含め静かに歌い、時に観客をダンスフロアに誘うが如くノせるように踊る、緩急のあるパフォーマンスに、観客もコンサートライトを振る動きをあわせるのであった。

今日のライブを特別の日と呼び、「ミキ、ぜったいにこの景色、忘れないと思うな」という星井さんは、「So, you won’t forget MIKI, is that right ?!」(みんなもミキのこと、忘れないよね?!)と、この日が特別であることを観客と約束しようとすると、観客はライトグリーンのコンサートライトを大きく振り、歓声を上げて答えた。

最後に歌ったのは、楽曲「Day of the future」。新しい未来への希望を歌うハイテンポのナンバーを、全力で楽しんでいた。

「See you again!また絶対、会おうね!Love you!」と、再会を誓う星井さん。最後にウインクをしてステージを降りると、「MIKI !」「ミキミキ最高!」というコールが会場に響き渡ったのであった。

現地で今回のライブを観覧……視察した“星井美希担当プロデューサー”によると、会場はアイドルのイラストや名言が書かれたTシャツや法被を身に着けたファンや、星井さんのコスプレしたファンのほか、「スターピースメモリーズ」(「THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!」のステージ衣装)を身に着けた小さな女の子や、アイドルマスター以外の作品のコスプレをしている人など、アニメ・マンガのイベントならではの客層が集まっていたとのこと。

歴戦のプロデューサーから見ても、今回の星井さんの動きは従来のステージよりもキレッキレで、露出が多いステージ衣装はダンサブルなパフォーマンスが多い星井さんの動きを引き立てていたとのこと。加えて、星井さんの繊細で豊かな表情変化が、彼女の魅力を最大限に高めていたようだ。

彼の周りでも、ライブ終了後に“プロデューサー”が号泣するだけでなく、見知らぬ海外の“星井美希担当ではないプロデューサー”に声をかけられて「美希最高!」コールで盛り上がったりと、満場一致で大満足だったそうだ。

本ライブのアーカイブは、YouTubeのアイドルマスターチャンネルにて全世界に向けて配信中だ。

本公演のセットリストはこちら。

©窪岡俊之 THE IDOLM@STER™& ©Bandai Namco Entertainment Inc.


(TEXT by tabata hideki) 


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