シャープ、VRグラス「Xrostella VR1」のクラファン開始即目標達成! VRChatワールドも公開してVR分野へ堂々進出

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シャープは2026年3月27日、発売を予定しているVRグラス「Xrostella(クロステラ) VR1」のクラウドファンディングを開始。そして、同製品のPR及び、同社がVR分野への参入を記念してVRChat用ワールド「SHARP Xrostella World」をオープンした。


クラファン開始即達成「Xrostella VR1」

シャープはこれまでもメタバース総合展やVketRealなどで実機を展示してきたので、販売を待ち望みにしている方も多いのではないだろうか。

クラウドファンディング自体は公開してすぐに100%を超え、執筆時点の18時では500%を超えていた。19万9900円(40台限定)の「超早割」プランについてはすでに完売しているが、「目標金額達成割」として同額のプランが用意されている。残数が少ないので購入しようと考えている方は早めに申し込むべし。クラファンの期間自体は5月31日23時59分までだ。

「Xrostella VR1」は、PCまたはスマートフォン(AQUOSsense10)と有線接続して使うVRグラス。重量198g、2160×2160ドットのディスプレー、6DoFトラッキング用カメラ2基などを備え、外部センサー不要のインサイドアウト方式を採用している。

無線が主流の中で有線接続型だが、本体に直接端子をつけるのでなく、本体から端子を外側に逃がしている形状によって接続部分を保護している。

20万円越えの価格帯というとさすがに初心者向けとは言い難いが、昔からユーザーに寄り添ってきたシャープとしては、初心者にとっての快適さや使い勝手のよさは目指したところだという。スペックを見ても、実際に体験してもそれは伝わってきた。話を伺ったところ、外部センサー(ベースステーション)を用いればさらなる軽量化は目指せたというが、製品だけ買えば完結する体験を優先してこの形に落ち着いたという。

そろそろ買い替えを検討している方にとって、魅力的に映るのではないだろうか。個人的にはQuest 2までのリングありのコントローラーの形状が使いやすく好きだったので、嬉しいポイント。個人的には現在、購入4年目のQuest Proを使用しているため正直かなり揺らいでいる。


「初心者案内としても」公式ワールド紹介

公式ワールド「SHARP Xrostella World」を広報の方に案内してもらったので紹介したい。

現在はXrostellaの展示やクラファンへの誘導がメインとなっているが、今後はシャープ製品を発表する場にしたいという展望や、初心者案内の場所になってほしいという願いもあるという。

まずは、入口の近くにある実機の展示。

トリガーで選択するとXrostellaが自分がかぶれるものとして手元に複製されるので、それを使う事で「装着」できる。

目の前に、自分が装着しているXrostellaの大きさや位置を調整するスライダーが現れるので、自分のアバターにとってちょうどいいように設定しよう(Xrostellaを外すボタンを選択すると、外せる)。

装着したまま遊べる。

展示エリアの先にChillなムードが広がっている。

焚火を囲んで何気ない雑談をするのはVRChat内で昔から人気だと思うが、当ワールドを初心者案内でも使って欲しいという想いもあり、展示ありきの企業の公式ワールドというよりは、「中の人たち」の要望にも思えるエリアに感じた。

テントの中は、開けた山上のキャンプサイトになっていて開放的。床には寝袋もあるため、何時間でも寝っ転がってお喋りしてしまいそうだ。テントの中に戻れば先ほどのエリアに戻れる。

さらに、奥には釣りができるスペースも。最近釣りのゲームがVRChatで流行っているから取り入れているわけではなく、初心者案内の場で釣りゲームするとVRの楽しさがわかりやすいく、案内しやすいのではないかとのこと。

数あるゲームのなかから「釣り」を選んだ理由については「シャープの商品が釣れるといい意味でヘンなゲーム性になって面白いんじゃないか」と、拡張性についても検討しているとのこと。社内でこの意見が採用されますように!

発表ができるようなステージのエリアも完備。ここも、誰でも自由に使えるので好きに使って欲しいとのことだが、「ゆくゆくはシャープの製品の発表会をここでやれたら」とも展望を語っていた。

ワールドのいたるところにあるこちらのキャラクターが気になった。

こちらはシャープが2025年末に発表した対話AIロボット「ポケとも」のモデルだという。現時点ではモデルが置いてあるだけだが、今後は何かしら喋る機能を付けられたらとも語っていた。

今後は、商品企画・デザインなど分野の社員との交流イベントを開催したり、現在では桜が咲いているワールド内の装飾を季節によって変えていくという。また、「ポケとも」のほかにも多くの製品がある自社製品を置くなど、アピールの場として活用したいという。

Xrostella VR1の発売が近づいてきた中、VRChat用のワールドも公開し、本格的にVR業界での展開が見えてきた。


(TEXT by ササニシキ


●関連リンク
クラウドファンディング・プロジェクトページ
シャープ公式サイト