世界初の店舗型 VRChat 体験サービス「スグバース」、東京都内で今秋開業予定

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VR、IP、ゲーム等のサービス開発・販売を手掛ける、姫宮VIGサービス合同会社は4日、VRソーシャルプラットフォーム「VRChat」を運営するVRChat社とVRChat体験を店舗に導入するための業務提携契約し、世界初の店舗型VRChat 体験サービス「スグバース」を、今秋東京にオープンすることを発表した。

VRChatは2015年にサービスを開始した、ソーシャルVRプラットフォーム。スタートから8年が経過し、VRChat内のワールド数は10万以上に増え、年間1万回を超えるイベントが日々開催されている。一方でその真価を享受するためには、ハイスペックPCやVRヘッドセットといった「ハードウェア環境」と、メールアドレスに紐づいた各種アカウント作成や2段階認証、ゲームエンジンや3DCGの基礎的な知識といった「一定以上のITリテラシー」、その両方が必要だった。そのため長い間クリエイター達を中心に遊ばれてきており、一般のユーザーが体験する機会は、残念ながらごく限られている。そんな現状を打破すべく、「スグバース」のサービスを準備しているそうだ。「スグバース」でVRChatを体験する手順のイメージは、以下の通り。

1.スグバースHPの予約ページから、体験コースと日時、人数を選択して予約。
2.予約した日時にスグバース店舗へ来店し、ストアアテンダント(SA)へ体験の代金を支払う。
3.予約時間になったら、SAからオリエンテーション(体験説明)が開始。
4.その後、VRヘッドセットを装着いただき、VRChatの世界へ。
5.体験プランによっては、途中休憩あり。
  VRヘッドセット着脱の手伝いはもちろん体験の途中にご気分ががすぐれない場合にも、SAが迅速に対応。
6.体験終了。

※2023年8月4日現在、体験予約は受け付けてない

「スグバース」サービスの特徴の一つが、VR空間内を案内してくれる専門職「バーチャルアテンダント」(VA)の存在だ。スグバースの同時体験人数はコースによって異なるが、いずれもVAの目が行き届く人数となるよう、3~5人程度となっている。

スグバース最初のVAを務めるのは、VRChat内で過ごした時間が7000時間を超える「こんぶちゃん」。

スグバースのサービス運営には、リアル店舗で働く「ストアアテンダント(SA)」と、VR内で働く「バーチャルアテンダント(VA)」の両者が必要となる。今後の店舗数増に比例して、SA、VAどちらの人員も増員していくこととなるが、このうちVAに関しては、「メタバース空間のみでの採用・勤務」という、例を多く見ない、新たな働き方となる。

VRChat社CEO・Graham Gaylor氏より、スグバースへのコメントは下記の通り。

私たちは、新しいプレイヤーの皆さんへ姫宮VIGサービスがお送りする、本物の VRChat 体験を提供するサービス「スグバース」に、非常に興奮しています。 この取り組みは、まだ VRChat の魔法にかかる機会を持っていない人々に素晴らしい機会を提供します。 今、皆さんはスリル満点の冒険に乗り出し、新しい友情を築き、これまでにない新しい世界を探索することができます。

We are incredibly excited about the Sugu-verse service, as it allows Himemiya VIG Service to bring the genuine VRChat experience to a whole new audience. This initiative provides an exceptional opportunity for people who haven’t yet had the chance to immerse themselves in the magic of VRChat. Now, they can embark on thrilling adventures, forge new friendships, and explore a world like no other.

●関連サイト
スグバース(ティザーサイト)
スグバース(X(旧Twitter))