NTTドコモは、車室内での「新しい移動体験」の実装をめざし、5G・XR・AI技術を活用してエンターテインメントコンテンツやオンラインツアーを提供する実証実験を、愛・地球博記念公園(モリコロパーク)および、臨海副都心エリアにおいて実施すると発表した。モリコロパークでは2月10日、臨海副都心エリアでは2月25日から開始する。
本実験は、モビリティーにおける新たな価値の提供、テーマパークやスマートシティなどでの「新しい移動体験」の提供を想定し、さまざまなパートナー企業と協同で行うもの。ドコモは車両空間内で体験可能なコンテンツを提供する。本実験では、これらのコンテンツを利用した体験者の方からの評価をもとに、コンテンツの有効性・実現性などの検証を行う。
■「MOOX on FCバス」内で配信(モリコロパーク)
複数人が同時にインタラクティブに体験可能なコンテンツにより、新しい車室空間を体感してもらう。提供するのは下記のコンテンツ。
・「docomoIoT高精度GNSS位置情報サービス」の高精度な位置情報を活用し、車窓の風景と連動した没入感あるXRコンテンツ
・特定のエリアに限定して音を再生させる「パーソナライズドサウンドゾーン」を活用した、究極のプライベート音響空間
・AI顔認証ソフトウェア「SAFR」により、乗車した人の属性に合わせた観光地紹介動画を車室内のディスプレイで放映
■「SQUAL」内で配信(モリコロパーク)
遠く離れた観光地(広島県福山市鞆の浦)とモリコロパークをドコモの5Gネットワークで接続し、車室内の三面の大型スクリーンを活用して臨場感あふれる観光地の様子を投影。実際にその場所を訪れたかのような体験ができる「オンラインツアー」を提供する。
■「e-Palette」内で配信(臨海副都心エリア)
自動運転車両「e-Palette」に設置した透過ディスプレイから見える背景に、XR技術を活用したコンテンツの重畳と3D音響や座席の振動などを組み合わせた車室空間を実現。バーチャルアイドルによる未来感あふれるXRライブを実施する。
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