にじさんじ・月ノ美兎がSCPに? インドネシア語版にサブカル委員長現る

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6月14日、創作怪奇サイト「SCP Foundation」インドネシア語版において、にじさんじ所属のVTuber、月ノ美兎さんの画像が使用されたと話題になっている。

「SCP Foundation」(日本語では「SCP財団」)とは、Wikiサイトを中心に展開しているオカルトサイト。「財団」と呼ばれる秘密組織が、SCP(SCiPとも)オブジェクトと呼ばれる危険な物品や生物、超常現象などによる人類の危機を遠ざける活動を行っているという設定のもと、さまざまな作品が投稿されている。

そんなSCP財団wikiに掲載されてしまったのは、にじさんじの月ノ美兎さん。月ノ美兎さんは、サブカルチャーに造詣のあるVTuberとも知られ、活動黎明期には「サブカル委員長」の異名を持つほど。SCP財団についても、過去に何度も言及しており、おなじにじさんじ所属の樋口楓さん、静凛さんと共にSCP財団をテーマにしたゲームを配信で一緒にプレイしている。

今回月ノ美兎さんが掲載されたのは、日本語版ではなく、インドネシア語版SCP財団wikiの「21st Century Contest 2021」(邦訳: 「21世紀コンテスト2021」)というコンテストを開催することを告知するページ。各言語のSCP財団wikiでは、SCPの創作者に向けてWikiのボランティアスタッフが中心となり、コンテストを開催している。各コンテストには、お題や決まりが毎回出される。今回は、21世紀に基づいているか、21世紀をテーマにしていることを条件としている。月ノ美兎さんはそのコンテストの中で21世紀の代表的な例の1つとして画像が使用されており、これが月ノ美兎さんの雑談配信でも話題となった

21st Century Contest 2021” ©nahyesq CC BY-SA 3.0

SCP財団で実在するVTuberがサイト内で使用されるのは、全言語で4例目。キズナアイさんの「望まざる神の愛」、削除はされているが、「SCP-9271-JP-J」。SCP財団の二次創作のVTuberとして登場したEve.aicさんが日本語版のWikiに公式逆輸入された「SCP-1901-JP」がある。他のVTuberのように今回は、参考画像として使用された月ノ美兎さんもファンによってSCPオブジェクトとして投稿される可能性もあるだろう。

なおこの月ノ美兎さんの画像は、本人の配信でも語られている通り、Wikipedia(正確には、ウィキメディアコモンズというメディアサイト)に使用されているもの(参考: 筆者note「なぜVTuberや企業のロゴの画像はWikipediaに投稿できるのか?」)。

そもそもこの画像は、VTuberのヨメミさんが、YouTubeで月ノ美兎さんとコラボ動画を投稿した際に、誤ってか動画に「クリエイティブ・コモンズ・ライセンス」というフリーライセンスを付けた影響でウィキメディアコモンズに画像がアップロードされ、今回のSCP財団wikiの画像投稿へとつながっている。

File:Tsukino Mito.png
実際にウィキメディアコモンズ「File:Tsukino Mito.png」として投稿されている画像。
月ノ美兎×ヨメミついにコラボ!!【にじさんじ】」©ヨメミ V-AR チューバー -萌実- CC BY 3.0

現在、YouTubeの動画投稿時のライセンス設定をクリエイティブ・コモンズ・ライセンスで動画を投稿をしてしまうVTuberが後を絶たない。それを逆手にとったネットユーザーによって、多数のVTuberがウィキメディアコモンズに画像をアップロードされ、様々な箇所で使用されている。意図しない動画の転用を防ぐためにも、YouTubeへ動画投稿をしている読者各位には、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスを検索・理解したうえで、YouTubeの投稿ライセンス設定を見直すように警鐘を鳴らしたいと思う。

古月

■関連リンク
21st Century Contest 2021(Yayasan SCP)
File:Tsukino Mito.png(ウィキメディアコモンズ)
月ノ美兎(YouTube)
月ノ美兎(Twitter)

※本記事著作権についての留意事項

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  3. 21st Century Contest 2021“については左記ページリンク、その他詳細なSCP Foundationのライセンスについては、SCP Foundation「Licensing Guide」、SCP財団「ライセンスガイド」、Yayasan SCP「Aturan Situs」を参照してください。