NIMO ALCAMO、「24時間いつ来ていつ帰ってもいい」「アバター」などで働ける製造工房兼カフェが大阪にオープン

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一般社団法人NIMO ALCAMO

一般社団法人NIMO ALCAMO(東住吉区、代表理事:古市邦人)は、精神的な理由による離職や、体調や家庭の事情などにより一般的な就労では不利となる事情を抱えた人が、不利を感じることなく働くことができるワークルールを設計したチャイの製造工房兼カフェをオープンする。

期間限定で行ったプレイベントの様子期間限定で行ったプレイベントの様子

  • 取り組みの背景

近年、精神的な理由で休職する人の数が増加しています。協会けんぽの調査によると、精神疾患が原因による傷病手当受給者が全体に占める割合は、1995年の約4%から2021年には33%まで増加し過去最高となりました。

休職・離職した時にハードルとなるのが、復職の難しさ。そこで、今働けていない人が一歩を踏み出すための「24時間いつ来ていつ帰ってもいい」「アバター(分身キャラ)」で働けるなど、多様な働き方が選択できるチャイの製造工房兼カフェをつくります。

インド発祥のミルクティー「チャイ」の製造販売インド発祥のミルクティー「チャイ」の製造販売

  • 新しく取り入れる3つのワークルール

働くハードルを下げる3つの新しいワークルールを導入し、今働けていない多様な人が働ける環境を作ります。

① 24時間いつ来ていつ帰ってもいい「シフトフリー」

体調が安定していない、家庭の事情で急に予定が入るなど、勤務時間を約束することが負担になってしまう人がいます。そんな人でも「シフトに穴を空ける」ことを気にしなくて良い、24時間いつ来ていつ帰ってもいい制度を製造部門で取り入れます。夜型の人は夜に出勤したり、体調に波がある人は「今日行けそうだな」と思ったら出勤するなど、柔軟な働き方が可能です。

② 姿を見せずに接客の仕事をする「アバター接客」

もともと接客は好きだったのに、摂食障害やアトピー、火傷などで「今の自分の姿を人に見られたくない」と悩む人がいます。そんな人のために自身を別の姿で表現することができる「アバター(分身キャラ)」を使った接客をカフェの一部で実施します。「遠方からでも働きたい」「なかなか家から出れない」という事情の人が働ける方法にもなります。

③ 一人の仕事を複数人でシェアして負担を減らす「ワークシェア」

本来1人で行う業務を複数人でシェアすることで、報酬は減りますが一人あたりに求められる負荷を分散し、余裕を持って働くことができるワークルールです。

  • 店舗オープンまでのスケジュール・取材いただけるポイント

■スケジュール

7月の店舗オープンに向けて、5月中を応募期間とし、6月からスタッフ研修を行い、7月のカフェ店舗オープンを予定しています。製造は7月より開始し、ECサイトでの販売が8月上旬に始まります。

■取材いただけるポイント

6月中旬までに選考を行い、応募者の中からオープニングスタッフを決定します。

スタッフのプライバシーを第一に考えておりますが、取材に応じることが可能なスタッフがいた場合、研修から店舗オープンまでの様子を取材いただくことが可能です。

  • 本取り組みに繋がるこれまでの実績

授賞式の様子授賞式の様子

■ 第9回 GOOD ACTION アワードに「ワークシェア」の取り組みが入賞

一般社団法人 NIMO ALCAMOは、コロナ禍の環境変化などにより休職中・離職中の方を対象に、空き店舗を間借りして飲食店で働くことを試す就労支援プログラム「しごとの間借りプロジェクト」を2022年より運営してきました。 そこで取り組んだのは1人分の仕事を複数人でシェアして、報酬が減る代わりに業務負担を下げながら働けるという「アルバイトとボランティアのあいだ(ワークシェア)」という働き方。2022年度は12名の若者が参加しました。

この活動を、2022年3月、リクナビNEXTが主催する「 第9回 GOOD ACTION アワード」にて働き方への不安を抱える人への新しい選択肢として表彰いただきました。これらの実績を活かして、今回の製造工房兼カフェの運営を行っていきます。

GOOD ACTION アワード入賞概要

https://next.rikunabi.com/goodaction/archive/2022/07/

  • 独自で実施した休職者に関するアンケート調査 

一般社団法人NIMO ALCAMOと一般社団法人キャリアブレイク研究所が共同で休職経験者に対するアンケート調査を実施しました。さまざまな理由による休職者の中でも、メンタルヘルス不調による休職者に起こりやすい傾向や、休職時の過ごし方など、これまであまり調査されてこなかった情報がデータ化されています。

NIMO ALCAMOはこれらのデータをもとに、既存の制度で不足している領域の支援を実施しています。

調査の概要

対象者休職中の方・過去に休職を経験したことのある方
調査期間2022年10月20日~12月10日
調査方法SNSと中心とするweb調査
有効回答数163件
主な調査項目・性別、年代、居住地、最終学歴・業種、職種、雇用形態、世帯構成・休職経験(休職中or過去の経験)、休職期間、休職理由、診断の有無・休職中の過ごし方、相談相手、交友関係の変化・休職中に利用したサービス、休職後の状況・休職中に不安に感じたこと、自分への認識 ・会社が行ったサポートについて・休職のメリット
調査体制サンプル回収(共同実施):一般社団法人NIMO ALCAMO/一般社団法人キャリアブレイク研究所調査分析:一般社団法人NIMO ALCAMO助成:休眠預金活用事業『長期化する若者の「コロナ失職」包括支援』

アンケート結果の一部抜粋

アンケートの全データは弊社webサイトにてダウンロードいただけます。

http://nimoalcamo.com/

  • 就労希望者のエントリーページ

就労希望者向けのエントリーページを公開しています。希望者は以下よりエントリーいただけます。

https://note.com/nimoalcamo/n/n81a257c1e929

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