東映アニメーション、VRChatに新ワールド「ImaginaryPark2070」オープン 「正解するカド」や「楽園追放」などをモチーフ

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東映アニメーションは6月29日、新規事業「ONN’ON STUDIOS」から、第三弾となる新ワールド「ImaginaryPark2070」がオープンしたことを発表した。プラットフォームはVRChat、入場は無料。

ONN’ON STUDIOSとは、東映アニメーションによる複数のワールドから構成されるVRChat上のバーチャル空間のこと。過去の資料のアーカイブと、ユーザーのコミュニケーションの場を形成することを目的とし、1956年の東映動画スタジオや1999年のオタク部屋をモチーフとしたワールドを公開してきた。

新ワールドでは、東映動画スタジオが建つ「1956 年の大泉学園エリア」、「銀河鉄道 999」の999 号やキャラクターたちが潜んでいる「1999 年の秋葉原エリア」の他、本プロジェクトリーダーの野口光一氏が担当する「正解するカド」のカドが出現する「2017 年の羽田空港エリア」、「楽園追放」のアーハンが登場する「近未来の渋谷エリア」など、異なる4つの世界を集約させたマルチバースなテーマパーク空間を制作。

ワールド内には絵師によるキ ャラクターイラストを展示予定。具体的には、有坂あこによる「正解するカド」のヤハクィザシュニナや、高河ゆんによる「楽園追放」のアンジェラ・バルザック、Nelnalによる本プロジェクトをイメージしたオリジナルイラストといったコンテンツが存在する。

「正解するカド」©東映アニメーション/木下グループ/東映
「楽園追放」©東映アニメーション・ニトロプラス/楽園追放ソサイエティ
「ONNʼON STUDIOS」©東映アニメーション

また、新ワールドでは初の試みとしてソニーのキャラクター対話AI技術を導入。公式キャラクラーの「メモリ」(CV:麻倉もも)と「えん」(CV:山根綺)をVR空間AIコンシェルジュとして運用する。AIアバターが入口でお出迎えし、ユーザーは自由に会話を楽しめるという(メモリとえんは、特定のインスタンスにのみ出現。詳細は公式サイトを参照)。

今後は、新アニメの発表やコンテンツをフィーチャーしたバーチャルアニメイベント、IPを活用したアニメ上映やスタジオツアーの実施を予定。

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