フジテック、空間データ活用プラットフォーム「スペースリー」で、研修VRコンテンツ作成

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株式会社スペースリー

 エレベーター・エスカレーター・動く歩道を取り扱う、都市空間移動システムの専業メーカーであるフジテック株式会社(本社:滋賀県彦根市、代表取締役社長:岡田 隆夫、以下 フジテック)は、空間データ活用プラットフォーム「スペースリー」を提供する株式会社スペースリー(本社:東京都渋谷区渋谷3-6-2 第2矢木ビル3F、代表取締役:森田博和、以下「当社」)を活用した研修VRコンテンツを作成することで、現場に行かなくても実際の現場作業での空間の感覚が伝わりやすい研修を実施でき、更にフジテックで実施している社内認定制度の実技試験の合格率が2倍以上と大幅に上がるといった結果が得られました。
 この度得られた事例結果をもとに、当社はフジテックにおける研修VRコンテンツのラインナップ拡大のみならず、同様にメンテナンス社員の技能向上や技術伝承での活用など様々な用途でのVR展開を推進して参ります。

■背景
 フジテックでは徹底した品質管理を実現するため、フィールド向けのスタッフを育成するための研修を担う専門部署を設置し育成に取り組んできました。しかし、エレベーター・エスカレーターの据付やメンテナンスなどの研修は実際に現場を見て実機を触ることで感覚が掴めるような五感を働かせるものが多く、従来のテキストや動画ベースの研修マニュアルではどうしても伝わりづらいという課題がありました。

 それを解決する手段として、紙・動画・実機の間を補う研修コンテンツとして、VRが適していると思い導入が決定されました。また、以前からVRゴーグルを使い3DのフルCGタイプの安全研修を行ってきましたが、3DのフルCGはコンテンツ作成のハードルが非常に高かったため、自分たちで手軽にコンテンツを製作できるVRツールとして当社のVRクラウドソフトが導入されることとなりました。

■導入の概要
 フジテックでのフィールド向けスタッフ研修で抱えていた課題を解消できるVRツールとして、以下4つの理由から当社のVRクラウドソフト「スペースリー」を導入することに至りました。

  1. ヘルプ情報やスタッフのサポートが充実
  2. 編集画面が直感的でわかりやすい
  3. VR編集に高機能なパソコンが不要
  4. VRゴーグルだけではなくPCやスマホでも利用が可能

 フィールド向けスタッフの作業現場となる機械室などは周囲に様々な機器が設置されていることも多いため、一定の画角までしか収められない動画よりも、振り返った背後も含めた空間そのものが収められる360度VRの方が相性が良い研修コンテンツとなっています。
 また、スペースリーでは静止画やテキスト、動画を差し込んだり、研修用途専用の機能であるチェックポイントやテスト問題を直感的な操作で簡単に組み込むことが可能です。そのような機能を活用し、すき間時間を使ってゲーム感覚で研修に臨めることも、忙しいフィールドスタッフにとってメリットとなっています。

■結果
 フジテックで実施している社内認定制度の実技試験の合格率が2倍以上と大幅に上がりました。
 またそれだけでなくテキストベースの研修資料だけの頃と比較すると試験に臨む学習姿勢に変化が見られ、何度も繰り返し予習・復習をする社員や休憩時間に実技試験の話をする社員が増えるなど、ゲーム感覚で楽しく学習出来ているからこその変化が見られました。スペースリーでは講師の管理画面から社員の閲覧管理履歴を確認できる機能があるために把握できた変化ともいえます。

 実際に研修を受けた社員からも「とてもわかりやすい」「(一部研修で限定的ではなく)全社的に行った方がいい」との声が多く上がり、それまで限定的にしか公開していなかったコンテンツを全社展開するに至りました。

■今後の展開
 現時点ではメンテナンスに特化したVRコンテンツから作成、研修実施を進める予定です。今後、当社はフジテックとともに、VRを活用した研修コンテンツの更なる活用拡大を進めて参ります。

 また、本取り組みにおいては、当社の運営するVRの活用へのヒントが見つかるメディア「Spacely Tips」にも詳細インタビュー記事を掲載しております。
https://info.spacely.co.jp/case/fujitech_vr/

■ フジテック株式会社について
社名 :フジテック株式会社
代表者:代表取締役社長 岡田 隆夫
資本金:125億3,393万円
設立年:1948年2月9日
所在地[本社] 〒522-8588 滋賀県彦根市宮田町591-1
   [東京本社] 〒108-8307 東京都港区白金1-17-3
サービスサイト:https://www.fujitec.co.jp/

■ 株式会社スペースリーについて
 空間データ活用プラットフォーム「スペースリー」は、2016年11月の開始以来、不動産・ハウスメーカーの営業活動や製造業の研修分野のDX推進のために7,000以上の利用事業者にサービス提供されています。リーズナブルな価格、直感的な操作で、ウェブブラウザで再生可能な高品質のパノラマVRコンテンツを制作・編集・管理、活用までが一括してできるクラウドソフトです。
 スペースリーは、業界初の遠隔地でも簡単にVR空間の案内ができる遠隔接客機能や、パノラマVR写真へ家具を自動配置する機能を含むAI空間設計シミュレータ機能をいち早く実現する高い技術力を特徴としています。また、株式会社スペースリーは360°空間データや視線データの活用のためのAI x VRの研究開発を推進するためのSpacely Labを設立・運営しています。

社名 :株式会社スペースリー
代表者:代表取締役 森田 博和
資本金:7.6億円(資本準備金含む)
設立年:2013年8月
所在地[本社] 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷3-6-2 第2矢木ビル3F
   [福岡営業所] 〒810-0001 福岡市中央区天神2丁目11-1 福岡PARCO新館5F
サービスサイト:https://spacely.co.jp

▼研修VRサービス紹介:https://lp.spacely.co.jp/training_vr

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