StreamElementsは日本時間7月11日、同社および「Rainmaker.gg」のデータを基にした6月のTwitch配信動向レポートを発表した。StreamElementsは、同名の配信機能拡張ツールの提供や、配信市場動向のレポートなどを行っているイスラエルの企業だ。
同レポートによると、6月はトップ配信者の総配信時間が落ち込んだことも影響して、多くのトップゲームタイトルとプラットフォームにおいて、視聴時間が伸び悩んだという。しかし、視聴者数は依然パンデミック前の最高値を大きく上回っており、四半期ごとで見ると成長している。特に、ASMRとVTuberは一貫して成長を続けており、注目すべきカテゴリーとして言及されている。
VTuberに関しては「Twitchにおいて最も早く成長しているコンテンツクリエイター」として、トップ10人のうち6人が1月と比べて大幅に視聴時間を伸ばしていると紹介した。以下が、6月におけるTwitch・VTuberカテゴリーにおける視聴時間ランキングだ。
1位 AdmiralBahroo 250万時間（1月：210万時間）
2位 ironmouse 79.1万時間（1月：25万時間）
3位 nyanners 59.5万時間（1月：25.6万時間）
4位 Ash_on_LoL 53万時間（1月：170万時間）
5位 Zentreya 43.5万時間（1月：15.2万時間）
6位 CodeMiko 38万時間（1月：63.5万時間）
7位 NimuVT 37.1万時間（4月デビュー）
8位 veibae 19.9万時間（1月：25.8万時間）
9位 Silvervale 18.7万時間（1月：6.5万時間）
10位 Apricot 15万時間（1月：8.5万時間）
カメラで自分自身を写すのではなく、アニメーション化されたアバターを使用する「VTubing」が一般化したと紹介。1位のAdmiralBahrooさんも、もともと80万人以上のフォロワーを持つTwitch配信者だった。今年4月2日に、VTuberとしてアバターを初めて披露し、話題を呼んでいた。
また、トップ10人のうち、ironmouseさん、nyannersさん、Zentreyaさん、veibaeさん、Silvervaleさん、Apricotさんと実に6名がアメリカのVTuberエージェント「VShojo」に所属するタレントとなった。Twitchでは、最近になって「VTuberタグ」を新しく導入しており、その注目度の高さがうかがえる。その他レポートの詳細は、こちらのリリースから確認してほしい。