9月17日(木)から千葉の幕張メッセで開催中の「東京ゲームショウ2026」(以下、TGS2026)。台風25号の影響で21日(月・祝)の開催は中止となったため、本日20日(日)が「TGS2026」の最終日となった。このレポートでは、ホール9のAR/VRコーナーで、最終日にぜひ訪れて欲しい注目の体験型ブースを紹介する。
周囲には宇宙だけ。360°宇宙空間遊泳体験
昨年の「TGS」レポートでも紹介した「フォーラムエイト」のブース(09-W15)。VR・CGなどの先端ソフトウェア・システムを開発する企業で、昨年の「EXPO 2025 大阪・関西万博」でも大人気だった最新のシミュレータなどを展示している。昨年、「国際宇宙ステーション(ISS)」での「360°宇宙遊泳体験」が楽しめたシミュレータは、ソフトが変更されて宇宙空間での「360°スペースウォーク体験」のシミュレータになっていた。
シートに座って、VRゴーグルを被った後、シートベルトとジェットコースターのような安全バーを下げて身体をしっかりと固定すると体験開始。360°、周囲に何もない宇宙空間に放り出され、時に回転しながら、アステロイドベルト(小惑星帯)のような隕石の間をすり抜けたりしていく。まるで、某ロボットアニメの全天周囲モニター式コクピットに乗っているような気分だ。
スピード感はそこまで感じないが、座っているシートは360°グルグルと回転するため、3D酔いや乗り物酔いをしやすい人は注意。体験時にスタッフから片手でゴーグルを押さえて固定しておくように指示されるのだが、手で押さえていなければゴーグルが吹っ飛んだかもしれない。
筆者の感覚だが、回転の激しさは昨年よりもパワーアップしている気がした。筆者の後に体験していた若い男性は、回転が苦手だったのか絶叫していたほどだ。
整理券制で、ビジネスデイでも体験するまでに30分以上は待っただけに、一般公開日はさらに人気が集まりそう。気になる人は、早めの時間にブースへ向かおう。
また、「フォーラムエイト」ブースでは、その他にも「月面ローバーチャレンジ」「月面建設オペレーション体験」「公道最速シミュレータ」「鉄道シミュレータ」といった体験型シミュレータを展示。筆者は、ラリードライバーの走行をVRモーションシートで体験できる「公道最速シミュレータ」に乗ったのだが、本物のラリーレースのドライバーの視点で、高速移動しながらコース脇で応援する観客などを観ることもできるのが楽しかった。高速ドライブ中も脇見し放題だ。
猫を撫でる感覚も伝わるVRグローブなどを体験
PCゲームやVRゲームの音やアクションを体で感じることができるハプティックデバイスを開発、販売している韓国の企業「bhaptics」もAR/VRコーナーに出展(09-W17)。ハプティックベスト「TactSuit」と、ハプティックグローブ「Tact Glove DK3」を実際に装着して体験できる。
ベスト型の「TactSuit」、装着感は普通の手袋とあまり変わらない「Tact Glove DK3」を身に着け、VRゴーグルも被って体験したのは、「bhaptics」のスタッフが開発したという宇宙船内のシミュレーションソフト。宇宙船ではトラブルが発生し、その揺れや衝撃などをベストで体感できる。そして、画面に表示される指示に従って、レバーを持って動かしたり、ダイヤルを掴んで回したりしながら宇宙船を修理していくのだが、グローブを通して物をつかんだ感覚が手に伝わってくるため、まるで本当に自分が操作しているような感覚になるのだ。
筆者が特に楽しかったのが、コクピット内にいる可愛い猫と遊べること。背中や頭を撫でると、手のひらにその感覚があるため、嬉しくて必要以上に触ってしまった。
また、「bhaptics」のハプティックデバイスは、370本以上のゲームに対応。ブース内では、「TactSuit」を着てTPSゲームも体験できた。「bhaptics」の商品は、日本国内でもTSUKUMO、楽天、ビックカメラ、ヨドバシドットコムで購入可能。ハプティックデバイスが気になっている人は、「bhaptics」ブースでまずは体験してみよう。
何も身に着けないままフルボディトラッキング体験
韓国の企業「Soulart」のブース (09-W20) では、マーカーレスフルボディトラッキングができる「Soulart Station」を体験可能。スタッフに促されて、8台のカメラ型機器(Soulart Station)に囲まれたトラッキングスペースに入ると、それだけで正面のディスプレイに映る棒人間が、自分と同じ動きをするのだ。
マーカーレスということは事前に聞いていたのだが、本当に何も身に着けることもなくトラッキングが始まったことに驚き、大げさなリアクションをすると、その動きも棒人形に真似されていた。床に座って足を組んだりしても、問題なくトラッキング。手を素早く振ったりしても外れることはなかった。
東京ゲームショウのブースでは、安定性を高めるために8台のSoulart Stationを設置していたが、2台から全身トラッキングは可能。4台あれば、8台の時とほぼ同じ精度で機能するそうだ。SteamVRなどの既存ソフトにも対応。9月20日(日)からは、Kickstarterでの支援も始まっており、気になる人は「TGS2026」で一足早く体験してみよう。
●関連リンク
・フォーラムエイト公式X
・bhaptics公式X
・Soulart公式X











