NHKプロモーション、文化財の保存技術の展示イベントをメタバース空間に移した「技バース」を正式公開

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株式会社NHKプロモーション

令和4年度日本博主催・共催型プロジェクト「日本の技EXPO~文化財を守る自然の素材と匠の技術~「伝統建築工匠の技」「選定保存技術」発信事業」の一環として、文化財の保存のために欠くことのできない「文化財の保存技術」の展示イベントをメタバース空間に移した「技バース」を2022年10月18日よりインターネット上で正式公開します。(企画・運営:株式会社NHKプロモーション)<「技バース」とは?>

技バース公式サイト→https://www.nippon-no-waza.jp/expo/waza-verse/
素晴らしい日本の技「文化財の保存技術」を体感できるバーチャル空間のサイトです。
サイトの空間を歩き回り、クイズやアイテム集めといったアクティビティを通じ、
日本が誇る匠の技術を楽しみながら、理解をより深めることができます。

<技バースのみどころ>
匠の技術を支える伝統小道具が目の前に!

文化財を守るために欠かせない、認定・選定された選定保存技術保存団体35団体の「匠ブース」。
匠ブースに入ると、まず目に入るのが、匠の技術を支える伝統小道具や素材(完成品含む)です。立体で設置されているため、展示資料とともに理解を深めることができます。普段触れる機会が少ない、匠の素晴らしい技術をリアルに体感しながら学べることも技バースの魅力です。
匠ブースの中には、AR技術で自分の部屋にも設置できる伝統小道具もあるので、ぜひ試してください。(ARが使用できない匠ブースもあります。)
伝統技術の工程の迫力、きめ細やかさを体感

匠ブースでは、映像やスライド形式の写真を中心に、臨場感あふれる匠の現場を体験できます。匠ブースに入った瞬間に目に入るメインイメージとともに、作業工程で使用する炎の力強さや、伝統技術のきめ細やかさには圧倒されること間違いありません。
匠ブースの中には、360度映像が再生できる360度動画ビューワーを通して、よりリアルに匠の技術を体感できます。技バースは自宅にいながらも“自然の力と技術が融合した日本の伝統技術の素晴らしさ”を目の当たりにできる、エンターテイメントを兼ねた“学び場”でもあります。

<後継者不足により継承が危ぶまれる「選定保存技術」を知るキッカケに>

(参照動画→https://www.nippon-no-waza.jp/expo/video.html

日本文化と伝統技術は存続の危機にあります。文化財を支える選定保存技術が、後継者不足により継承が危ぶまれているのです。日本が誇るべき文化財と選定保存技術は表裏一体です。日本文化は、長い歴史の中で継承され、我々にとって、そして、後世においても計り知れない価値を占めます。文化財とともにその保存技術の保護・活用に取り組むことで価値は更に高まります。

<お子さんでもふらりと遊びに来て楽しめるメタバース空間>
「技バース」は、遠くの世界と感じがちな職人たちの世界を、老若男女問わず気軽にアクセスして体験できるメタバース空間です。特にお子さんにとっては、ゲーム感覚で楽しみながら知らず知らず学べる空間となっています。多くの方にご訪問いただけるよう、メディアの皆様の取材をお待ちしております。

匠の技✕メタバース「技バース(WAZA VERSE)」
URL:https://www.nippon-no-waza.jp/expo/waza-verse/
公開日:2022年10月18日
企画・運営 株式会社NHKプロモーション

<技バースの主なアクティビティ紹介>

技バースには、メタバース空間で遊んでいただくための技クイズや技カードなどの「アクティビティ」があります。ゲームをクリアするようにアクティビティを多く体験すると称号を獲得でき、体験したアクティビティの数によって称号がレベルアップしていきます。全てのアクティビティを体験すると「技の達人の称号」を獲得できます。

■技バース住民票メーカー

技バースの住民登録で住民票が作れます。これであなたも技バースの住人です!学びを通じて、あなたが技の継承者になるかも!?

■技カード

選定保存技術がカッコいいカードになりました。技の継承の証として全10枚コンプリートを目指そう!団体ブースのどこかにカードが設置されているので、全て見つけ出そう!

■技クイズ

技ブースの中に設置された7つのクイズスポットで選定保存技術に関する3択クイズに回答しよう! 各団体のブース展示を見て知識を増やしてから挑戦してみてね!

■AR記念撮影

ブース内に設置されたQRコードをスマホで読み込むと、華やかな歌舞伎の舞台や小道具が目の前に合成・表示されます。自分の部屋に出現させた歌舞伎舞台に立って、見得(歌舞伎の定番ポーズ)を切ってみよう!歌舞伎俳優の気分と歌舞伎の素晴らしさを体感しよう!

■顔ハメパネル記念撮影

ブース内に設置されたQRコードをスマホで読み込むと、顔の部分が切り抜かれた衣装が表示され、周りの人に衣装を着せて撮影しよう!撮影した写真は保存できるので、SNSで技バースの魅力を広めよう!

<日本の技EXPOとは?>

日本の技EXPO公式サイト → https://www.nippon-no-waza.jp/expo/
文化財は先人の築き上げた大切な遺産であり、私たちはこれを保存して後世に伝えていく重大な責務があります。文化財保護法では、文化財の保存のために欠くことのできない伝統的な技術または技能である「文化財の保存技術」のうち、保存の措置を講ずる必要のあるものを「選定保存技術」として選定し、その保持者や保存団体を認定する制度を設けています。
この制度は、文化財を支え、その存続を左右する重要な技術を保護することを目的としており、技術の向上、技術者の確保のための伝承者養成とともに、技術の記録作成などを行うものです。
【日本の技EXPO】では、「選定保存技術」をみなさんに広く知っていただくため、日本が誇る技術及び保存団体について発信しています。

<「選定保存技術」の選定・認定とは?>

昭和50年の選定保存技術制度創設後、現在までに随時選定・認定が行われ、保持者・保存団体による伝承者養成事業の実施をはじめ、技術の保存・伝承に多くの努力が払われています。国の選定保存技術のうち17件から構成される「伝統建築工匠の技:木造建造物を受け継ぐための伝統技術」は、2020年12月に選定保存技術から初のユネスコ無形文化遺産への登録となりました。

<選定保存技術一覧>
有形文化財等保存の技

建造物修理(公財)文化財建造物保存技術協会建造物木工(公財)文化財建造物保存技術協会(一社)日本伝統建築技術保存会
檜皮葺・杮葺 茅葺 檜皮採取 屋根板製作(公社)全国社寺等屋根工事技術保存会茅採取(一社)日本茅葺き文化協会
建造物装飾(一社)社寺建造物美術保存技術協会建造物彩色・漆塗(公財)日光社寺文化財保存会
屋根瓦葺(本瓦葺)(一社)日本伝統瓦技術保存会左官(日本壁)全国文化財壁技術保存会
建具製作(一財)全国伝統建具技術保存会畳製作文化財畳保存会
装潢修理技術(一社)国宝修理装潢師連盟木造彫刻修理(公財)美術院
装潢修理材料・用具製作(一社)伝統技術伝承者協会浮世絵木版画技術浮世絵木版画彫摺技術保存協会
祭屋台等製作修理祭屋台等製作修理技術者会文化財庭園保存技術文化財庭園保存技術者協議会
文化財石垣保存技術文化財石垣保存技術協議会  


有形・無形文化財等保存の技

縁付金箔製造金沢金箔伝統技術保存会木炭製造(同)伝統工芸木炭生産技術保存会
竹筬製作日本竹筬技術保存研究会  

無形文化財等保存の技

日本産漆生産・精製日本文化財漆協会日本産漆生産・精製日本うるし搔き技術保存会
邦楽器原糸製造木之本町邦楽器原糸製造保存会歌舞伎衣裳製作修理歌舞伎衣裳製作修理技術保存会
歌舞伎小道具製作歌舞伎小道具製作技術保存会歌舞伎大道具(背景画)製作歌舞伎大道具(背景画)製作技術保存会
組踊道具・衣裳製作修理組踊道具・衣裳製作修理技術保存会琉球藍製造琉球藍製造技術保存会
玉鋼製造(公財)日本美術刀剣保存協会阿波藍製造阿波藍製造技術保存会
植物染料(紅・紫根)
生産・製造
(一財)日本民族工芸技術保存協会からむし(苧麻)
生産・苧引き
昭和村からむし生産技術保存協会
苧麻糸手績み宮古苧麻績み保存会手漉和紙用具製作全国手漉和紙用具製作技術保存会
箏製作
三味線棹・胴製作
邦楽器製作技術保存会  


<関連イベント>
「文化庁日本の技フェア~文化財を守り続けてきた匠の技~」@ベルサール秋葉原
近年、文化財の保存のために欠くことのできない「文化財の保存技術」は、伝承者の養成や原材料の確保等が困難になりつつあり、継承の危機に瀕しています。この技フェアでは「文化財の保存技術」を紹介することで、それらの現状や文化財の保存技術の大切さをより多くの方々に理解していただくとともに、「文化財の保存技術」の未来の伝承者・理解者の拡大等に資することを目的に開催しています。

詳細→https://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/93766901.html


1.開催日時
日時:令和4年10月22日(土) 10:00~17:00
   令和4年10月23日(日) 10:00~16:00
場所:ベルサール秋葉原1階イベントホール及び地下1階ホール
(東京都千代田区外神田3丁目12−8 住友不動産秋葉原ビル)
入場料:無料(事前予約制)

2.イベント内容(都合により変更となる場合があります)
選定保存技術保存団体による展示・実演・体験等。
・展示:技の解説や保存団体を紹介するパネル、原材料・道具等を展示します。
・実演:先人から受け継がれてきた知恵と熟練の技を技術者が披露します。
・体験:技術者から教わりながら「匠の技」を体験できます。(要予約)
・お仕事相談コーナー:選定保存技術に携わる業務について、質問や相談を受け付けます。
・映像紹介:選定保存技術を紹介する映像を上映します。

縁付(えんつけ)金箔(きんぱく)うつし
(金沢金箔伝統技術保存会)

本瓦葺((一社)日本伝統瓦技術保存会)
( 上記写真2点:令和3年度「日本の技フェア」での実演の様子 )

3.来場予約
予約フォームによる事前来場予約が必要です。
https://art-ap.passes.jp/user/e/nippon-no-waza-2022

※事前予約は先着順です。事前予約に空きがある場合は当日入場も可能です。
※体験は来場予約のほかに別途予約が必要です。予約方法については、HPをご確認ください。

4.主催等
主催:文化庁
共催:全国文化財保存技術連合会
後援:東京都教育委員会、千代田区教育委員会、NHK
協力:住友不動産ベルサール株式会社
事務局:株式会社NHKプロモーション

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